□イエス様が亡くなられた金曜日の午後3時。
十字架で亡くなられる前にイエス様が最後に言われた言葉は何ですか。「すべてが終った」と言って亡くなられました。ところで「すべてが終った」時がほかにもあります。いつですか? 創世記2章で、神様が天地万物を造られた六日目の金曜日の午後、すべての作業が終ったと宣言されました。そしてすべての作業が完成した後で、安息日を制定して創造を記念されました。
人間が堕落して罪の奴隷になっている時、イエス様は人間の罪の代価を払われ、その後で、同じ時間に、同じ言葉で「すべてが終った」と宣言されました。その後、どうなりましたか? 日が暮れて安息日に入って、すべての仕事を終えて休まれました! 十字架で亡くなられることによって、私たちを創造された創造主としての責任と、救世主としての責任を果たされました。イエス様は創造主であり、救い主です。安息日は、創造と救いが調和した最高の記念になりました。十字架でこの二つの驚くべき出来事が起きました。
私たちはイエスの十字架を通して、私たちを創造してくださっただけではなく、罪の奴隷になって、食べ物のために生きていた私たちを救うために救い主として来られたイエス様に会うことができます。安息日はエジプトからの解放だけでなく、罪からの解放を伝える記念日になりました。安息日を守ることで、罪から救われたことを思い出すことができます。罪からの解放を与える方が、安息日の主です。聖書の他のどんな出来事も、この驚くべき真理を表すことはできません。"ただ、安息日だけです!"
[反論]
□ このように説明しても、多くの人が"安息日はユダヤ人のために制定されたのではありませんか"と言います。それなら、偶像を崇拝するな、エホバの名をみだりに唱えてはならない、殺人をしてはいけない、などの戒めもユダヤ人だけのために制定されたということですか?
□ 聖書のどこにも安息日がユダヤ人だけのものだと言うところはなく、むしろ<世界を創造された故に> と宣言します。 ユダヤ人の安息日ではなく、神様の安息日です。安息日は人類の始まりと同時に最初から守るように命じられた日です。またこの時は、ユダヤ人が存在もしていなかった時です。