名古屋が生んだのもづくり日本とは？

ブラタモリ、再び名古屋の「ものづくり」日本に迫るもので、自動車や航空機、電子機器など製造品の出荷額が、昭和52年から38年間日本一の輸出額愛知の自動車の積出港からスタート。

名古屋市教委学芸員木村有作さんの案内で、タモリさんと近江さんは「ものづくり王国」名古屋の真髄に迫りまるもの、市内を流れる堀川は400年前、徳川家康が名古屋城を築いた際につくった人工の川で、1615年木曽が尾張藩の領地になり、港から8km北に16万m²(東京ドーム3.5個)白鳥貯木場で木曽木材を管理、材木商や加工人が集ったことなど、地図や江戸時代の堀川の河口の様子を見て納得していた。

「からくり人形」から木材を使った高度な加工技術で、回転運動をエネルギーに変える織機から自動車への技術と発展した。その痕跡を、名古屋城のカーブした緑地帯の外堀の空堀は瀬戸の陶磁器を運ぶ瀬戸電が明治44年から昭和51年まで走っていた。その終着駅の石垣を見て、8割りが名古屋で絵付けされた洋食器(ノリタケ)など堀川から世界に船で輸出されていたと。多治見、常滑も。

しかし、堀川は外海とつながっており、干潮の差と混み合いから、別に中川運河を作り、水位の差を今も残る2つの閘門を実際に乗船して体験した。

そして最後は、名古屋市民の憩いの場・東山動物園へ！ライオン舎のすぐ隣に、「ものづくり名古屋」のルーツの痕跡陶器(古墳～室町時代・登り窯など)のかけらを拾い、空気が入る野焼きは赤く軟らかいが、空気を遮断して窯で焼く陶器は黒っぽく硬いと説明を受け、すべて木材から地形的に恵まれた名古屋のものづくりが始まっていたと納得した。