ブログ仙岩

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シーラカンスの解剖

2016-11-05 08:50:58 | エッセイ
いわき市アクアマリンふくしまで4日、インドネシアシーラカンスの冷凍標本の解剖が行われた。

アクアマリンふくしまで、撮影に成功したシーラカンスの映像は見てはいるが、本物は見たことがない。国内でのインドネシアシーラカンスの解剖は初めてと。古生代に栄えた海水魚で生きている化石でもあり、1.5mを超える大物で、原始的な硬骨魚類と考えられ、腸はサメ類のような螺旋弁をもち、大部分の骨は軟骨で卵胎生である。1938年12月22日に南アフリカで発見したチャルムナ川と発見者の名からシーラカンスと名付けられた。

解剖したのは八月にインドネシアから借りた個体で、同国と日本の研究者、アクアマリン職員ら20人が参加した。

大きさを測定して、うろこを剝がした後、メスを入れて内臓などサンプリングを採取した。事前のCTスキャンで雌と判断されていたが、卵は見つからなかった。今後は、採取したサンプルを基に、日本の大学などで、両国の研究者が、DNAの配列やうろこの神経など調べると。(福島民報より)

メスを入れた担当者は摘出した内臓の保存状態は良く、知られざる研究に期待が高まっている。


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