ブログ仙岩

各紙のコラムや報道番組、読書の感想、カメラ自然探索など。

福島県の国勢調査から思うこと

2015-12-26 10:30:33 | エッセイ
25日昨日国勢調査の結果発表、福島県の人口1,913,606人で、前回(平成22年)より、115,458人減少した。全59市町村の53市町村で減少、増加率は西郷2.8%、いわき2.1、相馬2.0、大玉1.3、三春0.6、福島0.6の6市町村の順であった。

中でも人口の実数から、いわきが一番増加して7,095人、次に、相馬で758人であった。西郷は110人である。

また、世帯数では、736,616で前回より15,822の増加であり、29市町村で増加している。周辺からの移入で大玉16%、三春13.2%、相馬12.0%の増加でも、会津や南会津での世帯数の減少も目立つ。

しかし、人口では大熊、双葉、浪江、富岡は0で、原発の後遺症4年過ぎても、戻れない悲しみが浮き彫りに。

そして、南相馬13,145人、郡山3,104人、喜多方2,935人、白河2,790人、会津2,135人の減少で、減少率の高いものの順では、三島13,4%、昭和11.9%、北塩原11.8%、柳津11.7%、金山11.7%であった。が、南相馬18.5%の減少率は常磐線の全線開通が望まれる所以でもある。

都市化現象が進む中で福島県では都市の人口が減少している逆の実態である。そして、男子944,963人で4.0%の減少でも、女子は968,639人で7.35の減少から、子供と共にする母の帰還が少ないこともはっきりしている。

クリスマスイブの迎え方・・・

2015-12-25 09:10:41 | エッセイ
昨夜のテレビでは、サンタが犬ぞり、トナカイ橇、そしてオーストラリアでは海を小舟でやってきた。

そして、野外でバーべキューとか、北と南でこうも違うサンタの活動もネットで瞬時に伝わり、サンタとの距離感は格段に縮まっている。飛行機から降り立ったフィンランドのサンタとか。

IT技術の進歩は世界を一つにしたが、ゲリラ的テロ事件が年の瀬に暗い影を落とす。シリアに入った日本人記者が消息をたったとか。芦ノ牧温泉駅長「ばす」が老齢で名誉駅長に、オス猫の2代目「らぶ」が駅長に就任したと・・・。

でも、福島市ではチャリティー・ミュージックソングが始まり、かわいい園児のサンタ姿が披露されていた。また、ラジオでは3才の時貰ったお菓子入りの赤い長靴が大人になっても母が部屋に飾っているとか。仮設住宅で保育園児が訪問してお遊戯を披露したりと・・・。

また、今年9月から働き始めた浪江出身の藤田知美(35)さんは平田村のデイサービスセンターで働いている。祖父母は津波で亡くなり、津波の光景は忘れられず、思い出すと気分が悪くなるという。

長女と夫と原発事故で避難先を変え、小野町の借り上げ住宅に落ち着いた。新たに長男も生まれたが、以前やっていた介護の経験から、育児もひと段落し、天職と思う介護に復帰した。

今日のクリスマス会の準備に忙しく、利用者とともにツリーを飾り、食事の配膳、トイレや入浴の介助と目まぐるしい動きの中で「調子はどうですか」と優しく声をかけていた。

大学入試新テストの素案を提示問題解答

2015-12-24 13:37:17 | エッセイ
数学1、問題、「∆ABCにおいて、AB=2、BC=√5+1、CA=2√2とする。また、∆ABCの外接円の中心をOとする。①∠ABCは何度か。②外接円の半径を求めよ。

解説、作図がものをいう。しっかり作図していれば、①は60度が見てわかる。②の外接円の半径は約1.6も目分量で分かる。

聖夜の団欒に思う

2015-12-24 08:56:34 | エッセイ
あぶくま抄に、欧米では七面鳥や菓子を焼き、ツリーを囲んで家族と過ごすのが定番という。フィリピンやメキシコ・・クリスマスの過ごし方はさまざまだ。・・・・

天声人語では、ホワイト・クリスマスの人気はゆるぎない。山下達郎さんの「クリスマス・イブ」がゆるがぬ定番らしい。が、私はやはり、ジングル・ベルだ。

「待つ人はつねに来る人より多くこの街にまた聖夜ちかづく」歌人小島ゆかりさんの一首に、待ち合わせスポットの人模様を想像してみる。一人ずつやってきて待つ人とともに消え、年の瀬街の雑踏に、あたたかさと冷たい風が混じり合う。

白樺派詩人千家元麿の「三人の親子」に、大晦日の晩、母子三人が往来から、硝子戸の中の餅をじっと眺めている。10分立ち尽くして、買わずにそっと歩み去る。そんな詩だ。

人は誰も見ていなかったが、神だけはきっとそれをご覧になったろう。と詩は続く。店のウインドーにせよ家々の窓にせよ、ガラスの向こうの華やぎや幸せが、胸にしみ入る時節でもある。しかし、暖冬の聖夜の団欒も確かな暮らしがあってこそ。広がる格差、進まぬ福島の帰還復興を神はしっかり見ているであろうと。

大学入試新テストの素案を提示

2015-12-23 11:12:57 | エッセイ
22日文科省の専門会議で、大学入学希望者学力評価テストの問題例が公開、思考、判断、表現の力が測れるものであると。

数学の問題イメージ例で、警察庁の事故統計資料、発生件数、負傷者数、死者数の5年おきに7つの棒グラフ3つが提示された。このグラフから3人が分析して、死者数の減少分析原因を記述するものである。

道路の拡張から安全に、車の性能向上、ドライバー安全意識向上、事故医療の向上などあげることができる。が、採点に時間がかかり、採点者の個人差が生ずる問題点もある。

この例を見て、ドイツ・ニュルンベルグでの数学の自動車を安く購入するにはという授業参観を思い出した。

今年のセンター試験、数学1、問3「∆ABCにおいて、AB=2、BC=√5+1、CA=2√2とする。また、∆ABCの外接円の中心をOとする。①∠ABCは何度か。②外接円の半径を求めよ。の穴埋めであった。

これで、終わっているから、余弦定理、正弦定理を知らない学生は落第の記憶の問題である。

やはり、この三角形の問題から、高さや距離など生命の危険になるかもしれない、高度認識、高山の壁の高さ、スカイツリーの高さなどに応用されることへ導く問題にはできるはずと・・・。解答は次回に。