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老衰患者に延命治療は正しいか

2014-06-08 07:42:42 | 日記
昨日の手術の医師の責任のとり方は、貴乃花同様身を挺して一生懸命努力し自分の一生に責任をとることと言っています。では、テーマの答えは正しくない、自然死で看取ること。

本人の意志の尊厳死、自然な神の意志の平穏死という概念で、殺人罪は殺意のある行為で、誤って死亡させたり、責任能力がない場合の殺人は罪に当たらない。しかし、少しでも長く生きいてもらいたい家族の願いの延命治療は終焉者に正しい治療方法であろうかと石飛医師は投げかけています。

食べられなくなったらどうするかで、病院は胃瘻をつけると、結果誤嚥肺炎で肺炎治療、過剰エネルギー摂取で死亡時の顔は大変醜いもの。なぜこうなるのかは、特養やホームでは配置医は保健医療としての請求ができないから、他の病院からくる非常勤配置医はできるので、殆んどの患者は病院に行くシステムになっているという。

石飛医師の蘆花ホームと似ているホームでは19年度死亡者11名は凡て病院で、しかし、23年度の死亡者22名はホームが17名、病院が5名になった。そして、終焉した顔は大変きれいで、家族から感謝されているという。

少しでも長生きしてほしかったら、超高齢者の必要カロリーや水分量は分かっていないのが現実で、誤嚥による肺炎を防ぐには、過剰な栄養や水分をあげないことである。三宅島では歳をとって最後が近づくと食事がとれなくなり、自然のままで最後を迎える。食べられなくなった人生の終焉は昔の常識であったが現代は医療技術の発達、宗教離れ等から死の受容が変化し、家族は延命と自然とのはざまに立たされている。

三宅島の言い伝えは飢餓ではなく、老棄でもなく安らかな看取りであるという。


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