いや、この雨の中、のこのこのと「こんちわー植木屋でーす」とご訪問したら来られた家の人は「こいつ正気か」と思うんじゃないかと判断しやめた次第であります。
あれです、時折小降りにはなりますが少しするとまた強い雨が降ってくるわけでして流石の私も諦めました。
しかし、行きたい気持ちは未だあって、隙あらば仕事に行こうって気持ちはくすぶっているのであります。
その理由は、唯でさえ詰まっている予定がこれで遅れると取り返しがつかなくなると申しますか、意外と律儀な性格が約束の日に伺えないなんて極悪非道な植木屋だと自分を責めてしまうのであります。
そんなわけで朝からYouTubeを見たり本を読んでいたんですがいよいよ飽きまして、やっぱし自分の心の拠り所はブログであるってことでPCに向かった次第であります。
あれです、バイト先に少し変わった娘・・・まっ、娘って歳ではないんですが精神的にはそんな感じなのでそう観てましたが、その娘が「ジジイ、これ面白いよ」と貸してくれた本を読んでいたのであります。
河合隼雄著 「心の処方箋」新潮文庫 税別430円
なんと申しましょうか、自称アスペの娘はこの手の本や話が大好きでして、職場で唯一話が通じると勘違いして私に仕掛けてくるのであります。
で、心療内科に通いお薬も頂いているようですが自分の観察では、少女期にこじらせた気持ちが尾を引いている程度でして深く精神を病んでいるとは見えないんであります、なんちゃって。
で、心の処方箋なんですが、さらっと流し読みをした感じでは、けっこう常識的でお説御尤もなのですが、冷静な第三者の時には分かるってヤツでして当事者には見えないものかもなぁ、と思いました。
で、世の中の酸いも甘いも味わいつつ、花も嵐も踏み越えた自分としては、歳をとるとわかる事だよな、なんてことも思いつつ読んだのであります。
で、この本を貸してくれた娘の特徴として「自分の好きな方向以外は受け入れない」ってのが観て取れる彼女はこれを読んでどんな教訓を得たのだろうか、と疑問に思ったんですが、まっ、いいでしょう。
あれです、自分は「他人の気持ちはわからない」ってのが根底にあるんですが、それは自分の気持ちさえ侭ならないのに人様の気持ちなんて分かる筈も無いと思うのであります。
で、もう一つ、人の気持ちをドーでも良いと思う根拠は「人は変わるものである」ってことであります。
これは、生活環境も含めた変化は心理的にも作用するってのが明白なんで「変わらぬ気持ち」なんてのはあり得ないと思うからであります。
で、分かった気持ちって錯覚がとても大切でして、勘違いでもずーっと続けば気持ちは穏やかなわけです。
あれです、例えば浮気なんですが、あれもバレるまでは家庭も平穏でして問題なのは行為そのものでは無くバレるのがダメなんであります。
で、世間の常識や仕来りってのを考えるときに自分が常に思うのは善悪の基準や判断であります。
いや、戦争で100人殺すと勲章がもらえ英雄になれますが詰まらぬ意地を張って人を殺めたら犯罪者であります。
あれです、社会の枠を守るために犯罪者を許さないってのは常識的にはわかるんですが社会の枠ってのが普遍とは思えないのが困りものでして、ここん所の正義って何なんだろう、とガキの頃から考え続け今も答えは見つかっていません。
話は大きく逸れてアレなんですが、社会の枠の大きいのが国家だとするとその枠を守るのが軍隊でして、国内の枠を守るのが警察であります。
と、言うことは、国家は枠を好き勝手に作れるってことでして、ここにも色々と考えちまうわけであります。
いや、選挙があるでしょ、ってご意見にも異論反論オブジェクションは付いて回ると思うんですが、まっ、いいでしょう。
で、この手の心の内面に関する本が引きも切らずに出るってことはそれだけ人は悩んでいるってことだと思うわけです。
しかし、文字や言葉がそれを解決することは無いと私ゃ断言するんであります。
その根拠は、世界の宗教はナンボ有るんだ?
宗教家もずーっと頑張っているけれども未だに世界も人心も救われていないぞ、なんちゃって。
おおっと、気まぐれに床屋に電話したら予約が取れたんで、んじゃ。
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