じじい日記

日々の雑感と戯言を綴っております

絶滅危惧種「中産階級」

2020-01-04 16:56:40 | 日記的雑談
一億皆中流といった時代を覚えていますか❓

あれはバブルの真っ最中でありました。
テレビの街頭インタビューなどで有効人に無作為にマイクを向けるとその答えは「中流だと思う」という答えが返ってきて、ニュースキャスターは日本人の「総中流意識化」なんて語ったもんだったわけです。

もはや絶滅寸前、「中産階級」はどこに消えた?

と、いうことで、あのセコイ銭の一件で都知事を廃業に追い込まれた国際政治学者の舛添 要一さんが上記のように宣っているわけなんですが、元々大都会と比較したら賃金が低く流行などからも一歩立ち遅れる田舎の平民としては「中流意識」なんてのは感じたことが無いんですけどね。

で、テレビで自分は中流と言い切る庶民の代表みたいな人を見るたびに、田舎の貧乏人は日本国の流れから取り残されているのか、と打ち拉がれたものでありました。

が、舛添 要一が言うのが本当なら、時代はやっと俺に追いついたな、と思うわけでして、今持ってあの時の位置にいる自分は、一億層貧乏時代を歓迎する所存であります。

まっ、錯覚なんですよ、日本国民が全員中流だなんてのは。

あっ・・・舛添 要一は「中産階級」と宣いましたか❓
そう定義すると「中流意識」とは大きくずれちまうんですが、社会学者さんは分かって語ったんでしょうか❓それとも記者が書き間違えたのか❓

何れにしても「中産階級」としたならその下は「労働者階級」ですし上は「上流階級」であります。

私ゃバブルの時も今もずーっと労働者階級なので「中流意識」は持ったことがありません。

しかし、これは世界中に蔓延しつつある・・・いや既に世界はそれに毒された感は否めない「格差社会」の荒波が日本をも洗っているわけでして、日本国が抗ってもたぶんどーしようも無い波だと思うのであります。

で、この手の話をすると金持ち国として北欧の幾つかの国が挙がるんですが日本国の人口と国土を考慮しないおバカな比較であります。

で、もう一つ言うと、製造業で食っていた国は必ず沈没する循環に陥るわけで、自分が子供の頃は斜陽の帝国なんてバカにされたのがイギリスでありました。

自分が習ったイギリスの最盛期は蒸気機関が発明されて産業革命が華やかだった頃でして、それ以後イギリスの工業はずっと斜陽の一途であったと学習しました。

で、次は、昭和の50年頃ですか❓
アメリカではテレビは作っていない、と知ったわけであります。

へっ❓・・・アメリカって工業の先進国と信じていたので米国の家電業界は日本の製品によって駆逐されちまったと聞いて驚いたわけであります。

そして、その後はアメリカの自動車産業も日本が食っちまったわけですが、それは技術云々も無くは無いでしょうが、やっぱし安くて質の良い労働力、って事だったわけであります。

で、今は・・・年寄りしかいなくなりそうな国ですぜぃ、日本は。
東南アジアの若くてそこそこ教育も受けた安い労働力があふれる国々に年寄りしかいない日本が勝てる道理は無いわけです。

で、んじゃぁ・・・と、IT関連で食うにはアメリカ様のアレがナニして日本はその分野では既に足元にも及ばないわけでして、日本国を支える産業が無くなっちまっているわけであります。

いや、小さな個々の分野ではまだまだ検討しているんであんまし卑下してもアレなんですが、舛添 要一が言うような一億皆中流なんて意識に酔えるほど巷に金を回せる産業は無いのであります。

余談ですが、小泉純一郎と竹中平蔵が組んでやった派遣労働者を増やす政策は労働市場の切り崩しでして、目的の一つは賃金の引き下げでありましょう。

まぁ、派遣会社のピンハネ分を加味すれば表向きの賃金よりもずいぶん高い分野もありますが、押し並べて単純労働の賃金は下がったのであります。

いや、正規雇用の福利厚生や賞与や退職金が無くなったら時給を高くしても会社の負担は全然軽いわけでして、おそらく、日本の賃金を下げないと新興国の追い上げに耐えきれなくなる、と小泉は読んだんでありましょう。

いや、製造業がなくなるというのは輸出して儲ける話よりも、日本は内需が底堅いから経済が回るわけでして、賃金を下げて製造業を維持しないと安い国からの輸入に潰されちまうわけであります。

まっ、現実的に日本から消えた産業って沢山あるわけです。
簡単に思いつくのは繊維産業などですが、労働集約型の製造業は労働者の安い賃金が利益の源ですから消えて無くなるのは宜なるかな、であります。

あっ・・・風呂が沸いてしまった。

と、いう事で、日本から中流が消えたのは日本だけのせいでは無く、新興国の台頭が一番の理由でして、資本主義の社会では順繰りに繰り返される栄枯盛衰の循環なんであります。

どーでしょうか・・・思いつきを綴ったんですが、ダメですか❓


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今日も良い天気

2020-01-04 15:30:24 | 日記




令和2年1月4日 朝日

年末から毎日 ずーっと 良い天気です。
巷は、と言いますか、世界はきな臭い匂いに包まれているわけですが我が日本国は今の所平和であります。
これは、日本が世界に誇る憲法9条が国を守ってくれているからでありましょう・・・なんちゃって。

中東は戦争になるんでしょうか❓ 自分としては中東よりも中トロの方が好きですけど。
そして、テロは嫌いですがトロは大好きです、と言ったら不謹慎でしょうか❓
いや、マジでテロは、現場が日本以外でも無関係の人が巻き込まれる虐殺は起きないで欲しいと切に願います。

この正月はカルロスゴーンのニュースも多かったですね。
除夜の鐘が1発鳴るごとにゴーン・ゴーンとニュースが響いた感じであります。

なんと申しましょうか、彼的にはしめしめと逃げたと思ったらトルコのみならずレバノンからも結構冷たくあしらわれている様子は目出度いことであります。

といいつつ、日産なんて一企業の内紛ですからカルロスゴーンがどーなろうとも私ゃ興味はありません。

あっ・・・日産で思い出した。
今日のテレビで見て腹が立ったんですが「どんなに良い大学出てたってどんなに良い会社に入っていたってあんたの稼ぎはヤザワの2秒だ」と宣ったんだそうで、矢沢って汚いジジイが心の底から嫌いになりました。

いや、なんとなれば、中学しか出ていなくてドカタ仕事をしている自分は矢沢の0.2秒になっちまうわけでして、なんてことを言いやがるんだこのクソ野郎、と思った次第であります・・・成り上がり者の根性丸出し。

まっ、心の底からどーでも良いことですけど。

今日で正月休みは終わりで明日から最低賃金の824円で働くバイトであります。

我がバイトは最低賃金で人を集めている割にはスキルの要求度は意外と高く、難易度は星三つ程度なんであります。
なのに職場はおばちゃんと年寄りしかいません・・・なので自分は脳みそ抜きの筋力担当です。

しかし、9月から11月の繁忙期は本業優先でバイトを休めるのが利点で居座ってます。
まず、自分の本業は12月から3月まで、雪の積もる時期はまったく仕事が無いので最低賃金のバイトでも確保しておきたいわけです。

それと、65歳にもなるとおいそれと転職も難しいわけでして、近頃はヘッドハンティングもされなくなりました・・・いや、これホントでして、少し前までは人足集めの口入屋からまめに声が掛かったんですが今はそれも無くなりました。
65歳になるとドカタ仕事の口も閉ざされるんですね。

さて・・・昼飯を食べてからジムに行って軽い筋トレをしてきたんですが、後処理としてプロティン飲んで鳥の胸肉食って、クエン酸のジュースを飲んで、静かに読書でもしましょう。

いや、プロテインも鶏肉も嘘でして、カッコつけてみただけであります。

昔は気を使っていましたが衰えるだけのジジイが今更アミノ酸だのプロテインだの片腹痛いわ、ということでやめちまいました。

どれ・・・コーヒーを飲んで読みかけの本を、と。












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これは快挙か暴挙か

2020-01-04 09:36:02 | 日記的雑談
なんとも、正月らしい御目出度い話であります。

昨日は箱根駅伝のランナーの姿に清々しい元気をいただいたんですが、野田秀樹さんのこの記事からはジジイに片足を突っ込んだ男として、根本的な元気をいただいたわけであります・・・まっ、自分には当てはまりませんけれども、ご同輩でもそれが可能かと思うと少しワクワクするのであります。

64歳・野田秀樹氏に第4子が誕生 年賀状で報告「地獄52%、天国48%」

64歳で長女が10歳、でこの度は3女が生まれた、と言うことで、スタートが遅かったんですね。

まっ、それなりの財力が無いと皆して地獄を見ることになるわけですが、そこはクリアーされているからできるのでありましょう。

で、まず、生殖能力の高さに驚いたわけであります。

まず、この手の話になった時の下衆の思いとしては、やっぱし相手に依るよなとの観点から嫁さんの画像を見てきた次第であります。

いや、さすがに女優さんだけあって、そう言うことだよなと納得であります。

まっ、嫁さんがそれなりの年齢なんでそっちの方面も未だ疎かにできないということは想像するんですが、応えられるお父ちゃんが凄いと思います。

で、この記事を読んで感じた感想を率直に申し述べれば・・・大したもんだ、俺も頑張ろう、であります。

トランプ氏、イラン政府転覆の意図否定 司令官殺害で声明

日本のニュースというのは断片しか流さないわけです。
それも外国の通信社からのを断片で流しつつ、反対する内容は無視、と思うのであります。

で、比較的左巻きの多い日本のメディァは日本政府や安倍ちゃんと同様にトランプさんも好きでは無いようで、アメリカとトランプさんに関する記事もかなりネガティブなものが多いと私ゃ思っているわけであります。

いや、要するに、アメリカ様がこの度の攻撃に至るまでには幾つかの過程があったんですがそんなものは日本ではニュースになっていないわけであります。

なので自分はこの度のアメリカの言い訳を支持します・・・てへへ偉そうに。

【解説】米のイラン司令官殺害 前例なき作戦が生む疑問

 マーク・エスパー(Mark Esper)米国防長官はこれに先立つ2日、米国は攻撃計画の情報があった場合「先制行動」も辞さないと警告。イラク北部キルクーク(Kirkuk)で先週発生した軍事基地に対するロケット弾攻撃で米国人民間業者が死亡したことにより、「情勢が一変した」と述べていた。ロケット弾攻撃は親イラン派勢力が実施したとされている。

と、言うことで、警告は発していたわけであります。

いや、今時の湾岸戦争の解説記事を読むと、イラクによるクウェート侵攻をきっかけとした国際紛争、となっているんですが、あの時のアメリカ様の大義名分はアメリカの脅威となる「大量破壊兵器」を持つサダムフセインを締め上げることだったわけです。

しかし、その後「大量破壊兵器」は見つからず、アメリカの大義は嘘であったのがバレたわけであります。
故に今回も一抹の疑問はナニなんですが、まぁ、同じ轍は踏まないと思うので今回は本当に差し迫ったテロの計画などを察知していたと思うのであります。

あれです・・・年末にはトランプさんがロシア内でのテロの計画をプーチン君に教え、テロが未然に防げたとロシア側から謝意が表明されていましたが、あれも伏線と見られなくも無いと思います。

まっ、これでハメネイ師の動きが鈍ければ自分の読みはほぼ当たりと思うんですが、もはや内戦に発展しているとみても良い反政府勢力の動きをアメリカ様に抑えてもらったと・・・あっ、滅多なことを言うと危ないか❓

ところで・・・イランのパーレビ国王って覚えていませんか❓
イランってのは1979年に革命が起きてパーレビ王政を打倒し、イスラム教シーア派の法学者による統治になったわけでして、昔からこんな体勢では無いのでありますよ。

まず、革命でできた政権が安定するのは稀でして、そう言う事情も隠れていないか、なんてことはシロートにはわかりませんけど、暇なのでネタを拾っては考えてみるわけであります。




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