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内田順天堂大学院准教授の甲状腺疾患

2015-02-12 10:48:17 | エッセイ
2/2から「甲状腺疾患」再放送、順天堂大学大学院内田豊義准教授のトークを聞いてまとめてみました。

特に福島県は原発事故で、ヨウ素被ばくが疑われ、若い方の甲状腺検査が求められています。甲状腺はのど仏の近くに4~5cmの大きさで蝶々の形をして、体温調節、心臓や筋肉などホルモン分泌で調節している。が、分泌過剰のバセドー病、不足の橋本病などがある。

バセドー病は、動悸、いらいら、息切れ、むくみ、微熱などで口が渇く、過食しても体重が減るなどの症状が出る。また、目が出てパッチリして瞼が上がり、二重に見えたりし動きが悪くなる人は10人に4人いるという。

治療には、功甲状腺ホルモン剤を内服しますが、安易な治療のため、服用して3か月で副作用が1000人に1人の割合で、白血球が減り発熱することがある。ヨード内服はヨウ素131 を服用するもので、妊婦などは服用できないから注意がいる。また、取ってしまう手術があり、ホルモン剤を補う必要がある。

甲状腺ホルモンの不足の橋本病は、リンパ球が壊れて、だるい、脱毛、むくみ、声がかすれる、脈がゆっくり、便秘、寒がり等の症状で、うつや更年期障害と誤診されやすいが血液検査の抗体上昇で診断できる。

治療はホルモン剤を生涯服用するが、何事もなければいいですが、過剰無痛性で一時ホルモンが増加したり、悪性リンパ腫になることがある。

バセドー病や橋本病の人はヨウ素を多く含む昆布や若布は食べない方がいいと言われますが、食べて今まで異常がないので普通に食事してかまわないと。


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