今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

尻屋埼灯台と寒立馬(青森県下北郡東通村尻屋字尻屋崎1-1)

2024年03月03日 | 名所・旧跡
訪問日 令和5年10月2日

尻屋埼灯台(しりやざきとうだい)と寒立馬(かんだちめ)
尻屋埼灯台の周辺に寒立馬が放牧されている観光雑誌の写真に興味を持ち訪れた
灯台に向かう道路には門があり、滞在時間が決められている(9:00-16:00)

尻屋埼灯台(重要文化財)
尻屋埼灯台は、工事期間3年4ヶ月を費やし明治9年(1876年)10月20日に点灯開始した
「日本の灯台の父」と称されるブラントンによって設計された、二重のレンガ壁による複層構造の灯台となっている



高さ30mを誇る日本一高いレンガ灯台である
日本最初の霧笛が設置された灯台でもある



のぼれる灯台16のうちの一つで、日本の灯台50選に選ばれている
参観期間は、令和6年4月6日(土)から令和6年11月10日(日)まで
参観寄付金 300円(中学生以上)



訪れた日は風が強く、体重があり重心が低い私でも油断すると飛ばされそうになる



尻屋埼灯台百周年祈念碑



強風のため空模様がめまぐるしく変わる
文化庁の資料によると重要文化財に指定されている灯台は13基
①尻屋崎 ②犬吠埼 ③清水 ④御前崎 ⑤菅島 ⑥経ヶ岬 ⑦江崎
⑧美保関 ⑨出雲日御碕 ⑩角島 ⑪六連島 ⑫鍋島 ⑬部崎 *釣島灯台(答申中)



寒立馬とその生息地(靑森県天然記念物)
灯台周辺には「寒立馬」と呼ばれる馬が放牧されていると思ったら様子が違った
「寒立」とはカモシカが冬季に山地の高いところで長時間雪中に立ちつくす様を表すマタギ言葉



寒風吹きすさぶ尻屋崎の雪原で野放馬がじっと立っている様子がそれに似ていたことから「寒立馬」と呼ばれるようになった
寒気と粗食に耐え持久力に富む農用馬として重用されてきた



厳しい冬にも耐えられるたくましい体格の馬である
南部馬の系統で足が短く胴が長くて、ずんぐりしている



柵の近くでカメラを構えていると、警戒することなく近寄ってくる



時代背景により軍用馬、農耕馬、大型肉用馬として外来種との交配がなされ現在にいたっている



撮影 令和5年10月2日

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