今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

成田山 新勝寺 その1(千葉県成田市成田)

2017年02月04日 | 神社・仏閣
年間1000万人以上の参詣者が訪れる「成田のお不動様」である
今年の節分会では新横綱「稀勢の里」効果もあり、68,000人の参拝者で賑わったという

成田山 新勝寺
天慶2年(939年)年関東の武将・平将門が新皇と名乗り朝廷と敵対、平将門の乱が勃発
寛朝大僧正は、弘法大師空海自らが敬刻開眼した不動明王を成田の地に奉安し、戦乱が鎮まるようにと祈願した
祈願最後の日、平将門が敗北して関東の地に再び平和が訪れた
寛朝大僧正が都へ帰ろうとしたところ、御尊像が磐石のごとく動かず、この地に留まるよう告げる

総門
京成成田駅から10分程歩くと左手の大きな門が見えてくる



開基1070年の記念事業により、平成19年(2008)に建立。高さ15mの総欅造り






御水舎



仁王門(重要文化財)
入母屋造の八脚門で、天保2年(1831年)の建立。参道から大本堂へ至る急な階段の途中に建つ



壁には旅の安全を祈願する「わらじ」
金網の奥には仁王像らしきものが見える



仁王門の像の撮影にはいつも苦労するが、今回はかなりハードルが高い
この写真はスマホで、金網の下に一箇所だけある隙間から



門の左右に密迹金剛、那羅延金剛の二尊
最近では仁王門専用になっている補助カメラで撮ることにした

「密迹金剛(みっしゃくこんごう)」



「那羅延金剛(ならえんこんごう)」



裏には広目天と多聞天の二尊

「広目天」



「多聞天」



800Kgあるという大提灯には「魚がし」の文字



こわれ不動
大本堂へ続く石段の左手にある



左右に池があり参拝者が写真を撮っていたので私も一枚



「香閣(こうかく)」の煙を具合の悪い部分にあてるそうだ…。全身煙臭くなるので止めた
奥に見えるのが大本堂。本来は真っ直ぐ進むのだが、右手にとんでもないものを発見してしまった



三重塔(重要文化財)
新勝寺参拝は初めてで予備知識もなく三重塔があるのも知らなかった
しかも重要文化財に指定されている



これまで随分三重塔を観てきたが、これほど美しい塔は見たことがない



近寄ってみると東照宮の色彩と似ている



外国人観光客から記念写真を頼まれたり、こちらから声をかけ撮ってあげたりして楽しい時間を過ごしていた



石摺(いしずり)不動尊
体に不調がある人は、石に刻まれたお不動さまの同じ場所を撫でるといいそうだ



肉眼では見え難い部分を強調するとこのようになっている



ベンチに腰をおろし美しい塔をぼっと眺めていると「ボランティアガイド」があるということが耳に入ってきた
初めての寺なのでさっそく申し込むことにした
大本堂→釈迦堂→額堂→光明堂を経由して平和大塔まで案内していただいた
途中、ガイドの話に集中したいと思い写真は撮らなかった

平和の大塔
1984(昭和59)年に建立された平和の大塔は、真言密教の教えを象徴する総高は58mの塔



根来寺の大塔の大きさに驚いたことがあったが、さらに20mも高い






撮影 平成28年11月7日
コメント (2)
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