(打ち上げ中止「こうのとり」1週間程度で打ち上げ日再設定へ)
① ""打ち上げ中止「こうのとり」1週間程度で打ち上げ日再設定へ””
2019年9月11日 20時43分
国際宇宙ステーションに物資を運ぶ、日本の宇宙輸送船「こうのとり」8号機を載せたH2Bロケットは11日、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられる予定でしたが、ロケットの発射台で火災が起きたため打ち上げは中止されました。
打ち上げを行う三菱重工業が火災の状況を調べたところ、次の打ち上げを行うための原因の究明と対策について、1週間程度で再度の打ち上げを行う日程を設定できるという見通しを示しました。
今回の打ち上げは、新しい「宇宙活動法」が施行されたため、実施の主体がJAXA=宇宙航空研究開発機構から三菱重工業に移って、初めてのケースになります。
② 「宇宙活動法」(wikipedia)
人工衛星等の打上げ及び人工衛星の管理に関する法律(じんこうえいせいとうのうちあげおよびじんこうえいせいのかんりにかんするほうりつ、平成28年11月16日法律第76号)は、人工衛星の打ち上げとその管理に関する日本の法律。通称は宇宙活動法。全8章65条および附則からなる。
概要
同法は、人工衛星の打ち上げに対する一定の規制を設け、営利を追求した無謀あるいは悪質な宇宙開発に歯止めをかけるために制定された。
具体的には人工衛星の打ち上げが許可制となり、また事故時の保証体制の確立を義務化し、違反には罰則がある。
成立の背景
日本においては宇宙基本法がすでに成立していたが、2010年代後半から人工衛星の打ち上げが激的に増加したため、それに対応する形で制定された。
アメリカ合衆国においては同様の法律が先行して存在しており、日本も追随した形になる。