まち・ひと・くらし-けんちくの風景-

建築設計を通してまち・ひと・くらしを考えます。また目に映るまち・人・くらしの風景から建築のあるべき姿を考えています。

4日目ローマレンゾピアノコンサートホール

2017-05-05 14:29:50 | 海外巡り South Europe

記事一覧へ

ネルヴィに続いてレンゾピアノのオーディトリアム。3つの音楽ホールの複合施設です。

半円形のホワイエとパブリックスペースの上に扇状に3つのホールが並ぶという極めて明快な配置です。半円形のパブリックスペースの上部は屋外劇場の客席になっています。

 

この場所はオリンピックの選手村であったところですが、敷地から古材遺跡が出てきたため設計を変更し、内部に博物館も取り込んだものになったようです。そんなことで「古代」というのもデザインモチーフになっているのですが、ホールの外観は古代生物のように見えるのはわたしだけでしょうか。楽器の形、sound boxがデザインモチーフということのようですが・・・。

 

外壁は遺跡が出てきたことと関連してローマンブリックと鉛板でできています。

ホールの中には入れませんでしたが、野外劇場下の共用スペースにはレストランや遺跡展示スペースもあります。

 

 

展示ケースもたいへん軽やかです。触ると揺れますが。

Tokihiko Takatani 

Architect/Professor

Takatani Tokihiko and Associates, Architecture/Urban Design, Tokyo

Graduate School of Tohoku Koeki university ,Tsuruoka city, Yamagata


最新の画像もっと見る

コメントを投稿