あれです・・・天下御免の向う傷、拙者早乙女主水之介、と言う名台詞は市川右太衛門演じる旗本退屈男でありましたが、私の眉間の傷は切り落とした枝が額に当たって血が出たものでして植木屋としては不名誉な傷であります、なんちゃって。
いや、傾斜地に木を植えるな!!! と大声で怒鳴りたいんですが、これが結構普通にあるから厄介なのであります。
あれです、植木屋の脚立は3本足なので4本足の脚立よりは地形に対して自由度が高いんですが、それでも傾斜地への対応は限界があります。
で、今日は松をやったんですが高いところの大きめの枝を長柄の鋸で切り落としたわけであります。
その時、一皮残して留めるはずだった枝が落ちまして顔面を襲ったのでありますが、真下に位置した自分が間抜けなので笑って済ませました。
いや、マジで言うと目じゃなくて良かったと我が身の強運に思わず笑みが浮かんだんですが、まっ、いいでしょう。
今日は盛さんが助っ人に入ったので自分は黒松と五葉松と糸ヒバの3本だけ受け持ったんですが、けっこう手一杯でありました。
あれです、今日の庭はどーにも頭を抱えちまう配置でして法面の際に植えた黒松の傾斜の下側は脚立を立てるのも不可能でどーしても届かない高さなのであります。
で、この庭を預かって6年目、一気にやると家の人が「あまり切らないで」と騒ぐのでじわりじわりと枝を落として作り替え今日でほぼ完成であります。
いや、法面の草刈りは盛さんにやってもらうんですがスパイク足袋を履き命綱をつけての作業ですから普通の植木屋は嫌がります。
しかも法面の下の庭に刈りクズが落ちるのでそれを掃除に行くのも面倒であります。
いや、黒松は今回で形が決まり木登りしたら全部の枝に手が届くので次回からは楽であります。
なんと申しましょうか、自分の手入れの都合で枝を落とすってのは邪道かもと思いつつ、他所の植木屋はどーするんだろうと考えますが、まっ、いいでしょう。
で、五葉は5段で造っているんですがそんなに伸びない木なので日当たりが良くて混んでいる頭を少しと全体のトビを鋏みました。
ところで、本日は釣り銭で新札の津田梅子女子に出会ったんですが、なんとなく志村けんに似ていると思ったのは私の錯覚でありましょうか?
で、糸ヒバは頭を強めに攻め、枝は塩梅よく透かして鋏は終わりましたが後片付けの掃除が大変でありました。
いや、傾斜地に落とした松の枝や切り葉をかき集めるにも命懸けでして・・・いやいや大袈裟で無く滑って転がったら高さ5メートルの石垣の下のコンクリートに落ちるのであります。
が、スパイク足袋の盛さんがふうふう言って集めてくれまして午後3時に試合終了でゴミ焼き場にまわり帰宅して4時と順調な1日でありました。
おおっと、お風呂が沸きましたので、んじゃ。
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