【 籠 ( こ ) もよ み籠 ( こ ) 持ち ふくしもよ みぶくし持ち この岡に 菜 ( な ) 摘 ( つ ) ます児 ( こ ) 家 ( いえ ) 告 ( の ) らせ 名告 ( の ) らさね そらみつ 大和の国は おしなべて 我 ( われ ) こそ居 ( を ) れ しきなべて 我 ( われ ) こそいませ 我こそば 告 ( の ) らめ 家をも名をも 】
雄略天皇
籠も
持って
若菜を摘む
いい
持って
春の岡で
摘んでいる
そこにいる娘さんよ
すきだょ
どこ
ききたいな
さぁ
言って下さいね
天下の大和の国は
教えて下さいね
お家も
ね
この歌は
4516首ある中の
第1巻の
出ています歌です
雄略天皇さま( 21代 ) の
めずらしい
心はづむ
まことの心を
さしだされた
求愛
ちょっぴり
勇気のいること
大和を見おろす
初瀬 ( 万葉集巻第11・2511 )
へらを持って
摘んでいる少女に
求婚
あぁ~
夢のなかでも
いいので
そんな
ロマンチックな
あぁ~
夢
あぁ~
ありがとう於良