国も教会も荒らされている
「イスラエルびとが種をまいた時には、いつもミデアンびと、アマレクびとおよび東方の民が上ってきてイスラエルびとを襲い、イスラエルびとに向かって陣を取り、地の産物を荒してガザの附近にまで及び、イスラエルのうちに命をつなぐべき物を残さず、羊も牛もろばも残さなかった」(士師記6:3、4)。
神様の民のところに異教徒がテントを張って居座ったわけです。皆さん、異教の教え、原罪に関するものや、新神学、妥協した福音、間違った教理、バビロンの教会で育った神学、そういったものが神の教会に侵入してきているのです。私の愛する教会が目の前で壊されようとしています。皆さんは、どのように感じられますか?
多くの有望な青年がバビロンのセミナーで学び、大学に行き、博士号や修士号をとり、そして、戻ってきて神の民を教えているのです。しかし、民を生き返らせるような、命を与える霊的な食べ物が、教会で与えられなくなってきています。そのため霊的なうえ渇きが起きているのです。そういう中で、本当に少数の人が、神様の言葉を山のほら穴や、そういったところに隠し持っているわけです。そういった人々は、現代のワルデンセスだと、私は思っています。
皆さん、この教会も、山となることが出来ます。神の民が逃れる山となることが出来るのです。混じりけのない真理を伝える山となることが出来るのです。
「イスラエル人に向かって陣を取り、地の産物を荒してガザの附近にまで及び、イスラエルのうちに命をつなぐべき物を残さず、羊も牛もろばも残さなかった」(同6:4)。
これは、本当に悲しい状況ですね。これは、イスラエルの時代だけの話ではありません。私たちも同じような状況に生きています。
「彼らが家畜と天幕を携えて、いなごのように多く上ってきたからである。すなわち彼らとそのらくだは無数であって、彼らは国を荒すためにはいってきたのであった」(同6:5)。
彼らは、やってきて天幕を張ったわけです。皆さん、間違った福音、永遠の福音でない福音が、また、間違った教理が神の教会へ侵入してきて、テントを張っているわけです。そして、あたかも、それが、本当の残りの子らの福音であるかのように、ふるまっているわけです。
「いなごのように多く上ってきたからである。すなわち彼らとそのらくだは無数であって、彼らは国を荒すためにはいってきたのであった」。
彼らの目的は、残りの子らが持つべき、メッセージをなきものとすること、国を荒らすことが目的なんですね。