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愛の繫栄

2018年01月05日 | 人生

前回に、「愛の経済学を起こすために、みずからが持っている、なけなしの愛を、まず投げ出していくことです。それを与えることです。そして、愛そのものが仕事をしていくことを見届けることが大事です」と述べました。

                                                                 

それでは、その愛の現れ方は、どのようなものでしょうか。

簡単に述べるならば、それは、優しい心です。他人に対するいたわりです。他人に対するねぎらいです。相手の立場に立って考える心です。そう、「すべての人が、よかれ」と思う心なのです。

 

愛は自我に根ざしてはいません。愛は、自分というものを離れて、自分の周りにあるものを生かしていこうとする力です。

 

太陽は、無所得のまま、植物や動物に光を与え、彼らを育んでいます。愛は、ちょうど、あの太陽の光のようなものです。

 

そうです。「愛とは何か」ということが分からなければ、「愛とは光のようなものだ」と思ってください。よきものを、温度を、熱を、光を与えつづけること、それが愛なのです。

 

愛とは、他の人にとって役に立つものを提供することです。他の人の魂が成長する糧を与えることです。他の人が勇気を持てるようなことを言うことです。他の人が自信を持てるようにしてあげることです。

 

弱き者を単に慰めるだけではなく、弱き者が成長し、独り立ちしていけるように支えることです。強き者がますます徳高くなり、弱き者をも育んでいけるようにしていくことです。すべてのものを成長させていくこと、それが愛なのです。

 

愛について、いろいろなことを述べてきました。しかし、結論は一つです。実践があって初めて、愛は生き生きとしたものになってくるのです。

 

まず、愛を実践してみようではありませんか。

勇気を持って愛を実践したときに、大きな繁栄が、愛の繁栄が起きてきます。愛に満ち満ちた国が、社会が、世界ができてきます。

 

私はそれを確信しています。必ずや、そのようになることでしょう。

 

---owari---

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