一億皆中流といった時代を覚えていますか❓
あれはバブルの真っ最中でありました。
テレビの街頭インタビューなどで有効人に無作為にマイクを向けるとその答えは「中流だと思う」という答えが返ってきて、ニュースキャスターは日本人の「総中流意識化」なんて語ったもんだったわけです。
もはや絶滅寸前、「中産階級」はどこに消えた?
と、いうことで、あのセコイ銭の一件で都知事を廃業に追い込まれた国際政治学者の舛添 要一さんが上記のように宣っているわけなんですが、元々大都会と比較したら賃金が低く流行などからも一歩立ち遅れる田舎の平民としては「中流意識」なんてのは感じたことが無いんですけどね。
で、テレビで自分は中流と言い切る庶民の代表みたいな人を見るたびに、田舎の貧乏人は日本国の流れから取り残されているのか、と打ち拉がれたものでありました。
が、舛添 要一が言うのが本当なら、時代はやっと俺に追いついたな、と思うわけでして、今持ってあの時の位置にいる自分は、一億層貧乏時代を歓迎する所存であります。
まっ、錯覚なんですよ、日本国民が全員中流だなんてのは。
あっ・・・舛添 要一は「中産階級」と宣いましたか❓
そう定義すると「中流意識」とは大きくずれちまうんですが、社会学者さんは分かって語ったんでしょうか❓それとも記者が書き間違えたのか❓
何れにしても「中産階級」としたならその下は「労働者階級」ですし上は「上流階級」であります。
私ゃバブルの時も今もずーっと労働者階級なので「中流意識」は持ったことがありません。
しかし、これは世界中に蔓延しつつある・・・いや既に世界はそれに毒された感は否めない「格差社会」の荒波が日本をも洗っているわけでして、日本国が抗ってもたぶんどーしようも無い波だと思うのであります。
で、この手の話をすると金持ち国として北欧の幾つかの国が挙がるんですが日本国の人口と国土を考慮しないおバカな比較であります。
で、もう一つ言うと、製造業で食っていた国は必ず沈没する循環に陥るわけで、自分が子供の頃は斜陽の帝国なんてバカにされたのがイギリスでありました。
自分が習ったイギリスの最盛期は蒸気機関が発明されて産業革命が華やかだった頃でして、それ以後イギリスの工業はずっと斜陽の一途であったと学習しました。
で、次は、昭和の50年頃ですか❓
アメリカではテレビは作っていない、と知ったわけであります。
へっ❓・・・アメリカって工業の先進国と信じていたので米国の家電業界は日本の製品によって駆逐されちまったと聞いて驚いたわけであります。
そして、その後はアメリカの自動車産業も日本が食っちまったわけですが、それは技術云々も無くは無いでしょうが、やっぱし安くて質の良い労働力、って事だったわけであります。
で、今は・・・年寄りしかいなくなりそうな国ですぜぃ、日本は。
東南アジアの若くてそこそこ教育も受けた安い労働力があふれる国々に年寄りしかいない日本が勝てる道理は無いわけです。
で、んじゃぁ・・・と、IT関連で食うにはアメリカ様のアレがナニして日本はその分野では既に足元にも及ばないわけでして、日本国を支える産業が無くなっちまっているわけであります。
いや、小さな個々の分野ではまだまだ検討しているんであんまし卑下してもアレなんですが、舛添 要一が言うような一億皆中流なんて意識に酔えるほど巷に金を回せる産業は無いのであります。
余談ですが、小泉純一郎と竹中平蔵が組んでやった派遣労働者を増やす政策は労働市場の切り崩しでして、目的の一つは賃金の引き下げでありましょう。
まぁ、派遣会社のピンハネ分を加味すれば表向きの賃金よりもずいぶん高い分野もありますが、押し並べて単純労働の賃金は下がったのであります。
いや、正規雇用の福利厚生や賞与や退職金が無くなったら時給を高くしても会社の負担は全然軽いわけでして、おそらく、日本の賃金を下げないと新興国の追い上げに耐えきれなくなる、と小泉は読んだんでありましょう。
いや、製造業がなくなるというのは輸出して儲ける話よりも、日本は内需が底堅いから経済が回るわけでして、賃金を下げて製造業を維持しないと安い国からの輸入に潰されちまうわけであります。
まっ、現実的に日本から消えた産業って沢山あるわけです。
簡単に思いつくのは繊維産業などですが、労働集約型の製造業は労働者の安い賃金が利益の源ですから消えて無くなるのは宜なるかな、であります。
あっ・・・風呂が沸いてしまった。
と、いう事で、日本から中流が消えたのは日本だけのせいでは無く、新興国の台頭が一番の理由でして、資本主義の社会では順繰りに繰り返される栄枯盛衰の循環なんであります。
どーでしょうか・・・思いつきを綴ったんですが、ダメですか❓
あれはバブルの真っ最中でありました。
テレビの街頭インタビューなどで有効人に無作為にマイクを向けるとその答えは「中流だと思う」という答えが返ってきて、ニュースキャスターは日本人の「総中流意識化」なんて語ったもんだったわけです。
もはや絶滅寸前、「中産階級」はどこに消えた?
と、いうことで、あのセコイ銭の一件で都知事を廃業に追い込まれた国際政治学者の舛添 要一さんが上記のように宣っているわけなんですが、元々大都会と比較したら賃金が低く流行などからも一歩立ち遅れる田舎の平民としては「中流意識」なんてのは感じたことが無いんですけどね。
で、テレビで自分は中流と言い切る庶民の代表みたいな人を見るたびに、田舎の貧乏人は日本国の流れから取り残されているのか、と打ち拉がれたものでありました。
が、舛添 要一が言うのが本当なら、時代はやっと俺に追いついたな、と思うわけでして、今持ってあの時の位置にいる自分は、一億層貧乏時代を歓迎する所存であります。
まっ、錯覚なんですよ、日本国民が全員中流だなんてのは。
あっ・・・舛添 要一は「中産階級」と宣いましたか❓
そう定義すると「中流意識」とは大きくずれちまうんですが、社会学者さんは分かって語ったんでしょうか❓それとも記者が書き間違えたのか❓
何れにしても「中産階級」としたならその下は「労働者階級」ですし上は「上流階級」であります。
私ゃバブルの時も今もずーっと労働者階級なので「中流意識」は持ったことがありません。
しかし、これは世界中に蔓延しつつある・・・いや既に世界はそれに毒された感は否めない「格差社会」の荒波が日本をも洗っているわけでして、日本国が抗ってもたぶんどーしようも無い波だと思うのであります。
で、この手の話をすると金持ち国として北欧の幾つかの国が挙がるんですが日本国の人口と国土を考慮しないおバカな比較であります。
で、もう一つ言うと、製造業で食っていた国は必ず沈没する循環に陥るわけで、自分が子供の頃は斜陽の帝国なんてバカにされたのがイギリスでありました。
自分が習ったイギリスの最盛期は蒸気機関が発明されて産業革命が華やかだった頃でして、それ以後イギリスの工業はずっと斜陽の一途であったと学習しました。
で、次は、昭和の50年頃ですか❓
アメリカではテレビは作っていない、と知ったわけであります。
へっ❓・・・アメリカって工業の先進国と信じていたので米国の家電業界は日本の製品によって駆逐されちまったと聞いて驚いたわけであります。
そして、その後はアメリカの自動車産業も日本が食っちまったわけですが、それは技術云々も無くは無いでしょうが、やっぱし安くて質の良い労働力、って事だったわけであります。
で、今は・・・年寄りしかいなくなりそうな国ですぜぃ、日本は。
東南アジアの若くてそこそこ教育も受けた安い労働力があふれる国々に年寄りしかいない日本が勝てる道理は無いわけです。
で、んじゃぁ・・・と、IT関連で食うにはアメリカ様のアレがナニして日本はその分野では既に足元にも及ばないわけでして、日本国を支える産業が無くなっちまっているわけであります。
いや、小さな個々の分野ではまだまだ検討しているんであんまし卑下してもアレなんですが、舛添 要一が言うような一億皆中流なんて意識に酔えるほど巷に金を回せる産業は無いのであります。
余談ですが、小泉純一郎と竹中平蔵が組んでやった派遣労働者を増やす政策は労働市場の切り崩しでして、目的の一つは賃金の引き下げでありましょう。
まぁ、派遣会社のピンハネ分を加味すれば表向きの賃金よりもずいぶん高い分野もありますが、押し並べて単純労働の賃金は下がったのであります。
いや、正規雇用の福利厚生や賞与や退職金が無くなったら時給を高くしても会社の負担は全然軽いわけでして、おそらく、日本の賃金を下げないと新興国の追い上げに耐えきれなくなる、と小泉は読んだんでありましょう。
いや、製造業がなくなるというのは輸出して儲ける話よりも、日本は内需が底堅いから経済が回るわけでして、賃金を下げて製造業を維持しないと安い国からの輸入に潰されちまうわけであります。
まっ、現実的に日本から消えた産業って沢山あるわけです。
簡単に思いつくのは繊維産業などですが、労働集約型の製造業は労働者の安い賃金が利益の源ですから消えて無くなるのは宜なるかな、であります。
あっ・・・風呂が沸いてしまった。
と、いう事で、日本から中流が消えたのは日本だけのせいでは無く、新興国の台頭が一番の理由でして、資本主義の社会では順繰りに繰り返される栄枯盛衰の循環なんであります。
どーでしょうか・・・思いつきを綴ったんですが、ダメですか❓