ヨブの病はどのようなものだったのでしょう。ヨブの病気に関する部分を整理してみます。
(2:7)「足の裏から頭の頂まで、いやな腫物」が出て、
(2:8)「かゆくて皮膚が血だらけになるほどかいて」
(7:5) 「肉はうじと土くれとをまとい」、「皮は固まっては、またくずれ」、 (19:17)「呼吸する度ににおいがして」
(30:17)「一日中骨がうずいて」
(30:30)「皮膚は黒くなって、はげ落ち」、「骨は熱さによって燃え」る状態にあります。
身体がかゆくて瓦で掻いたという話は有名ですが、 ヨブの苦難がこれほどだと知っていましたか?どれほどの状態か理解されましたか? 読むだけで心が痛みます。 しかし、ヨブは最後の線を越えていません。 痛いので痛いと言っています。 しかし、神様を呪っていません。
子どもが死んだ人に、"どうして悲しむのですか? 復活があるのに!大丈夫ですよ"こんな話をする人がいますか。 クリスチャンは悲しくても泣いてはいけないのですか? 感情を表現できることは健康なことです。 ヨブはつらさや苦しさを語りました。 それでヨブ記を誤解してヨブを信仰のない人だと考える人がいます。 夫婦関係でも対話ができる関係が健康な夫婦です。 ずっと根にもっていて、最後に爆発して、一言言います。 "ハンコを押して!"。みなさん、そうしないでください、対話をたくさんして下さい。 ヨブは多くの話をします。 自分の悔しさや理解できない環境のために、神様にその訳を説明してくださいと頼むのです。 そして多くの悲しみを表現します。 しかし、ヨブは、肉体の苦難をよく耐えました。 すると、さらに強い苦難が来ます。どんな苦難が来ましたか?
心の傷です。 ヨブ記2:9を見ると、
「時にその妻は彼に言った、『あなたはなおも堅く保って、自分を全うするのですか。神をのろって死になさい』」(ヨブ2:9)。一番近い人が一番心を傷つけます。 夫婦喧嘩をしても最後の線を越えてはならないのに、“お前の家庭はこうだ”とか、“あなたの過去はこうだった”とか、触れてはいけない弱い所を指摘します。 他の人に嫌われても配偶者の慰めがあるなら、生きていけるように神様は計画されました。 しかし、配偶者から非難されると耐えられないのです。
"神様をのろって死になさい" これはだれの言葉ですか?サタンの言葉です。 サタンが望むことがこれです。 しかし、「すべてこの事においてヨブはそのくちびるをもって罪を犯さなかった 」。
ヨブのような信仰の人になられることを願います。
皆さんは苦難の中におられますか? 口にできないほどのくやしさを感じていますか? 神様を恨んではいけません。 友達はヨブを災いの張本人として呪いと非難を浴びせて、妻までが愛や慰めを与えなければならない時に悪口を言って去ってしまいました。 サタンがここまで苦難を与えたのにヨブは神様を非難しませんでした。
これはどういうことでしょう? どうしてヨブはこれほどの目にあったのでしょう。