(東京証券取引所/内部)
① ""東証上場企業 中国経済減速などで製造業減益 第1四半期””
2019年7月31日 13時39分 、米中貿易摩擦
東京証券取引所では31日、3月期決算の1部上場企業の18%に当たる282社がことし4月から6月までの第1四半期の決算を発表するピークになりました。
証券大手のSMBC日興証券のまとめによりますと、30日までに決算発表を終えた308社の経常利益は、去年の同じ時期より17.8%下回っています。
🚙 📺 このうち製造業は30.1%の減益となり、業績の低迷が顕著になっています。
中でも自動車メーカーなどの「輸送用機器」は73%、電機メーカーなどの「電気機器」は32%、工作機械メーカーなどの「機械」は29%、利益が減っています。
🐯🐉 米中貿易摩擦などで中国経済が減速し、消費や設備投資が落ち込んだことが大きな理由で、今年度の業績の見通しを下方修正する企業も相次いでいます。
👤 SMBC日興証券の伊藤桂一チーフクオンツアナリストは、「第1四半期で業績見通しを修正する企業は例年は少ないが、ことしは現時点で6%程度の企業に上りやや多い印象だ。米中の貿易摩擦の行方が不透明で、企業の想定よりも円高ドル安になっていることを考えると、業績を修正する企業がさらに出てくる可能性がある」と話しています。