マクロス外伝大本営 新統合軍極東太平洋軍管区司令部

マクロスやロボット大好きなブログです。二次創作などを主にやります。

公式ではなく非公式です。

第18話 地球までの道のりは何マイル?

2017-01-16 21:10:29 | 超時空要塞マクロスサイドストーリーズ
鎌倉中佐とヘルベック中佐は地球への帰還するための作戦立案のプレゼンテーションの準備に取り掛かった。
これはあくまでもこれは基本中の計画であり、戦況の状況では変化する可能性のある作戦である。
二人は黙々とグローバル艦長を始めとする高級将校達に説明する。

鎌倉中佐「土星を通過し、次に我々がなすべき事はかつて火星開発のために設営され廃棄された火星サラ基地で物資の回収をする事です。」

ヘルベック中佐「この基地には火星からの撤収の際に放棄された非常食や補給資材が残されています。これを確保すれば、地球までの帰還の際までは心配なく敵の襲撃なしであれば安心して帰れます。」

彼らが中継地点として定めているのがかつて火星開発を行っていたサラ基地である。
統合戦争が激化し地球へ帰還したが・・・・途中地球帰還船団は反統合ゲリラの攻撃で全滅した。
そこで初めて反応弾が使われたと言う記録が残っている。

地球への帰還の際に余分な食料と物資を大量に放置しており、地球への帰還の際は食料不足と補給資材不足にならずに済むと言うのである。

朴中佐「君たち、補給云々の話をしているが戦闘の方はどうなんだね?」

ヘルベック中佐「当然考えていますが、正体不明である異星人についての戦術は偵察の報告でいろいろ修正させていただきます。最初から敵を想定した戦略を立てすぎると、想定外の出来事は多く発生するかと思っています。」

朴中佐の指摘の通り、さすがに敵に対しての作戦は立てていなかった。
無理もない、正体不明の異星人の軍(ゼントラーディ軍)の全貌が分からない今無理に作戦を立てることはできない。
無理やり押し込んでも実戦で想定外の事が頻発し、せっかく前もって立てた作戦が無意味に終わってしまう。

鎌倉中佐「今回キャッツアイスカウト部隊の情報を元にした作戦ですが、敵艦は少なくとも50隻以上いると思われ艦はマクロスと同等であり艦載機部隊は1000機は超すかと思われます。」

「1000機」

これを聞いた一同は1000機の数に驚く。
1000機と言う数はかつての中国が保有していた戦闘機の数と同等である。
小国の軍が大国の軍に挑むかのような感覚であった。
正面で戦えば数で劣るマクロスは一たまりもない。

マイストロフ大佐「勝算はあるのかね?」

鎌倉中佐「勝負するには月面の宇宙軍総司令部の艦隊と合流する事です、そのためにも敵艦隊との正面衝突を避けるため土星リング周辺を迂回します。若干遠回りになりますが、それしか道がありません。」

朴中佐「遠回りだと?その方が危険が長引くだけではないのか?」

鎌倉中佐「無謀に強行突破して多大な犠牲を出すよりかはマシです朴中佐!!!」

鎌倉中佐と朴中佐は激しく言い争いをする。
確かに危険は長引くが正面突破して多大な犠牲を出すよりかはマシである。
正面突破は下手したらマクロスが撃沈される危険性も出てくる。
お互いに譲らない様子だったが・・・・・・・・・

張大佐「朴そこまでにしろ!」
地球統合空軍元南アタリア島副司令官.大佐張用徳

朴中佐「しかし。」

張大佐「鎌倉中佐の言う通りだ、それに最終判断するのはグローバル艦長だぞ。」

朴中佐「艦長・・・・どうするんですか?」

朴中佐はグローバル艦長に判断を仰ぐ。

グローバル艦長「鎌倉中佐とヘルべック中佐の案を採用しよう。」

朴中佐「艦長・・・・・・」

グローバル艦長が選んだのは迂回して土星リング周辺を迂回する事である。
土星のリングならば潜伏するのもいいし、敵に発見される可能性はかなり低くなる。
そこを通れば、なんとかなるかもしれない。

その後は土星迂回潜伏ルートを取った。
そこで補給し一気に火星方面を突破するのである。

そしてマクロスは天王星を越え目標の土星付近に到達しつつあった。
そんな時であった。

桐原中尉「うひゃぁお前、俺達と同じ世界に入ったんだな。」

カール「ごもっとも所属していた輸送機が使えんじゃ、俺の仕事はなくなるんでな。可変戦闘機乗りにならんと俺は軍人の皮を被った無職さ。はははははは。」

機種転換組の訓練が終わり、それぞれの部隊に配属されていた。
そんな中には輸送機乗りのカール・レーガーがいた。
相変わらずグラサンをつけワイルドな笑顔をするカール。
桐原はそんなカールには親近感が覚えていた。

桐原中尉「大尉殿の機体はどんなのですか?興味あるんすけど?」

桐原はカールにどんな機体に乗っているのか質問をする?

カール「俺の機体を見たいのか?」

桐原中尉「当然じゃないですか、機種転換を果たした大尉殿がどんな機体に乗っているのか興味ありますよ。」

桐原の質問にカールは首をかしげるが桐原は目をキラキラさせながら自分の事を見ている。
当然興味を持っているのは桐原だけじゃない、後ろにいた佐枝子と滝田も乗っかってきた。

カール「しょうがない、全員ハンガーへ来るんだ!パイロットスーツ着こみでな。」

カールは圧力に負けたのか3人を自分の機体を見せる事にした。
そして4人でプロメテウスのハンガーへ辿り着いた。
彼が配属されたのはSVF-37レッドブルズと言う部隊に配属されたと言う。
すると目の前に青い機体が見えてきたこれが彼のバルキリーである。

桐原中尉「このマークはなんだ?」

三浦佐枝子「牛のようね。」

桐原と佐枝子は牛のようなエンブレムを見た。
まるで普通の穏やかな牛ではなく怒っているような感じであった。

カール「レッドブルだ、部隊名にある通りのエンブレムだよ。」

桐原中尉「それじゃあこいつはA型か?」

カール「それは違うな。」

桐原中尉「違う?」

カール「JA型だよ。」

「JA型?」

一同はJA型の単語に驚く。
普通バルキリーは基本A型・D型・J型・S型の4機種を思い浮かべる。
だがJA型じゃない、カールはJA型について説明する。

カール「こいつはA型ではあるが、実質的にはJ型に近いようになっている。」

滝田中尉「まさかだが、こいつは日本で造られた奴じゃないのか?」

カール「まさにその通りだよ、こいつは日本でA型を検証するためには作成された機体だ。」

VF-1バルキリーのJ型は日本で製造されている。
日本の技術者が北米で製造されたA型を元に作れるように練習として作成したのがJA型である。
これが成功しJ型は配備され、その1号機はロイ・フォッカーが予備機として持って行ってしまった。
お役目ごめんとなったJA型だが、その後なぜか南アタリア島にありフォールド後マクロスに回収された。

それが偶然カールの元に回ってくた。

桐原中尉「大尉殿俺の機体と交換してくれ!」

カール「なにぃぃぃぃ!?」

桐原中尉「レアな機体だろ、俺も乗り・・・・痛ててててて・・・・」

三浦佐枝子「やめなさい。」

佐枝子はJA型の交換を強請る桐原のケツを引っ張る。

桐原中尉「冗談、冗談だっての。」

三浦佐枝子「ならばよろしい。」

カール「まったく・・・・・」

カールは桐原と佐枝子の漫才の様子に若干呆れる。
よく考えたら今まで付き合った彼女とはこんな事はしなかったなと・・・・・・

カール「まぁ今後共にやる仲間だ、その時は一緒に頑張りましょうや。」

桐原中尉「あぁよろしくな。」

滝田中尉「こちらこそ。」

三浦佐枝子「よろしくね。」

カールは握手を求めるかのように手を差し出す。
桐原.滝田.佐枝子はそれに答えるかのように一人一人握手し、カールを歓迎した。
戦争中とは思えないような笑顔を浮かべながら。
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第17話 統合進行会議

2017-01-16 17:43:17 | 超時空要塞マクロスサイドストーリーズ
桐原が女性パイロット候補生と会ってから2日後。
SDF-1マクロスの会議室では士官クラスの会議が行われていた。
このままどうやって地球へ帰還するかである。

通常航行しているので少なくとも半年以上地球に帰れない計算であり、それまでどうやってゼントラーディ軍の追撃を逃れるか協議した。

食糧と水は何とか南アタリア島から回収した分を含めて2年ぐらいの備蓄でなんとかなるが。
防衛の面は別である。
戦闘で稼働可能な戦力は実質的に30機程度、この前の戦闘で23名のパイロットが戦闘で死んでいる。
機体の予備と、艦内で製造できる分はあるがなんせパイロットが足りない。
相手は平気で50機・100機を全力で投入できる程の連中だ。

人員不足であり防御する分足りない。
なんとしても機種転換をする人員を早く投入しないといけないのである。

グローバル艦長「これより統合進行会議を始める。」

それらの問題に対しグローバル艦長は佐官クラスの士官を集め会議する。。
階級は少佐から大佐までの佐官でありその中には大谷三穂大佐.ダーリヤ・イリイニチナ・トルスタヤ中佐.スワート・ホーンベリー中佐など計7名の女性の将校も会議に参加していた。
そしてまず最初の問題から入る基礎中の基礎。

グローバル艦長「佐久間大佐、各員の再編成は出来ましたかな?」

佐久間大佐「陸海空宇の4軍と海兵隊の混合で配備完了しました、混乱はありましたが幸い直ぐに慣れて普通に勤務しています。」
地球統合軍大佐佐久間昌盛

グローバル艦長「そうか・・・・・」

既に艦内の配置も完了した。
様々な部署があり1万人以上の正規軍人がいて案外混乱しそうだったが。
佐久間大佐の手腕でなんとか直ぐに配置転換が完了した。

朴中佐「しかし、あれほどの人員を纏めるとは流石は佐久間大佐だな。」

佐久間大佐「配置作業を協力をしてくれた早瀬中尉.グレンジャー中尉がいなければ一周間はかかりましたよ。」

佐久間大佐の艦内の配置の作業を手伝っていたのは早瀬未沙とエマ・グレンジャーとその他の将校であった。
1万人近くの人員の作業を数千単位を寝る間も惜しみ作業を手伝ってくれた。
本来1週間はかかる作業をわずか数日で終わらすことが出来たのである。

アルーノ少佐「自分から報告しますが、訓練を受けていた機種転換組は後3日後に訓練を終了し各部隊へ配属される予定です。」

グローバル艦長「何名配属されるか?」

アルーノ少佐「最低でも1個飛行隊分は配属される予定とこちらは見積もっています。」

グローバル艦長「16×2=32名か、それでも足りんな・・・・・・・」

アルーノ少佐「足りないと申されますと・・・・・・・?」

グローバル艦長「せいぜい後1個飛行隊分の補充は欲しかった、VA-3インベーダーの搭乗員の分もな。」

今回配属されるのは32名(正確には37名)である。
グローバル艦長は数としては少ないと嘆いていた。
乗せるのは可変戦闘機だけではなく可変攻撃機に乗るパイロットも含まれていたのである。
主力たる可変戦闘機がこうでは、このまま戦闘に耐えられるかどうか・・・・・

ロイ「大丈夫ですよ、60機ぐらいあればなんとか俺たちでも迎撃は可能です。」

伊集院少佐「既に実戦を経験したパイロットが大勢います、彼らがいればいい指導になります。」
航空隊指揮官.少佐伊集院義一

ロイ「それにこいつはいいほうだ、これからくるパイロットはヒョッコだぜ。機種転換したのは純粋な戦闘機乗り、それに統合戦争を生き抜いたエース揃いだ心配なさんな。」

パイロット代表として会議室にいるロイ・フォッカーと伊集院義一の両指揮官。
60機もあればなんとかなると豪語する。
事実機種転換した大部分のパイロットたちはF-14トムキャットやホーネットなどを乗って統合戦争を戦い抜いた精鋭兵である。
後から新規として入隊するヒョッコ連中よりかはマシなのである。

              ガチャ

早瀬未沙「失礼します。」

マイストロフ大佐「どうした早瀬中尉?今会議中だぞ?」

グローバル艦長「いや私が呼んだ、例の報告が届いたのかね?」

早瀬未沙「はい、キャッツアイ1番機から12号機までの偵察撮影が届いたので報告します。」

早瀬未沙はグローバル艦長の所まで来てキャッツアイが撮影した偵察中の撮影を渡した。
グローバル艦長は写真をそれぞれの将官に渡す。
映し出されていたのはゼントラーディ軍艦隊(ブリタイ艦隊)の全貌であった。
早瀬未沙は写真と観測資料を提出し終えると会議室から退出した。

マニング大佐「かなりの大規模な艦隊だな。」
地球統合軍SDF-1マクロス.統合作戦課主任大佐マニング・ホフスナー

マイストロフ大佐「この艦隊が全力でマクロスを襲撃すれば、マクロスはすぐに撃沈される。」

グローバル艦長「だが敵はすぐに撃沈しようとしなかった、まるで何かを探るかのように。」

ゼントラーディ軍との戦闘状態に入ってから敵は全力で攻撃してこない、この前の戦いの時だって敵艦隊はマクロスに近い大きさの艦であり主砲を撃とうと思えばマクロスを撃沈が可能であった。

だが敵はそれをしなかった。

それを裏付けるかのような事があった。
今回の偵察任務で偵察機部隊の1機は誤って敵防空圏内に入ってしまった。
不思議なことに敵艦隊は砲撃してくるどころか艦載機も出して迎撃してこなかった。
まるで自分を好きなだけ撮ってくれと言わんばかりの態度であった。

マイストロフ大佐「しかし連中は戦闘を仕掛けてきます、もしかしたら・・・・・・」

グローバル艦長「我々を拿捕し情報を得るために戦力をすり減らし降伏させる、大した連中だな。」

敵の態度からしてマクロスの拿捕である。
事実、地球統合軍衛星軌道艦隊が使用した反応弾はブリタイやエキセドルは失われた超兵器として注目していた。

スマイリー中佐「そうならないためにも地球への脱出ルートを確保し、月面の我が軍の宇宙艦隊に出迎えてもらいましょう。」
地球統合宇宙軍SDF-1派遣中佐スマイリー・ヘルベック

鎌倉中佐「既に我々はそのための作戦を立案しています。」
地球統合軍SDF-1マクロス作戦課中佐鎌倉重政

若い青年佐官であるヘルベック中佐と鎌倉中佐が意見する。

グローバル艦長「既に作戦を立案しているか?」

鎌倉中佐「暫定的であり今後の戦況によっては変化がありますが基本の軍事作戦は完成してあります。」

鎌倉中佐とヘルベック中佐は立ち上がって画面に立つ。
鎌倉中佐がコンピューターを起動させてプレゼンテーションの準備を始めた。
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おにぎり

2017-01-16 13:06:30 | グルメ
自分がおにぎりで好きな具はやはり日本人らしく梅干です。
しかし普通のうめぼしではなく蜂蜜でつけた梅干です。
マイルドで酸味があって病みつきになってしまいそうな味がしています。

自分が中学生.卓球部に所属し国府台の体育館で大会に行った時にカロリーメイト.チョコレート味とセットで持って行ってました。
今となってはいい思い出ですね。
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それがうますぎWAVE

2017-01-16 13:02:43 | 日記
明日はうますぎWAVEの放送日だぜ!

このままでは留年の危機なのにうますぎ聞いていいのか?
いや聞かないと精神が崩壊する。

そんなわけで明日もうますぎWAVEを聞くぜ!
そしてスーパーロボット大戦25周年記念作品スーパーロボット大戦V発売まで後1ヶ月。
宇宙戦艦ヤマト2199とマイトガイン.クロスアンジュが初参戦ですのでよろしくお願いします。
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