2019/04/25 18:33
■レートは終値(前日比または前週末比)、安値─高値
🌸<外為市場>
ドル/円<JPY=> ユーロ/ドル<EUR=> ユーロ/円<EURJPY=>
午後5時現在 111.82/84 1.1153/57 124.82/86
NY午後5時 112.17/20 1.1152/56 125.12/16
午後5時のドル/円は、前日ニューヨーク市場午後5時時点に比べてドル安/円高の1 11円後半。日銀決定会合ではフォワードガイダンスの明確化がなされたものの、為替市場 の反応は限定的だった。前日4カ月ぶり高値をつけた流れを引き継いで、朝方は輸入企業や 短期筋のドル買いが先行したが、午後は111円後半でのもみあいとなった。
🌸<株式市場>
日経平均 22307.58円 (107.58円高)
安値─高値 22155.23円─22334.69円
東証出来高 12億2102万株
東証売買代金 2兆2781億円
東京株式市場で日経平均は反発した。10連休を控えて様子見ムードが強く、朝方は小 安く始まったものの、為替の円安基調が安心材料となってプラス圏に浮上した。日銀が金融 政策決定会合でフォワードガイダンスを修正、「少なくとも2020年春ごろまで」と緩和 姿勢を明確化したことに海外短期筋が反応し、先物主導で上げ幅が拡大した。電鉄、不動産 など金利敏感株への買い戻しも相場の支えになった。
🌹 東証1部騰落数は、値上がり1578銘柄に対し、値下がりが489銘柄、変わらずが 73銘柄だった。
🌸<短期金融市場> 17時11分現在
無担保コール翌日物金利(速報ベース) -0.075%
ユーロ円金先(19年6月限) 99.965 (変わらず)
安値─高値 99.965─99.975
3カ月物TB -0.170 (+0.005)
安値─高値 -0.170─-0.170
無担保コール翌日物の加重平均レートは、速報ベースでマイナス0.075%になった 。10連休を前に資金調達意欲は限定的だった。ユーロ円3カ月金利先物は期先物が強含み 。
🌸<円債市場>
国債先物・19年6月限 152.63 (-0.03)
安値─高値 152.56─152.82
10年長期金利(日本相互証券引け値) -0.035% (+0.005)
安値─高値 -0.030─-0.050%
国債先物中心限月6月限は前営業日比3銭安の152円63銭となり、小反落した。前 日の欧米債高が朝方の支援材料となったが、超長期債の地合いの悪さが意識された。日銀は 金融政策決定会合で、政策の現状維持を決定した一方、フォワードガイダンスを修正した。 ヘッドラインに反応する形で国債先物は上げ幅を拡大したが、買いは続かずポジション調整 の売りに押された。
10年最長期国債利回り(長期金利)の引け値は、前営業日比0.5b p上昇のマイナス0.035%。 今回、日銀はフォワードガイダンスを見直し、現行政策の維持の期間について、「当分 の間」に加え、「少なくとも2020年春ごろまで」との記述を追加・明確化した。20年 春という時期自体は「消費増税後の景気への影響を考慮すれば当然」(国内証券)との見方 が優勢だが、「状況次第で期間は先延ばしができるため、ハト派的な姿勢をみせる余地が生 じることになる」(外資系証券)との声も聞かれた。
もっとも、前場から超長期債が軟調に推移しており、決定会合に対する初期反応はすぐ に打ち消された。同時に公表された「強力な金融緩和の継続に資する諸措置」については、 円債市場全体への影響はニュートラルとの受け止めが広がったもよう。
明日予定されている長期対象の日銀の国債買い入れオペで、買入予定額が減額されるリスク や、同日夕に日銀が公表する「当面の長期国債等の買入れの運営について」で、減額が示唆 される可能性も意識された。
ポジション調整の売りで国債先物は一時152円56銭(前営 業日比10銭安)まで軟化したが、大引けにかけては下げ渋った。 現物市場では新発20年債利回りが前日比2bp高い0.390%、新発30年債利回りは 一時同2.5bp高い0.585%、新発40年債利回りは同2.5bp高い0.620% に上昇。イールドカーブはベア・スティープ化した。
🌸 <スワップ市場> 15時37分現在の気配
2年物 0.02─-0.07
3年物 0.02─-0.07 4年物 0.03─-0.07
5年物 0.04─-0.05
7年物 0.09─-0.00
10年物 0.19─0.09