夫のほうが家庭向きの夫婦へのアドバイス（後編）

（あなた自身が「自分の本心」をきっちりと固めなければならない）

女性のほうがリーダーシップをとるような夫婦になっているなら、これは、たいていの場合、女性として非常に魂修行をしたくてしたくてしかたがなく出てきているのです。普通の子育てだけでは満足ではなく、「社会生活もして、旦那も食わせて、それでも十分やっていけるぐらいの生き方をしてみたい」と、こう思って来ている場合に、そういうふうに現れてきます。

ですから、「現実が理想的ではない」と言っても、あなた自身が実はそういうものを望んでいる可能性が非常にあるのです。そのため、あなた自身が「自分の本心」というものをきっちりと固めなければなりません。

「ご主人が働いて家庭を護る」ということが自分の本懐だと思うなら、やはり、その方向で道を拓いていくように努力すべきです。

ところが、逆に、男性だけに食べさせられるのは潔(いさぎよ)くなく感じて、どうしても働きたい女性もいるのです。それがあなたの本心であるならば、あなたの旦那様が弱々しくて頼りなく見えても、それはあなたが願っていることの結果なのです。これについては、やはり、その結果を自分で受け入れる以外に手はありません。

このどちらかです。本則はそういうことです。

頑張れば道は開けるのです。そのように頑張ってください。

---owari---