2019/10/04 11:52
[東京 4日 ロイター] -
<11:48> 前場の日経平均は続落、円高基調が圧迫 イベント前の様子見ムードも
🌧 前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比19円75銭安の2万1321円99銭となり、小幅に 続落した。
海外時間に発表された米ISM非製造業景気指数が約3年ぶりの低水準となり、米国の追加利下 げ期待が急速に高まった。外為市場でドル/円が106円後半まで円高が進行し、日本株は朝方から売りが 先行した。今晩に米雇用統計の発表を控えて様子見ムードも広がった。
🐯🐉 ISMが発表した9月の非製造業景気指数は2016年8月以来の低水準となり、通商問題の影響が経 済の広範な分野に波及している可能性が示唆された。米国では10月の追加利下げ期待が高まり、CMEグ ループのフェドウオッチの金利先物市場が織り込む10月利下げ確率は86.1%に上昇した。
☀ ✖ ☔ 利下げ期待は米国株式市場の支えとなるが、外為市場ではドル安/円高要因になり得る。ドル/円は1 06円後半まで下落し、日本株の圧迫材料となった。
☔ TOPIXは0.27%安で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は7856億円と薄商いだった。 東証33業種では、石油・石炭、陸運、情報・通信、その他製品を除く29業種が値下がり。銀行、建設、 保険、電気・ガスなどが値下がり率上位となった。
🐔 市場からは「消費者信頼感指数、ISM非製造業景気指数が悪化してきているのでクリスマス商戦に向 けて若干の不安はあるが、ISM非製造業は好不況の境目となる「50」を割っておらず、小売売上高も比 較的堅調だった。
👤 10月前半に動揺しているが、後半に向けて株価は堅調に推移しそうだ(三木証券・投資 情報課長、北澤淳氏)との見方が聞かれた。
東証1部の騰落数は、値上がりが591銘柄に対し、値下がりが1445銘柄、変わらずが115銘柄 だった。
<10:40> 日経平均はマイナス圏でもみあい、米雇用統計を控え様子見
🌧 👤 日経平均はマイナス圏でもみあい。2万1300円付近を推移している。ドルは106円台に入り円高 基調となっており「3日の米国株市場は反発したものの、日本株は為替が原因で追随できていない。今夜に 米雇用統計の発表、来週は米中閣僚級協議を控えているため様子見ムード。後場の動きも限定的だろう」( 三菱UFJモルガン・スタンレー証券・投資ストラテジストの三浦誠一氏)との声が出ていた。
<09:18> 寄り付きの日経平均は続落、円高を嫌気 米国景気への懸念も
🌧 寄り付きの東京株式市場で、日経平均は前営業日比25円56銭安の2万1316円18銭となり、続 落した。
海外時間に発表された米ISM非製造業景気指数が約3年ぶりの低水準となり、米国の追加利下げ 期待が高まった。
外為市場で進んだドル安/円高に圧迫され、日経平均にも売りが先行した。その後は前日 終値を挟んで一進一退となっている。
業種別では、石油・石炭、その他製品、パルプ・紙、電気機器などが 買われている。半面、保険、銀行、鉱業などが安い。
<08:31> 寄り前の板状況、輸出関連株は概ね売り買い拮抗
🐔 市場関係者によると、寄り前の板状況は、トヨタ自動車<7203.T>、キヤノン<7751.T>、パナソニック<6 752.T>が売り買い拮抗。ホンダ<7267.T>、ソニー<6758.T>は買い優勢。
指数寄与度の大きいファーストリテイリング<9983.T>、ファナック<6954.T>は売り買い拮抗。
三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>、三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>、みずほフ ィナンシャルグループ<8411.T>などメガバンクも売り買いが拮抗している。