ラウラは大樹が大切にしていた海兵新兵訓練編を読んだが、あまりの下品さに投げ込んでしまう。
しかし、無我夢中に投げたため誰かに当たってしまう。
大樹は気がついていたそうだが、肝心のラウラは気がついていない。
劉夢華「ヤバッ・・・・・ラウラ・・・・・後ろ後ろ・・・・・・」
ラウラ「なぁに・・・・・・・・ハッ」
夢華の反応を見てラウラは後ろを振り返る。
振り返ったラウラは拍子抜けをしたかのような顔をする。
「吉野大尉.劉少尉.ベルタリア准尉.君たちは上官に接する時はどのように教育を受けているのかね?」
イライラ
ラウラが投げた海兵新兵訓練編が命中した相手は上級士官であった。
見るからに階級の高い将校である。
吉野大樹「ゲッ大佐かよ!」
大樹はラウラが海兵新兵訓練編が命中した将校は階級が大佐であるのを確認すると凄く顔色が悪くなる。
大佐でもかなり地位が高いので、大尉である大樹も恐縮してしまう。
「それはじゃないぞ、ベルタリア准尉!貴様は周囲というものに、警戒しないのかね?周囲の警戒ができないものが、よくもまぁ今まで生きてこられましたな!」
ドヤッ
ラウラ「う......それはその・・・・」
顔面を近く指差され、ラウラはいつもの勝気な女ではなく怯える若い女性兵士のようだった。
完全に泣き出しそうな感じであった。
夢華はラウラをフォローしたかったが、さすがに上級士官相手じゃ相手が悪いためフォローはできない。
「まぁいい桐原少佐を呼んでこい、このような教育の仕方について説明させてもらうからな。フン。」
スタスタ
大佐は去っていく、あっさり事が済んだ。
夢華は案外あっさり済んでよかった~と安堵する。
下手したら首が飛ばされる可能性もあったからである。
軍は縦社会、上官に本を投げつけるのは無礼千万である。
吉野大樹「ラウラどうするんだよ、これ・・・・」
チラッ
ラウラ「・・・・大樹行って暇なんだから!」
チラッとギラッと
二人はお互い顔を見ながら、どちらが桐原に報告するかで迷う。
普通ラウラが行くはずなんだが、めんどくさいのか行こうとしない。
当のラウラはさっきまで泣き出しそうな顔だったのに態度が元に戻っている。
さすがエースと心の中で思う夢華。
吉野大樹「がっ・・・・あのなラウラ、お前の不手際を何故俺が背負わないといけないんだ?それに年下とは言え、俺は大尉だぞお前は准尉・・・つまり言うなら上官。だから、その事を理解しようかラウラ。」
ギロッ
ラウラ「理解しているわよ、でも実戦経験は私の方が上。」
ギロッ
大樹は当然反発し、上官の権限でラウラに自分の責任を取らせようとするがラウラは自分自身の戦闘の実戦経験の深さを持ち出す。
お互いプライドがあるのかお互い退くことのない雰囲気を出すように睨み合う。
吉野大樹「なんだとそのくせして、この部隊に配属される前はずっと曹長だった癖に・・・」
ラウラ「なんですって!?」
ガルルルルルルルル
ラウラは犬が威嚇するように唸る。
実戦経験が豊富であり軍歴は大樹より上であるラウラは事実、ずっと曹長であり階級はあがっていない。
准尉に昇格したのは、新統合軍入隊後以来の昇進である。
一方の大樹は、准尉ー少尉ー中尉ー大尉と順調に出世を重ねてきた。
テストパイロットやバトルロイドの開発するなど優秀な士官であるから出世は当然だ。
まぁラウラは出世できるような任務だったのでしかたがない。
劉夢華「二人とも喧嘩はやめてよ、勤務中なんだしさ。それより隊長の報告は二人でしたらいいじゃない!」
夢華は二人を喧嘩の仲裁に入る。
今は勤務中であり今喧嘩したら、さっきのよりきつい仕置きいや不名誉除隊になる可能性がある。
「喧嘩か?」
「メルトランの姉ちゃん、そいつぶちのめしてしまえ!」
劉夢華「って言っているうちにややこしい野次馬まで・・・・」
喧嘩の騒動を聞き基地の兵士達が回りに集まってきた。
兵士達は喧嘩を見るのが好きであり、一部の兵士がどちらが勝つか負けるかの賭け事をしている。
夢華は更に頭が痛くなったと嘆く。
吉野大樹「事実だろうが!毎回毎回奢らせて、ちっとは上官と部下と言うのを・・・・」
ラウラ「奢らせたのはわずか数回だし、それに私より先にやられたじゃん。何がエースなんですかね、見掛け倒し。」
吉野大樹「がはっ・・・・お前なぁいつかぎゃふんと負かしてやる!このじゃじゃ馬ラウラ!」
劉夢華「だ~か~ら~二人とも隊長へ報告しないと・・・・」
ラウラ「ふぅんじゃあ、後で模擬戦しようか負けたら行くって事で・・・・いい?」
劉夢華「だ~か~ら~もう一度言うけど隊長に報告を・・・・」
吉野大樹「上等だ!喧嘩上等、やってやろうじゃねぇか!」
劉夢華「話さえ聞いてくれない、あなたたちは・・・・・・・」
ラウラと大樹は夢華の話を聞かずに口喧嘩を続ける。
まるで川原で殴り合いする古い少年漫画のように・・・・・・・・・・
今すぐにでも殴りかかってしまう雰囲気ではあるが。
劉夢華「・・・・」
夢華は黙り込んでしまう。
もう入り込む隙がないと・・・・・・・・・
イライラ
夢華の怒りのマグマが少しずつ溜まり始める。
そんな事を知らないラウラと大樹は口喧嘩を続ける。
周りの野次馬は喧嘩を煽る。
ラウラ「死線をくぐり抜けた数が違うんだ、返り討ちにしてやる!・・・」
ギャアギャアギャアギャア
吉野大樹「そっちのセリフだ!可愛くねぇ寸胴 怪力女!」
ラウラ「口が悪い、自意識過剰・・・」
ギャアギャアギャアギャア ギャアギャアギャアギャア
劉夢華「・・・・・」
イライラ
吉野大樹「ガサツゼントラ娘!」
ラウラ「馬鹿男!」
イライラ
どんどん夢華のイライラが溜まっていく。
まるで火山の中でマグマが溜まっていくかのように。
そんな夢華を見向きもせず、ラウラと大樹は喧嘩を続ける。
吉野大樹「可愛くねぇ、色気がねぇ寸胴間抜け!」
ラウラ「鈍感.単純.へたくそ.素人.雑魚.間抜けそれと、ガドラス!」
吉野大樹「はぁ敵だと~上等だ!やってやるぜ!」
ブチッ
そしてついに夢華の堪忍袋はついに限界を達した。
顔はまるで噴火寸前のオリンポス山のようだった。
そして・・・・・・・・・・・・
劉夢華「ぶぁぁぁ馬鹿コンビ!」
ラウラ「!?」
吉野大樹「へっ!?」
劉夢華「早く桐原少佐に今の不祥事を報告しなさい!!!!」
なさい!!
なさい!・・・
なさい!・・・・
なさい・・・・・・・・・・・
い・・・・・・・・・・・・・・・・・・
夢華の激昂が凄い迫力だったのか、さっきまで喧嘩していたラウラと大樹は尻込みをする。
周りの野次馬も迫力に負けたのか、すぐさま退散する。
ラウラと大樹は報告のため桐原のところへ行くが・・・・・・・・・
報告する前に桐原茂人少佐は、部下の馬鹿な不祥事のために呼び出されいた。
処罰は管轄外の軍管区のため、降格や予備役取り消しにはならなかったが反省文提出がニューエドワーズ基地司令官から要求された。
しかし、無我夢中に投げたため誰かに当たってしまう。
大樹は気がついていたそうだが、肝心のラウラは気がついていない。
劉夢華「ヤバッ・・・・・ラウラ・・・・・後ろ後ろ・・・・・・」
ラウラ「なぁに・・・・・・・・ハッ」
夢華の反応を見てラウラは後ろを振り返る。
振り返ったラウラは拍子抜けをしたかのような顔をする。
「吉野大尉.劉少尉.ベルタリア准尉.君たちは上官に接する時はどのように教育を受けているのかね?」
イライラ
ラウラが投げた海兵新兵訓練編が命中した相手は上級士官であった。
見るからに階級の高い将校である。
吉野大樹「ゲッ大佐かよ!」
大樹はラウラが海兵新兵訓練編が命中した将校は階級が大佐であるのを確認すると凄く顔色が悪くなる。
大佐でもかなり地位が高いので、大尉である大樹も恐縮してしまう。
「それはじゃないぞ、ベルタリア准尉!貴様は周囲というものに、警戒しないのかね?周囲の警戒ができないものが、よくもまぁ今まで生きてこられましたな!」
ドヤッ
ラウラ「う......それはその・・・・」
顔面を近く指差され、ラウラはいつもの勝気な女ではなく怯える若い女性兵士のようだった。
完全に泣き出しそうな感じであった。
夢華はラウラをフォローしたかったが、さすがに上級士官相手じゃ相手が悪いためフォローはできない。
「まぁいい桐原少佐を呼んでこい、このような教育の仕方について説明させてもらうからな。フン。」
スタスタ
大佐は去っていく、あっさり事が済んだ。
夢華は案外あっさり済んでよかった~と安堵する。
下手したら首が飛ばされる可能性もあったからである。
軍は縦社会、上官に本を投げつけるのは無礼千万である。
吉野大樹「ラウラどうするんだよ、これ・・・・」
チラッ
ラウラ「・・・・大樹行って暇なんだから!」
チラッとギラッと
二人はお互い顔を見ながら、どちらが桐原に報告するかで迷う。
普通ラウラが行くはずなんだが、めんどくさいのか行こうとしない。
当のラウラはさっきまで泣き出しそうな顔だったのに態度が元に戻っている。
さすがエースと心の中で思う夢華。
吉野大樹「がっ・・・・あのなラウラ、お前の不手際を何故俺が背負わないといけないんだ?それに年下とは言え、俺は大尉だぞお前は准尉・・・つまり言うなら上官。だから、その事を理解しようかラウラ。」
ギロッ
ラウラ「理解しているわよ、でも実戦経験は私の方が上。」
ギロッ
大樹は当然反発し、上官の権限でラウラに自分の責任を取らせようとするがラウラは自分自身の戦闘の実戦経験の深さを持ち出す。
お互いプライドがあるのかお互い退くことのない雰囲気を出すように睨み合う。
吉野大樹「なんだとそのくせして、この部隊に配属される前はずっと曹長だった癖に・・・」
ラウラ「なんですって!?」
ガルルルルルルルル
ラウラは犬が威嚇するように唸る。
実戦経験が豊富であり軍歴は大樹より上であるラウラは事実、ずっと曹長であり階級はあがっていない。
准尉に昇格したのは、新統合軍入隊後以来の昇進である。
一方の大樹は、准尉ー少尉ー中尉ー大尉と順調に出世を重ねてきた。
テストパイロットやバトルロイドの開発するなど優秀な士官であるから出世は当然だ。
まぁラウラは出世できるような任務だったのでしかたがない。
劉夢華「二人とも喧嘩はやめてよ、勤務中なんだしさ。それより隊長の報告は二人でしたらいいじゃない!」
夢華は二人を喧嘩の仲裁に入る。
今は勤務中であり今喧嘩したら、さっきのよりきつい仕置きいや不名誉除隊になる可能性がある。
「喧嘩か?」
「メルトランの姉ちゃん、そいつぶちのめしてしまえ!」
劉夢華「って言っているうちにややこしい野次馬まで・・・・」
喧嘩の騒動を聞き基地の兵士達が回りに集まってきた。
兵士達は喧嘩を見るのが好きであり、一部の兵士がどちらが勝つか負けるかの賭け事をしている。
夢華は更に頭が痛くなったと嘆く。
吉野大樹「事実だろうが!毎回毎回奢らせて、ちっとは上官と部下と言うのを・・・・」
ラウラ「奢らせたのはわずか数回だし、それに私より先にやられたじゃん。何がエースなんですかね、見掛け倒し。」
吉野大樹「がはっ・・・・お前なぁいつかぎゃふんと負かしてやる!このじゃじゃ馬ラウラ!」
劉夢華「だ~か~ら~二人とも隊長へ報告しないと・・・・」
ラウラ「ふぅんじゃあ、後で模擬戦しようか負けたら行くって事で・・・・いい?」
劉夢華「だ~か~ら~もう一度言うけど隊長に報告を・・・・」
吉野大樹「上等だ!喧嘩上等、やってやろうじゃねぇか!」
劉夢華「話さえ聞いてくれない、あなたたちは・・・・・・・」
ラウラと大樹は夢華の話を聞かずに口喧嘩を続ける。
まるで川原で殴り合いする古い少年漫画のように・・・・・・・・・・
今すぐにでも殴りかかってしまう雰囲気ではあるが。
劉夢華「・・・・」
夢華は黙り込んでしまう。
もう入り込む隙がないと・・・・・・・・・
イライラ
夢華の怒りのマグマが少しずつ溜まり始める。
そんな事を知らないラウラと大樹は口喧嘩を続ける。
周りの野次馬は喧嘩を煽る。
ラウラ「死線をくぐり抜けた数が違うんだ、返り討ちにしてやる!・・・」
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吉野大樹「そっちのセリフだ!可愛くねぇ寸胴 怪力女!」
ラウラ「口が悪い、自意識過剰・・・」
ギャアギャアギャアギャア ギャアギャアギャアギャア
劉夢華「・・・・・」
イライラ
吉野大樹「ガサツゼントラ娘!」
ラウラ「馬鹿男!」
イライラ
どんどん夢華のイライラが溜まっていく。
まるで火山の中でマグマが溜まっていくかのように。
そんな夢華を見向きもせず、ラウラと大樹は喧嘩を続ける。
吉野大樹「可愛くねぇ、色気がねぇ寸胴間抜け!」
ラウラ「鈍感.単純.へたくそ.素人.雑魚.間抜けそれと、ガドラス!」
吉野大樹「はぁ敵だと~上等だ!やってやるぜ!」
ブチッ
そしてついに夢華の堪忍袋はついに限界を達した。
顔はまるで噴火寸前のオリンポス山のようだった。
そして・・・・・・・・・・・・
劉夢華「ぶぁぁぁ馬鹿コンビ!」
ラウラ「!?」
吉野大樹「へっ!?」
劉夢華「早く桐原少佐に今の不祥事を報告しなさい!!!!」
なさい!!
なさい!・・・
なさい!・・・・
なさい・・・・・・・・・・・
い・・・・・・・・・・・・・・・・・・
夢華の激昂が凄い迫力だったのか、さっきまで喧嘩していたラウラと大樹は尻込みをする。
周りの野次馬も迫力に負けたのか、すぐさま退散する。
ラウラと大樹は報告のため桐原のところへ行くが・・・・・・・・・
報告する前に桐原茂人少佐は、部下の馬鹿な不祥事のために呼び出されいた。
処罰は管轄外の軍管区のため、降格や予備役取り消しにはならなかったが反省文提出がニューエドワーズ基地司令官から要求された。