2019/07/31 15:51
[東京 31日 ロイター] -
<15:30> ドル108円半ば、FRBはB/S縮小の前倒し終了も議論か
💲¥ ドルは108.53円付近、ユーロは121.10円付近。英ポンドは131.94円付近。
👀👂 注目される米連邦公開市場委員会(FOMC)では、利下げが確実視されているが、一部の市場参加者は、バランスシート(B/S)縮小の前倒し終了も議論される可能性があるとみている。
FRBは2017年10月にB/Sの縮小に着手したが、今年3月のFOMCで、5月から縮小ペースを減速し、保有財務省証券の縮小ペースを最大300億ドルから150億ドルに半減することを発表。保有証券(財務省証券及びMBS)の縮小を9月末で終了することも決めた。
📚 FRBのデータによると、B/S縮小開始から現在に至るまでの22カ月間に、FRBのB/S規模は4.43兆ドルから3.80兆ドル(7月24日時点)へと6300億ドル減少している。
♠👤 トランプ大統領はこのB/Sの縮小を「量的引き締め」と呼び「ばかげている」と形容し、早期に停止することを促している。
🐓 市場では、「前倒し終了したところで、たった2カ月なので、たいしたインパクトはないだろう。ただ、B/Sの再拡大まで議論が及んだ場合は、緩和の長期化が示唆されることになる」(ストラテジスト)との見方がでていた。
<14:36> 英ポンドは132円付近、投機筋の標的に
£¥ 英ポンド/円は132円付近。
前日につけた2年8カ月ぶり安値の131.51円から小幅に切り返したものの、下落トレンドからは抜け出せていない。きょうこれまでの安値は131.86円。
£ 「ポンドはいじめられっ子のようなもの。投機筋の売りターゲットになっている。当初は英ポンド/ドルやユーロ/英ポンドでのポンド売りが主流だったが、対円にも波及してきた」(外為アナリスト)との見方が出ている。
🐉 市場では午前に発表された中国の経済指標が話題となっていた。
中国国家統計局が発表した7月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.7と、6月の49.4から上昇したが、景況拡大と悪化の分かれ目となる50は3カ月連続で割り込んだ。市場予想は49.6だった。
🐯🐉 米中貿易摩擦が企業の利益や景況感、投資などに打撃を及ぼす中、中国経済に一段のしわ寄せが及んでいることが示された。
☁ 上海総合指数は目下前営業日比0.62%安の2933.92付近。
<13:45> ドル108円半ば、ドルは過去2カ月間109円台に乗せられず
💲¥ ドルは108.56円付近。 朝方から108.50―108.65円と極めて狭いレンジでの取引となっている。
ドルは6月、7月と106円台―108円台での値動きが続き、5月31日以来過去2カ月間、109円台を1度もつけていない。
🐓 市場では、109円という中途半端な水準でどのような売りがあるのかという声も上がっている。
109円台に達しない理由としては、大企業製造業の下半期の想定レート(6月の日銀短観)が109.34円にあるため、109円台では輸出業者を中心に売り需要が強まりやすいことや、為替証拠金取引で109円付近に売りオーダーがあるとの指摘も出ている。