(法隆寺で国宝「救世観音像」特別公開)
① ""法隆寺で国宝「救世観音像」特別公開 奈良""
2019年4月11日 13時43分
聖徳太子ゆかりの奈良県斑鳩町の法隆寺で、ふだん見ることができない国宝の救世観音像が11日から特別に公開されています。
法隆寺の夢殿に安置されている国宝の救世観音像はふだんは秘仏として非公開となっていて毎年、春と秋に特別に公開されています。
11日は午前8時から夢殿で法要が営まれ、僧侶がお経を唱える中、厨子の扉が開けられると神秘的なほほえみを浮かべた救世観音像が姿を現しました。
救世観音像は、高さがおよそ1メートル80センチの飛鳥時代の木造の仏像で聖徳太子を模して作られたとされ、細身のしなやかな姿が特徴です。
訪れた人たちは、春と秋にしか拝観できない観音像をじっくりと眺めたり、静かに手を合わせたりしていました。👀
東京から訪れた男性は「この日のために来ました。観音様は神々しく、感動しました」と話していました。
法隆寺の大野玄妙管長は「この春の公開は平成から令和になる巡り合わせとなりました。聖徳太子も言われた和は広い意味があり、世界が平和になってほしい」と話していました。
救世観音像は来月18日まで公開されます。