(静岡の工場から農薬入りボトル流出)
① ""静岡の工場から農薬入りボトル流出 台風19号の高潮の影響””
2019年10月17日 19時30分 台風19号 被害
農薬として使われるリン化アルミニウムが流出したのは、静岡市清水区にあるJーオイルミルズの静岡工場です。
会社によりますと、この工場では台風19号による高潮の影響で浸水する被害があり、台風が通過した今月14日に農薬を保管していた保管庫の扉が壊れ、粒状の農薬1キログラムが入ったアルミ製のボトル4本がなくなっているのを職員が見つけたということです。
このうち1本は工場の敷地内で見つかっていて、残る3本を引き続き探しているということです。
リン化アルミニウムは、毒物に指定されていて、穀物を保管する際に病害虫の発生を防ぐためガス状にして使います。
会社によりますと、農薬が入ったボトルは頑丈で、開けるには専用の道具が必要なため、中身が漏れ出す可能性は低いとしていますが、農薬を直接口に入れたり、空気中の水分と反応して発生したガスを大量に吸い込むと、死亡する危険性もあるということです。
このため、ボトルを見つけた場合は、絶対に手を触れずに、最寄りの警察か、会社に連絡するよう呼びかけています。
「Jーオイルミルズ」は、「大変なご心配とご迷惑をお掛けし、深くおわび申し上げます」とコメントしています。