① ""大質量星もガス円盤から誕生? 〜大質量星を回る高温水蒸気のガス円盤を発見””
2014年3月 4日 |研究成果
👤👥 国立天文台の廣田朋也助教が率いる研究チームは、アルマ望遠鏡とVERA(ベラ)望遠鏡などによる観測から、誕生後間もない大質量星周辺に高温水蒸気ガスの回転円盤を発見しました。
これまで、大質量星がどのように誕生するかは論争が続いていましたが、今回の研究によって、大質量星も太陽のような中小質量星と同様、回転ガス円盤を通して物質が集まることで誕生するということがわかりました。
研究チームが観測したのはオリオンKL電波源I(アイ)です。この天体は、オリオン大星雲にある生まれたての大質量星の一つです。
アルマ望遠鏡を用いた観測から、電波源Iの周辺にある 3000ケルビン の高温水蒸気ガスからの電波を高解像度で撮像することに成功しました。
研究チームは過去に行われたVERA望遠鏡などによる観測と合わせることで、この高温の水蒸気を含むガスが電波源Iを回る回転円盤であることを確認しました。
回転円盤は太陽系と同じくらいの大きさで、直径は地球と太陽の距離の約80倍と見積もられます。
アルマ望遠鏡の高い解像度によって、今回初めて電波源Iの正体がガス円盤であることがわかりました。研究チームは、今後さらに性能が高くなるアルマ望遠鏡での観測を行い、電波源Iのより詳しい性質や進化の謎に迫りたいと期待しています。
電波源Iの想像図
※ (3000) ケルビン
Metric Conversions (引用元)
ケルビン から 摂氏へ変換する
摂氏
当初は水の凝固点(その後氷の融点)で定義さていたセルシウス度は、今では正式にケルビン度に関連して定義される派生尺度である。
現在、摂氏0度(0°C)は273.15ケルビン度(K)と定義されている。1 Kと1 °Cの温度差は同等で、各温度計のメモリの幅は同じである。 これは以前水の沸点と定義されていた100°Cが、現在は373.15 Kと定義されることを意味する。
摂氏温度の尺度は、比率システムではなく、インターバルシステムで、それは絶対的ではなく、相対的な尺度に従うことを意味する。20°Cと30°Cの間の温度間隔が30°Cと40°Cと同様だが、40°C が20°C の倍の空気熱エネルギーを持たないことから理解できる。
1°C(摂氏) の温度差は、1.8°F(華氏)の温度差に相当する。
(wikipedia)
日本の法令上は、計量法第3条の規定[2]に基づく計量単位令(平成4年政令第357号)が、計量単位令の一部を改正する政令(令和元年5月17日政令第6号)により改正され、2019年5月20日に施行することにより変更された。計量単位令における定義の表現は次のようになっている。
ボルツマン定数を0649×10−23J/K とすることによって定まる温度(ケルビンで表される温度は熱力学温度とし、セルシウス度又は度で表される温度はセルシウス温度(ケルビンで表した熱力学温度の値から273.15を減じたもの)とする。) 1.38
(計算式)
3000-273.15=2726.850℃