皆さま、おはようございます。
私は過度の寝不足で起きているような寝ているような、妙な感覚であります。
まっ、ブログを書き込んでいるんで起きているんですけど、脳みそはフラフラ・スカスカであります・・・元からスカスカですけど。
さて、昨夜は呑みましたぁ~・・・まぁ~たスケベ心を満載し、財布と股間を膨らませ・・・もとい、膨らむほどの元気も現金も持ち合わせてはいないんですが、見え張って書いてみました。
と、言うことで、この所この街へ来るたびに顔を出している場末のバーへ。
この店は他の店ではちょっと採用にならないタイプの、お嬢様と呼ぶには少し厳しくなった女性が多い店で、だから空いているのと、客層の年齢が高いので安心していられるのであります。
で、馴染みの娘というのも居ないので適当に・・・と、言うか、勝手に隣に座ったり向かいに座ったりして隙を伺ってくる訳です。
いや、私がビールを二、三本飲んで気分が良くなるのを虎視眈々と狙っている訳でして、ここぞと見定めると一気呵成に攻め立ててレディースドリンクを強請るのであります。
その金額は220ペソ・・・昨夜のレートで450円ほどでありましょうか。
で、そのうちの100ペソが女性の取り分なんであります。
なので日本の接客業の女性と違って飲むのが商売なのであります。
だから、ほぼ全員、少しお年を召してくると腹が「堕ぶ~ん」として来ます。
オネェさんのお顔はマズマズなんですけど、乳から下に向かってボリュームが異様に増している人が多く、少し残念な人が多い店でありました。
で、私は人の良い日本人・・・要するに「カモ」がカモーンと呼びもしないのに飛び込んできたと店の全員が狙ってくる訳であります。
私は気が小さいので一斉攻撃にあったら逃げきれないのでサッサと6000円ほどのフィリピンペソをテーブルに差し出し、これで全部賄ってね、とやるのであります。
すると、女性どもはてんでに好きなものを頼んで勝手に100ペソを手中に収め、その後は空いているテーブルで静かに飲んでいるのであります。
まっ、彼女らは飲むのが商売とはいえ、やっぱし好きなんですね、ビールが。
で、やがて自分が差し出した弾薬が尽きると女性は潮時とばかりに皆いなくなる訳であります。
私は所在なく店の片隅のテーブルでからになったビール瓶を舐めながら、腹がダブついているダンサーのつまらない踊りを眺めるのであります。
でも、この店はビキニバーではなく、ショートパンツにブラの上にもう一枚羽織っているので繁華街の店の娘のようにセクシーでもありません。
まっ、元々セクシー路線から脱落したからこの店にいる訳でして、そんなおば・・・もとい、オネェさんのダンスですから見るべきところもないのであります。
で、フィリピンという処は「カモ」の毛は尻の毛までむしり取る訳ではなく、ホントーに無いとわかると突然恵んでくれたれするから参ってしまうのであります。
と、言うことで、空のビール瓶(350の小瓶)を意地汚く舐めている私に同情して一本恵んでくれたりするのであります。
で、そんな状況でも・・・あっ、トタン屋根をスコールが叩いています・・・外は雨なんですね。
で、そんな金のない私から離れなかった娘が一人・・・名前はNovieと言いましたか、その娘が明日デートしようと誘って来た訳であります。
で、鼻の下を伸ばしたものの、誰も相手をしてくれなくなった寂しさから、二つ返事でOKした訳であります。
そしたら、ホテルは何処、と尋ねるので正直に答えると・・・絶対嫌だと断られちまったのであります。
まっ、ショッピングモールに行ってお買い物と食事なのになんで止まっているホテルが関係あるのか疑問でしたが、あえて訳も聞かずに、何処なら許してもらえるのと尋ねた訳であります。
するとバーからほど近い高級カジノホテルを指定するではありませんか・・・私しゃ驚いてそんな金持ちじゃないし、と断った次第であります。
どーも客の値踏みと言いますか、金持ちの客を釣ったと言うステータスを決めるのが滞在するホテルになるようでして、まっ、そう言うところで働くからにはそんなに立派なお里の出では無いことを暗に物語る癖であるな、なんて酔った頭で考えていた訳であります。
するとNovieが、買い物と食事だけのおデートという限定付きで3時にバーに迎えに来いと宣った訳です。
それはドー言う事かというと、彼女は3時からの勤務なので店から連れ出すにはバーに連れ出し料を払わないとダメな訳であります。
で、それは店にもいくらか入りますがほとんど彼女の収入になる訳でして、他の娘がシングルヒットで満足していたところで一発狙いでホームランをかっ飛ばしに来た訳であります。
ナンボなのか、自分はもーその手の連れ出しとか耐えて久しくしていないので相場がわかりませんが、たぶん、until morning で2500~3000ペソ(×1.1で日本円)と思う訳です。
さて、朝まで一緒にいるほど若く無い私は思案しました・・・ショッピングモールでメシを食うのは良い、し、まっ、少しくらい買い物をねだられるのも吝かでは無い。
が、約6000円も支払って飯を奢らされて買い物もさせられる・・・俺になんの得があるんだろうか? と考えてしまう訳であります。
しかし、嘗てはフィリピンのある街で一番すけべな日本人と名誉ある呼ばれ方をしていた私の本性が、思案していた人格を無視して二つ返事でOKしていたのであります。
と、いう事で午後からNovieとおデートなんですが、問題はホテルであります。
いや、彼女がホテルに来ることは有り得ないんですが・・・私の良心がそれを拒みますから
しかし、あと一泊半とはいえ騒音と設備の悪さに辟易している私は、この際ここの予約金を捨てでもホテルを移ろうかと思案していた訳で有ります。
で、先ほど朝飯の固いトーストをかじりながらホテルの検索サイトを調べていたら当日の空き部屋を埋めるためのプロモ価格が見つかった訳で有ります・・・通常8000円くらいの部屋が5500円(税金その他を入れると6500円)で有ります。
で、ドーすっかなぁ~と考えていた訳ですが、嘗てとあるフィリピンの街で、街一番のすけべ日本人と称された私の別人格が予約ボタンをポチッと押してしまったので有ります。
その行動の背景には・・・ヒョットするとNovieがホテルに来るなんて事になったら、と言う邪な心が働いていないと言ったら嘘になります。
が、その確率はほとんど・・・いや、自分の感では百パー無いんですけど、男と言いますか、自分のスケベ心は未だに現実直視を避けている訳でして、還暦すぎなんだぞと言い聞かせても納得しないんで有ります。
嗚呼、また無駄な金をフィリピンに落として・・・しかし、私のマイナスは誰かのプラスであります。
決して豊かでは無いフィリピンに、砂漠に砂粒一つほどにも成らない小銭ですが、一瞬でも誰かが笑ったら良いと・・・なんちゃって、詭弁で有りますが。
と、言う事で、午後2時からチェックインできるってんで、これから荷物をまとめます。
昨夜の晩飯はハンバーガー
いや、馬鹿な奴だとお笑いでしょうが、ナンボフィリピンやこの街に慣れているとはいえ、異国の地でずーっと一人というのは寂しいもんで有ります。
まっ、だだっら行くな、何しに来たんだと言うのはお説御尤もであります。
でもねぇ・・・それが俺なんだから仕方がないんですよね。
馬鹿な行動にこそ理由がないんで有ります・・・嗚呼、魔性の地フィリピン・・・なぁ~んちゃって。