じじい日記

日々の雑感と戯言を綴っております

野良写真

2013-04-14 18:39:32 | 写真

野良写真を撮りに行ってみた、が?
野良写真を撮りに行きました。
で、桜が良いと言う噂なんで人混み覚悟で出掛けた訳です。
カブッチにまたがり、後の箱には一眼レフとレンズ3本を入れ、前のカゴには、コンデジを2台入れて出掛けた訳です。
で、取り敢えずどこへ行くと言うアテも無かったんですけれども、朝に聞いたラジオで、市内の花見場は超混雑の予定、と、言う事で、やっぱし有名どころは止め~・・・と。
そんな訳で、ンじゃぁ、未だ早すぎるとは思うけれども、残雪の蔵王を背景にして釜房ダムの桜を撮ってみっかぃ?と、出掛けた訳です。
いや、それにしても早すぎましたわ~・・・ほとんど咲いていないんですもん。
湖面ではヘラブナ釣りかなんかの人が日当りの良い所で群れてますけれども、花見の人なんか皆無。
いや、なんて言うつまらない構図だとか言うのは止めてくれたまえ。
これしか咲いてい無いんだから、他に構図も糞も無いんですからね


そんでもチラホラと咲き始めた枝を見つけては、背景に蔵王が入れるにはドーすれば、と思案と苦労の末なんとなく移りそうな場所を見つける訳ですが、しかし、今度は藪と言いますか、雑草が生い茂っちまって残雪に輝く蔵王の前に立ち塞がっちまう訳です・・・糞っ垂れめがぁ~と怒った所でドーにもなんないし。







ドーですか? この間抜けな風景は?
釜房ダムの遠景なんか寒々しくて、なぁーんにも面白く無い訳です。
いや、これなら氷結していた頃とか、水鳥がチャプチャプ浮かんでいた真冬の方が未だ風情が有ったと思う訳です・・・。
本日の釜房ダム周辺には、写真になる物が皆無でありました。






釜房湖がダメなのに大倉ダムなんか咲いてる訳ネェよなぁ~と、思いつつも、ドーせ帰り道だし、少し遠回りして寄ってみんべ、と。
いや、大倉ダムの桜は知る人ぞ知る、知らない人は全く知らないと言う、隠れた名所であります。
ナニが名所かと申しますれば、ダムの放水と桜の花が重なって、迫力と優雅さの渾然一体とでも申しましょうか? 
まっ、そう言う変な組み合わせが出来る訳です。
しかし、お写真の通り、放水も無ければ花の一輪も咲いていなかった訳で、見事に玉砕でありました。


で、朝、店にカメラを取りに行った時にお客さんから、カタクリの花が良いようだけど・・・と、言う情報を頂いた訳です。
おお、それなら我が家の裏山に行けばよいかも知れない、と言う事で、バイクを置いて歩いて田圃道から裏山へ、そして、いつもの大國神社のカタクリの群生地へと廻った訳であります。
田圃道へ出る途中に畑の脇の野菜くずを捨ててある所・・・要するにゴミ捨て場ですが、そこに大根の花が咲いていました。
真っ白くて控えめな姿が、おっさんは好ましいと思う訳です。
隣に真黄色の菜の花も有りましたが、やっぱし大根の花に目が行っちまいます。


いや、おっさん家の周りじゃ今が梅の真っ盛りなんですから。
桜なんて未だ4~5日は早いんじゃないんですか?
と、言いつつ、大國神社の下の梅は未だ一輪も咲いていない訳で、桜は来週かもね。
ウグイスとキジが煩い程に鳴いてます。
キジは繁殖期なのかな? ホントに良く鳴いてます。





田圃ではトラクターが唸ってまして、田おこしの真っ最中でありました。
で、始めて見て驚いたのが、田圃の畦もトラクターで作れるんでありますね。
まっ、田圃を知らないとおっさんが何を宣っているのか?だと思うんですけれども、しかし、今時の機械化と言うのは凄いもんです。
暫く見てたんですけど、田圃一枚が終わるとトラクターで農道を疾走して次の田圃に廻り、そして耕してはまた次へと行く訳です。
米も野菜も石油が作るって揶揄される事も有る訳ですが、現場を見れば頷いちまいます。

で、田圃の用水路と言いますか、この写真の流れは「一級河川芋沢川」なんですけれども、雪解けが進む今で田植え前・・・水が澄んで勢いが有って今が一番きれいです。













じーっと見ると「おっさん顔の土筆」であります。
いや、無数とも言えるつくしの中から特別こいつだけが目立っていました。
土筆を撮るんならぜひ私を、とアピールしている風で、ニョキニョキとは得ている中でも特別小さいのにコレを撮っちまった訳です。

居るよね・・・こう言う奴って・・・ナンだか訳分らないんだけれども目立つ奴って。



















これ、この写真はPCで見てショックでしたわぁ~・・・。
おっさん、ファインダーを覗いてマニュアルでピントを当てている訳なんですけれども、カメラの合掌マークも点いて、音もピピって鳴ったんで行けてると思った訳です。
しかし、結果は左のカタクリの手前の花びらにだけピントが来ちまっている訳です。
老眼でよく見えないと言うのは否めないんですけれども、それにしても残念と言いますか、悔しいと言いますか・・・もうダメと言いますか。

構図と光り回りは本日一番かな?と思ったんですけれども・・・これじゃぁねぇ。
いや、ホントに・・・勿体無い事をしました。
雄しべだか雌しべだか・・・ナンであれ、つんつんしている所にピントが来てたら良かったんですけどねぇ。
とても良い塩梅で西日が入っていましてね・・・ああ、勿体ねぇ、と。









これもイマイチと言いますか・・・。
歩いて行ったんで、重いからって100マクロ一本しか持って行かなかったのが敗因でありましょう。
いや、200ミリを持って行くかなぁ?と、思ったんですけれども、一周7キロ程度有る訳で、山道も有るしなぁ・・・と、言う事で省いちまった訳です。

いや、歩く所が決まっていましてやたらと踏み込んで近づくのは御法度な訳で、意外と制約が有るんです。



これも光り回りが良いと思って撮ったんですけれども、しかし、周りに引き立て役が誰も居なくて、ポツンとカタクリだけが有ると言う・・・いわゆる図鑑写真と言う奴ですか? 

花って、それ自体がきれいで被写体になりそうな気がしてカメラを向ける訳ですけれども、アレです・・・シロートの美人さんよりブスでもプロモデルの方が写真にすれば見られる、と言われるのと似てるんじゃないかと思う訳です。

キレイ・可愛い、でシャッターを切っても、後で見るとどこかつまらない・・・奇麗な花が写ってるんですけど、何も感じない・・・味の無い写真とでも申しましょうか。
おっさん、センスは無いからねぇ・・・うちわ専門なんです。

しかも、真ん中に持って来てるし・・・うん、良いとこ無いな。






いや、おっさん個人的には本日一番好きな写真はコレであります。
なんと言う事も無いこの被写体・・・しかし、この構図に侘びと寂びを盛り込んでみたつもりなんですけれども・・・なにっ? 感じませんか?
貴方・・・鈍感ですね、たぶん。

しかし、欲を言えば背景に緑のボケなどが一点入ってもらえたら良かったし、西日が陰り切る寸前で暗かったんですけれども、何処かに日の当たる場所が残っていて光ってくれてたりしたら満点なんですけど・・・これだと45点ですね。

いや、老眼で良くあそこにピントが来たな・・・55点だなっ。


ショウジョウバカマです。
西日がチョビッと当たっていたので救われたんですけれども、しかし、けっこう暗くて撮り難いと言いますか・・・まっ、撮り難かったのであります。

しかしアレです・・・誰でも知っている花を、ヒョイと行ってチョイチョイと撮って、それで傑作が撮れたら写真家のセンセーも苦労はしない訳であります。
そこをシロートのおっさんがのこのこと出掛けて行ってフンフンと鼻息を荒くして撮った所で、大したモノが撮れるはずも無い訳ですが・・・ソコはソレ・・・写真が下手だぁ?

どーだっていいじゃねぇかそんな事は・・・と、言うことで、お見苦しいのを最後まで見て頂きありがとうございました。

コメント
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