経済発展が長らく遠のいていた日本。
AIが進歩しても、
まるで人間の生活は、
昔戻りしていくようだ。
たとえば、
近年は「純愛ブーム」も、
静かに復活しつつある。
孤独な高齢老人も増えて、
家族の絆(きずな)が再び必要になってきた。
「結婚への憧れ」が、
また甦(よみがえ)ってくると、
私は少しうれしい気持ちになってくる。
異性が輝いて見えた青春時代。
はるかに通り過ぎてから、
その尊(とうと)さがわかってくる。
今は、五十代、六十代になっているはずの、
若き日の女神たちは、
私の心の中や、
夢の中では、
今も、二十代の輝きを放(はな)っている。
若き日の恋愛の多くは実らない。
しかし、
「美」や、
「永遠」、
「求道心(ぐどうしん)」を、
苦(にが)い挫折(ざせつ)体験が育(はぐく)んでくれる。
「限りなく透明な風」になっていこうとする私に、
一人の女性として愛を求めてくれた天使たちに、
今は感謝している。
---owari---
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