今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

高千穂峡(宮崎県西臼杵郡高千穂町大字向山)

2013年07月10日 | 名所・旧跡


雨模様だが人気観光地しかも日曜日ということもあり心配なのは駐車場だ。
以前訪れたときには真名井の滝のボート乗り場の近くに駐めることができたが、道路脇で車の誘導をしている係の方から今日は混んでいるのでここに駐めて下さいと折り返し地点の場所に案内された。
さらに、この車は大きいのでここにと最高の場所に誘導された。ついている。高揚した気持ちにカメラと雨傘を持って車を降りた。

古い石橋を渡って駐車場に到着。車に乗っていると高さは感じないが下から見ると高所恐怖症なので嫌な感じがする。
帰りは慎重運転でと思ったが交通量が多いため一方通行になっていた。




高千穂峡(名勝、天然記念物)
高千穂峡は、宮崎県西臼杵郡高千穂町三田井にある五ヶ瀬川にかかる峡谷である。
阿蘇カルデラをつくった火山活動によって、約12万年前と約9万年前の2回に噴出した高温の軽石流が、当時の五ヶ瀬川の峡谷沿いに厚く流れ下った。
この火砕流堆積物が冷却固結し熔結凝灰岩となり、柱状節理が生じた。
熔結凝灰岩は磨食を受けやすいため、五ヶ瀬川の侵食によって再びV字峡谷となったものが高千穂峡である。
高さ80m~100mにも達する断崖が7kmにわたり続いており、これを総称して五ヶ瀬川峡谷(高千穂峡)と呼ぶ。


遊歩道があり最初に見える景色になる。












遊歩道の横に案内板があるのだが、遊歩道が狭い上に大勢の観光客さらに雨傘といった悪条件が重なり、ただ歩いているだけといった感じでこの縄の意味が何だったのかわからない。



真名井の滝(日本の滝百選)
峡谷の崖上は自然公園となっており、その中にある「おのころ池」より高千穂峡の川幅が狭まった部分に流れ落ちる水が真名井の滝となっている。
神話によれば天村雲命(あめのむらくものみこと)という神が天孫降臨の際に、この地に水がなかったので水種を移した。これが天真名井として湧水し、滝となって流れ落ちているといわれている。







旅行雑誌などで有名な撮影スポット。
当然、観光客には大人気で団体客が通過すると10分程度は後ろで静かに待っていなければならない。
プロかアマかわからないがニコンの一眼レフに望遠レンズをつけ三脚を立て写していた人がいたが、人が来ると迷惑にならない場所に待機している。
今、鉄道写真愛好家のマナーが問題になっているが、彼の行動はすばらしい。しばらく撮影している様子を見せてもらった。
夏場は午後10時まで滝周辺がライトアップされ幻想的な雰囲気を出しているそうだ。







上に目を向けると遊歩道の両側に断崖絶壁が続く、この緑の中に囲まれていることによって、下の風景が映えているのかもしれない。


















緑の環境にこの古い橋はとても似合っている。
最後の一枚は橋の上から歩いてきた道を写したものだ。




旅を終えて思い出した事がある。観光客向けに毎日夜神楽を開催している。
前回来たときには熊本のホテルに宿泊していたので時間的に無理があるということであきらめたが、今回は車中泊でしかも道の駅「高千穂」に宿泊していた。
本当に悔いが残る。ということは次があるのかもしれない。


撮影 平成25年5月19日

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