いや、会津は鶴ヶ城公園の雪吊りを見に行ったわけですが、何度見ても良いものであります。
なんと申しましょうか、円錐形にぴーんと張った縄を見ると清々しく気持ちが晴々するのであります。
鶴ヶ城天守閣と雪吊り作業中の公園
あれです、縄を捌いている職人に聞いたら都合7日で全部吊るそうなんですが下準備の古葉取りは別だと思います。
松が高いので杉丸を2本継いでいました
いや、雪吊りは「通し」が難しく見栄えは上って縄を座履いた人の腕と感性で決まるわけです。
なので木に登って縄の通りを見極めているのは大概ベテランであります。
あれです、一応植木屋の端くれとして言うと、最近の雪吊りは見かけ重視で本当には吊っていないのであります。
なので上の方の枝に縄を絡める事はせずに通しを重視して一番下の枝まで下ろすのであります、なんちゃって。
そんなわけで自分はこの手の雪吊りを「化粧吊り」と称し雪害対策の仕事とは別と見ておりますが、まっ、いいでしょう。
縄の頭を作っている職人
あれです、雪吊りの面白いのは植木屋によって頭飾りが違うって事であります。
ここの頭飾りはややこしい化粧結びをせず裏あや掛けの十文字に少し長めの男結び、と見ましたが、ハズレだったりして。
で、この職人さんの手際の良さは格別でして、慣れてんなぁ〜と唸ってしまいました。
なんとなれば、バカ棒で高さをとったらそれに合わせて縄を束ね頭飾りを作ったら杉丸に男結び2段で締めるのに10分くらいしか掛からないのであります。
いや、何十年とこれをやってきたんでありましょうが軍手をした手で男結びを固く絞めるのは自分はできません、なんちゃって。
円錐の縄が美しい
いいなぁー こんな仕事をしてみたいなぁー と思いながらずーっと眺めていました。
いや、自分も数日後に雪吊りの仕事があるんですが個人宅なのでひっそりと静かにこじんまりと作業するのであります。
もみじを愛でながら茶を嗜む
あれです、公園内には千利休ゆかりの茶室がありましてこちらの庭でも雪吊りをしているのであります。
なので入場券とお茶の券を買って緋毛氈の席に座ったのであります。
いや、上記の傘を真ん中にした日の丸写真の言い訳をすると、左右ともに邪魔物が写り込むのでこの画角しか撮れなかったんですが、まっ、いいでしょう。
良いお点前でありました なんちゃって
あれです、お茶は誰でも飲めるようにか苦く無く、饅頭は少し乾いていましたが雰囲気だけでも味わう価値があります、なんちゃって。
なんと申しましょうか、こー言うのを命の洗濯と申すのかと思いますが、和の味わいは良いもんですなぁー。
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