原発周辺市町村の新年抱負

私もどうにか我が家で新年を迎えることができました。今年もよろしくお願いします。弥栄。
昨年は6回の避難生活で半壊の我が家にどうにか戻ることができました。が、原発周辺の9市町村（川俣、飯館、南相馬、浪江、双葉、川内、富岡、楢葉、広野）では南相馬の原町、鹿島だけが完全ではないですが昨年帰還です。
あとは、いわき、郡山、会津、二本松、三春、福島そして埼玉と各地でふるさと帰還の希望を抱いて新年を迎えたようです。
四倉と郡山の仮設住宅に避難している川内は3月に、同じく四倉の仮設住宅に避難している広野は4月に帰還の予定でも除染や防犯が心配と役場が戻っても住民は帰還を見合わせると。
除染実施の遅れにいらだちますし、本当に悲しいです。
昨日のブログ（二つ沼）の万葉集「沼二つ通は鳥が巣吾が心二行くなもとなよもはりそね」の沼はこの広野町の6号国道沿いにあります。また、「いまはやまなか・・・」
の童謡「汽車」もこの広野が舞台です。

いわき波立海岸

いわき日の出の名所波立海岸は元日、２日と曇りで残念でした。今日今年初めて撮影しました。津波で甚大は被害を被った薬師寺の前に仁王門しかありませんでした。が、その前に「医王山波立寺」の石の門柱ができていました。また、境内には
　「ひた潟の磯のわかめの立ち乱え　吾をか待つなも昨夜も今宵も」
の歌碑があります。万葉集4,536首のうち、陸奥を読んだ歌は12首、宮城2首の他は10首が福島でその半分は浜通りの5首です。いわき平（可刀利少女）、広野（二つ沼）、松川、鹿島とこの波立の（ひた潟）です。潮騒の砂浜には玉砂利があり、地元では持って行くとバチが当るといわれています。

冬の荒海

今朝は大分冷え込みました。親戚や社宅そして仮設住宅の人たちは風邪など引いていないかと心配です。箱根駅伝東洋大の柏原選手のゴールの姿が今朝の福島民報に載っていました。復路も東洋大が二位に9分もの差をつけてゴール、避難者には大きな希望と元気頂いたと思います。今年は本当の復興の年にしたいです。ここ四倉支所昨日の線量0.21μSv/h・・・一日も早く0.12μSv/hになって欲しいです。

紅白BDを見ていたとき大きな地震が

昨日の元日の午後、お客さんも帰ったので録画BDを見ていると、14:28始め小刻みの初動波が、そして大きな揺れ・・・わが町いわき、岩沼、水戸、宇都宮、群馬、熊谷、千葉、東京、横浜と広い範囲で震度4、M7.0、震源地は東海南鳥島近海とか。ビックリでした。その後落ち着いて、嵐のメンバーからいわき豊間中の被災ピアノの甦りを説明そして、桜井翔さん演奏での「ふるさと」の全員での合唱を観賞、改めて感動しました。
震災に負けないぞという勇気を頂いた修復の遠藤さんに感謝です。
画像は豊間中の裏側で体育館の屋根が見えます。ここから200メートル南にいくとあの美空ひばりの「みだれ髪」の歌碑があります。また、この中学校のある薄磯地区は遠浅で津波は来ないという神話が信じられていました。

四ツ倉仮設住宅

平成24(2012)年壬辰閏年（オリンピック年）の幕が無事開きました。今年も宜しく。昨日の紅白では嵐の桜井翔さん演奏のピアノいまかいまかと待っていました。後半ようやくお目にかかりました。このピアノの販売店も知っているからなおさら感動しました。さぞかし仮設住宅の被災者に勇気と生きる喜びがわいたことでしょう。ピアノさん有難う。そして、修理されたかたや会場に運んだ方がた関係者にお礼を述べます。