ブログ仙岩

各紙のコラムや報道番組、読書の感想、カメラ自然探索など。

いわき市防潮堤建設に思う

2014-06-01 06:02:19 | 日記
特に、日本列島太平洋沿岸での防潮堤(防波堤)の建設が進められ、三陸の田老町では10メートルが14.5の高さにかさ上げされるという。岩手のばあちゃんの「てんでこに逃げろ」の戒めの言葉が脳から離れない。

3・11震災当日、私はみんなを先導して裏山に一時避難した。避難所四倉高校へ行こうとしても、津波海水が引いていないから道路通行不能、この時ほど、裏山には耕作地があり、そこを利用して避難通路があれば避難所には難なくたどり着けるのにと思いながら小雨の中退避していた。

いわき北部沿岸に目を向けると、仁井田川河口、夏井川河口は砂の堆積で一時塞がれてしまった。掘削で仁井田川河口は元に戻ったが、夏井川河口は以前塞がれており、横川を通じて海へ通じている異変が起こっている。各地沿岸に出来たテトラポット(消波ブロック)や河川の流れの変化、豪雨などによる堆積と思っているが・・・?

上の写真は2013.2.10四倉海浜駐車場に置かれたテトラポット、昨年海開き前に運び出され今はない。中は2014.1.14沼之内水祝儀撮影の帰路、夏井川河口防潮堤から塩屋岬を望むもので、波打ち際が見えない。下は2014.5.8久之浜ハマエンドウ撮影で海岸線を撮影したもの、今建設中の防潮堤が見える。右手には見えないがすぐ近くにテトラポットが積まれておりその下は夏井川河口北側と同様に砂浜の浸食が激しい。

人の命と塩害、海水の流入を防ぐテトラポットが逆に浸食により塩害を多くし、海と陸の自然を分断、生態系破壊、そして避難道路は後回しになっているのが現実である。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿