このゆびと~まれ!

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日本神道系の神々の豊かさとは⑤

2020年12月18日 | 日本
(「考え方」で豊かになるか貧乏になるかが分かれる)
今の日本は豊かな国ですし、これからもっと豊かになると、私は信じています。
しかし、考え方において、「貧乏(びんぼう)を愛する考え」を持っていたら、やはり、真に豊かにはなれません。ここについては気をつけてほしいと思います。

この「貧乏を愛している」ということについては、個人にも全体にも当てはまることなのです。
キリスト教には、「金持ちだったら天国に入れない」という考えが一部にありますけれども、本当にそう思っていたら、今のキリスト教国の発展はありえません。したがって、イエスの言葉であっても、耳でだけ聞いて、頭に通っていないだけなのでしょう。「昔の時代の教えだから」と思って、いちおう分けて考えているのだと思います。

もし、「個人」においても、商売をしている人が、「ああ、こんなに儲けてはいけない」などと心のなかで思っていると、大きな商談が流れていくようになるので失敗します。

また、「組織」においても同じことはあります。「宗教で金儲けをしてはいけませんか」とか、「豊かになってはいけません」などと言っていると、資金はなくなっていきます。「『食うや食わずや』が正しい宗教なんだ」ということになれば、その宗教は広がらないのです。

広がらなくてもよい宗教であるならば、「それほど重要な宗教ではない」ということでしょう。「広がらなければいけない。全世界に広げる」ということであれば、やはり負けてはいられません。

マザー・テレサの修道会でも、四千人以上ものシスターを養いながら、全世界で活動しています。あのように、みな質素に生活していても、全世界で伝道するためには、それなりに資金が必要になってくるわけです。

学校の教科書にはどのように書いているのか知りませんが、「よいことのために使うお金は、それによって事業を前進させることができるし、それによって時間を節約でき、早くすることもできる。したがって、時間を買えるお金、および、大勢の人を雇(やと)えて事業を大きくすることができるお金は、その目的、動機において正しいものであり、結果として人類を前進させるものであれば、悪いものではないのだ」という考えを、折々にきちんと挟(はさ)み込んで教えてあげることは大事です。

この哲学を一行入れるかどうかで、人生は非常に大きく変わっていきます。この考え方が入っただけで変わっていくのです。

---owari---
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