ブログ仙岩

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夏から秋への街中の自然観察

2014-09-26 05:33:07 | エッセイ
プロ・ナチュラリスト佐々木洋さんが群馬県安中市磯部の碓氷川沿いで日中の観察であった。

夏の代表蝉の声と秋の代表コオロギの声、まず、ミンミンゼミとツクツクボウシの鳴き声を聞いた。雄蝉がお腹を震わせて音を出すので歌手という表現をしていた。

次にショウリョウバッタの雄で、キーキーと5センチほどのチキチキバッタとも呼ばれている鳴き声を聞いた。

コオロギの声が日中でも聞こえ出した。気温の差で鳴き出すが主に夕方から夜が多い、ツヅレザレコオロギで、これから寒くなるからほころびを繕いなさいと鳴いているとか。しかし、オスだけがどうしてバイオリン奏者のように羽を擦り合わせて音を出せるかというと、オスの羽にはやすり状にギザギザが発達し、雌は発達しないからと。

また、蟋蟀と呼ばれて古代は蝉まで含めて秋の鳴く虫の総称であり、万葉集にも出ている。シッシュツと読み、食用にもしていた。エンマ蟋蟀が代表であるが、黒か濃い茶色で鼓膜の耳があり、そのなき声は秋の代表格である。また、平安時代からキリギリスを指すようにもなった。

最後に、リンリンと啼くクサギバッタの鳴き声を聞いて終わった。


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