映画を見て来た訳です・・・アメリカ映画です。
私らは・・・あっ,女房と二人で行きました。
女房と行く訳は,あっちが年上で,夫婦で行くとシルバー料金の1100円で見られるからであります。
で,見た映画は「LIFE」であります。
これ,写真誌のLIFEで働くフィルムの管理責任者が主人公なんですけど,画面の中に往年のLIFE誌を飾った写真が随所に出ていたりして,それだけでも写真好きには堪らない訳です。
で,このお話しの種が一コマのフィルムなんですけど,それがスリーブで映る時に,コダックのTX400と、キッチリ出る訳であります。
モノクロのプロ好みのフィルムで,400と言うラチチュードの広さとは思えない高精細の描写をするフィルムであります・・・と、思って自分も使っていましたが。
で,LIFE誌のフィルム保管庫はホントーにあんな様なのかな?と,思わせる魅力的な空間で,高層ビルの一室にアレが在ったと言うのがまた似合わなくて,アナログ的で痺れちまう訳であります。
で,物語は多少荒唐無稽とも言える展開では在るんですけど,恐らく,歴代のライフのカメラマンはあの程度の過酷さは克服して撮っていたのであろう事を暗に見せていたのかと思ったりして。
まっ、しかし,LIFE誌を知らない,写真もあんまし興味が無い人の見方は恐らく全然違うんだろうと思いますが,多少なりともシャッターを切る事に拘りを持った人なら感慨深く,また味わい深い台詞や場面が多々有ると思う訳であります。
No.25の一コマの根がを探して冒険的な旅に出る訳ですが,ラストに近いシーンで主人公がフィルムに掛けた思いと言いますか,気持ちを真っ正面から出す場面が在るんですけど,自分もフィルムを扱った者として、短い言葉に共感しまくり,涙さえ出そうでありました。
最後は・・・コマNo.25のフィルムが無言でLIFE誌の終わりを語り,その後,二人が手を繋ぐシーンで新しいLIFEが始まる事を告げたと思う訳です。
雑誌のLIFEと人間模様のLIFEのお話しでありました,と。
映画「LIFE!」オフィシャルサイト
映画「LIFE!」オフィシャルサイト。大ヒット上映中!この映画には「!」がある。臆病で 空想癖のある主人公が、勇気を持って人生を変える“瞬間”を描いた共感の物語。
いや,上記はオフィシャルサイトの案内と言いますか,説明文なんですけど,この説明は的外れだと思います。
主人公は臆病でもなければ,フィルム探しの旅は勇気を振り絞って行った訳ではないと思います。
下地は子供の頃から在ったモノを父の死と言う現実で封印していただけで,そして,仕事に忠実でフィルムを心の底から大切にしていた。
No.25の一コマを命懸けで探し出したのは職務を全うした,ただそれだけであったはずです。
フィルムの時代かぁ~・・・遠くなりましたねぇ~。
私らは・・・あっ,女房と二人で行きました。
女房と行く訳は,あっちが年上で,夫婦で行くとシルバー料金の1100円で見られるからであります。
で,見た映画は「LIFE」であります。
これ,写真誌のLIFEで働くフィルムの管理責任者が主人公なんですけど,画面の中に往年のLIFE誌を飾った写真が随所に出ていたりして,それだけでも写真好きには堪らない訳です。
で,このお話しの種が一コマのフィルムなんですけど,それがスリーブで映る時に,コダックのTX400と、キッチリ出る訳であります。
モノクロのプロ好みのフィルムで,400と言うラチチュードの広さとは思えない高精細の描写をするフィルムであります・・・と、思って自分も使っていましたが。
で,LIFE誌のフィルム保管庫はホントーにあんな様なのかな?と,思わせる魅力的な空間で,高層ビルの一室にアレが在ったと言うのがまた似合わなくて,アナログ的で痺れちまう訳であります。
で,物語は多少荒唐無稽とも言える展開では在るんですけど,恐らく,歴代のライフのカメラマンはあの程度の過酷さは克服して撮っていたのであろう事を暗に見せていたのかと思ったりして。
まっ、しかし,LIFE誌を知らない,写真もあんまし興味が無い人の見方は恐らく全然違うんだろうと思いますが,多少なりともシャッターを切る事に拘りを持った人なら感慨深く,また味わい深い台詞や場面が多々有ると思う訳であります。
No.25の一コマの根がを探して冒険的な旅に出る訳ですが,ラストに近いシーンで主人公がフィルムに掛けた思いと言いますか,気持ちを真っ正面から出す場面が在るんですけど,自分もフィルムを扱った者として、短い言葉に共感しまくり,涙さえ出そうでありました。
最後は・・・コマNo.25のフィルムが無言でLIFE誌の終わりを語り,その後,二人が手を繋ぐシーンで新しいLIFEが始まる事を告げたと思う訳です。
雑誌のLIFEと人間模様のLIFEのお話しでありました,と。
映画「LIFE!」オフィシャルサイト
映画「LIFE!」オフィシャルサイト。大ヒット上映中!この映画には「!」がある。臆病で 空想癖のある主人公が、勇気を持って人生を変える“瞬間”を描いた共感の物語。
いや,上記はオフィシャルサイトの案内と言いますか,説明文なんですけど,この説明は的外れだと思います。
主人公は臆病でもなければ,フィルム探しの旅は勇気を振り絞って行った訳ではないと思います。
下地は子供の頃から在ったモノを父の死と言う現実で封印していただけで,そして,仕事に忠実でフィルムを心の底から大切にしていた。
No.25の一コマを命懸けで探し出したのは職務を全うした,ただそれだけであったはずです。
フィルムの時代かぁ~・・・遠くなりましたねぇ~。