(山形 天童市で「人間将棋」)
① ""山形 天童市で「人間将棋」""
2019年4月20日 19時18分
将棋駒の生産量日本一の天童市で行われる人間将棋。戦国時代に豊臣秀吉が家来を駒に見立てて将棋を楽しんだことが由来とされ、毎年春の風物詩となっています。
会場の公園は、およそ2000本の桜が満開となる中、縦横およそ15メートルの巨大な将棋盤が設けられました。そして、かっちゅうや着物に身を包んだ地元の高校生40人が「王将」や「飛車」などののぼりを持って整列しました。
対局に臨んだのは、宮宗紫野女流二段と現役高校生の加藤結李愛女流2級です。2人は武将になりきった口調で指示を出し、武者や腰元にふんした高校生たちが盤上を動いていました。
また、今回は地元の将棋教室代表の小学生2人と国内で開発された将棋用の人工知能との対局も行われました。人工知能は過去にはプロ棋士に勝利していて、アーム型のロボットを使い的確に駒を移動させます。対戦では小学生たちが健闘し、最後は敗れましたが会場からは拍手がわき起こっていました。
訪れた人は「人間将棋はスケールが大きくて見応えがあります」と話していました。
人間将棋は21日も行われます。