【ゼントラーディ軍第1直衛艦隊”通称”ラプラミズ艦隊】
「ミリア.メール.デワントン定期パトロールから帰還します。」
デワントン「着艦を許可しろ!」
「エスケスタ」
定期パトロールから戻ってきたミリアの部隊。
ボドル基幹艦隊の旗艦周囲の警護ではなくパトロール任務についていた。
メール「私はティレノール記録参謀閣下の所へ行きます。」
ミリア「頼む。」
メールは上へ報告する担当であったため艦橋に向かう。
ミリア「詰まらんな・・・・・・・・」
ミリアはつまらないと言う・
デワントンらゼントラーディ軍第1直衛艦隊”通称”ラプラミズ艦隊は最近出撃はなかった。
監察軍の出現頻度が減少しずっと艦隊で待機している状態であった。
出現している部隊は分岐艦隊の分でも十分であり、直衛の精鋭が出る幕ではないような連中だ。
モーア「ミリア1級空士長の言う通り暇だよ~暇、最近敵がいなくて暇だよ~」
最近出撃が出来ない事で一番ストレスが溜まっている緑色のボブカットをした女性モーア・カリダム。
彼女はエースのミリアことミリア・ファリーナに次ぐ実力の持ち主であり、一番の能天気かつ戦闘狂である。
この前の監察軍艦隊掃討戦以降、大規模な戦闘がないため暇で暇でしょうがなくいつまでも艦内に閉じこもっておるためストレスが溜まっていた。
それはモーアだけじゃない他のメルトランはおろか全然出撃していない他の一般部隊も同様のストレスが溜まっている。
戦闘種族ゼントラーディ人は戦闘が出来ないのは大変苦である。
それにパトロール如きでエクスタシーを感じることはできない。
ミリア「モーア、当分待てブリタイ司令の第67分岐艦隊がマイクローンの艦の追撃作戦が終わったら監察軍のいる別の銀河に向かう。それまでの辛抱だ。」
モーア「それはいつも言っているけど、いつになったら終わるんですか?話によればたかが1隻・・・・簡単に殲滅できるでしょ。」
ミリア「まぁそれはそうだがな・・・・・・・・・ははははは。」
ミリアは血気盛んなモーアを諭すが逆に文句言われる事になり苦笑する。
既に全艦隊にマイクローンの艦の話は伝わっており、ブリタイはいつまでも捕獲にこだわり沈めようとしないため第67分岐艦隊の名声はどんどん落ちていった。
態々捕獲に拘らずにさっさと撃沈すればいいものを・・・・・・・と他の分岐艦隊司令官や将兵が言う始末である。
デワントン「ティレノール記録参謀閣下曰く、失われし兵器や噂ではマイクローンの艦にはゼントラン(男)とメルトラン(女)が一緒に暮らしているとかで捕獲して調査するらしいからそうは出来ないらしいですが・・・・・・」
モーア「ハッゼントランとメルトランが共存・・・・・・・・冗談にも程がありますな、デワントン二級空士長。あなたはもし同じ立場なら直ぐに沈めますよね?」
デワントン「私はブリタイ司令の判断は適切だと思う、マイクローンが失われし兵器の製造方法を知っていれば監察軍を簡単に叩ける、戦術面では優れている。」
デワントンとモーアは意見が食い違う。
直ぐに沈めるか沈めず調査する丁度いい感じになった。
デワントン「ミリア1級級士長はどうなんですか?」
モーア「当然沈めますよね?」
二人はミリアに意見を求める。
どちらが正しいのか指揮官であるミリアに求める。
そんなミリアが出した答えは・・・・・・
ミリア「私は面白い相手がいなければマイクローンの艦には興味はないな・・・それだけ。」
面白い相手がいなければマイクローンの艦(マクロス)には興味はない。
ミリアらしい答えである。
ミリアは強い相手が戦場にいて遊べるような相手がいれば監察軍であろうがマイクローンだろうがなんでもいい。
それがミリア・ファリーナと言う女であった。
メール「失礼します。」
ミリアのもう一人の副官のメールが部屋に入って来た。
さっきはティレノール記録参謀との作戦の情報を聞きに行ってきた。
何か反応でもあったのだろうか?
ミリア「メールか?出撃の要請でもあったのか?」
メール「それが・・・・・」
ミリア「それが・・・・どうした?」
メール「それが・・・・・・・第109分岐艦隊のカムジン・クラヴシェラ師団長率いる第7空間機甲師団がブリタイ司令の要請によりマイクローンの艦追撃の増援として出撃して行きました。」
ミリア「何!?」
カムジン・クラヴシェラ、通称.味方殺しのカムジンと呼ばれている基幹艦隊では知らぬ者はいない有名人である。
ミリアを始めとする第1直衛艦隊の面々はカムジンを毛嫌いしている。
生理的に嫌い顔を見るだけでムカムカする。
いつもカムジンと行動する際はミリアがカムジンを対処する。
モーア「カムジン・・・・あいつ・・・・絶対に殺るな・・・・・可愛そうに第67分岐艦隊の連中・・・・・・・・」
デワントン「奴は味方を殺しかけない危険な性格しているからね。」
カムジンは味方殺しの異名の如く平気で気に入らない味方を殺す。
自分の部下以外は味方だとは思っていないただの捨て駒。
所詮カムジンの他の一般兵士に対する価値観はそんなもんである。
メール「ミリア.空士長・・・・・ブリタイ司令は何故カムジンなんかを・・・・・・・・・」
ミリア「分からんな・・・・・いや奴らならば何か変化でも得ようとしているのではないか?」
メール「まさか・・・・・・・・・」
ブリタイがカムジンを呼んだ理由はマクロスに対する捕獲作戦に何か変化つけさせようと言う事。
だがどのような変化を得られるのかはまだ未知数である。
だがエースとは言え一応一兵士であるミリアが結果的にどうなるのかは分からない。
ミリアはメールと共に何処かへ行ってしまう。
残されたのはデワントンとモーアの二人である。
モーア「味方殺しのカムジンも落ちたもんだね、たかがマイクローン艦1隻の増援にこき使われるなんてね。ってデワントン2級空士長・・・どうしたんですか?」
デワントン「なぜだろう・・・・・凄く嫌な予感がする・・・・・」
モーア「嫌な予感ですか?」
デワントンはいつも優秀なブリタイが援軍を要請する事を怪しんでいた。
包囲とは言え、敵艦1隻相手にそんなへまをするはずがない・・・・・・・
もしかしたら監察軍より恐ろしい敵なのではないだろうか?
まるで物凄い恐怖に包まれそうな嫌な予感・・・・・・なんだろうか・・・・・
デワントン「いや・・・私の思いすごしだろう。とにかくブリタイが上手く任務を終わらせ、監察軍との戦いに備えましょう。」
モーア「そうですね♪・・・その時は敵を狩りまくります。」
デワントン「お前らしいな。」
どうせ私たちはマイクローンと対峙することはない。
とデワントンは勝手に自己完結してしまった。
この時はまだマイクローンと対峙する事はまずありえないと思っていた。
しかし・・・・・・・まさか数ヵ月後にマクロスと戦う事になるとはデワントンを始めとするメルトランの女性兵士たちは想像もつかなかったのである。
「ミリア.メール.デワントン定期パトロールから帰還します。」
デワントン「着艦を許可しろ!」
「エスケスタ」
定期パトロールから戻ってきたミリアの部隊。
ボドル基幹艦隊の旗艦周囲の警護ではなくパトロール任務についていた。
メール「私はティレノール記録参謀閣下の所へ行きます。」
ミリア「頼む。」
メールは上へ報告する担当であったため艦橋に向かう。
ミリア「詰まらんな・・・・・・・・」
ミリアはつまらないと言う・
デワントンらゼントラーディ軍第1直衛艦隊”通称”ラプラミズ艦隊は最近出撃はなかった。
監察軍の出現頻度が減少しずっと艦隊で待機している状態であった。
出現している部隊は分岐艦隊の分でも十分であり、直衛の精鋭が出る幕ではないような連中だ。
モーア「ミリア1級空士長の言う通り暇だよ~暇、最近敵がいなくて暇だよ~」
最近出撃が出来ない事で一番ストレスが溜まっている緑色のボブカットをした女性モーア・カリダム。
彼女はエースのミリアことミリア・ファリーナに次ぐ実力の持ち主であり、一番の能天気かつ戦闘狂である。
この前の監察軍艦隊掃討戦以降、大規模な戦闘がないため暇で暇でしょうがなくいつまでも艦内に閉じこもっておるためストレスが溜まっていた。
それはモーアだけじゃない他のメルトランはおろか全然出撃していない他の一般部隊も同様のストレスが溜まっている。
戦闘種族ゼントラーディ人は戦闘が出来ないのは大変苦である。
それにパトロール如きでエクスタシーを感じることはできない。
ミリア「モーア、当分待てブリタイ司令の第67分岐艦隊がマイクローンの艦の追撃作戦が終わったら監察軍のいる別の銀河に向かう。それまでの辛抱だ。」
モーア「それはいつも言っているけど、いつになったら終わるんですか?話によればたかが1隻・・・・簡単に殲滅できるでしょ。」
ミリア「まぁそれはそうだがな・・・・・・・・・ははははは。」
ミリアは血気盛んなモーアを諭すが逆に文句言われる事になり苦笑する。
既に全艦隊にマイクローンの艦の話は伝わっており、ブリタイはいつまでも捕獲にこだわり沈めようとしないため第67分岐艦隊の名声はどんどん落ちていった。
態々捕獲に拘らずにさっさと撃沈すればいいものを・・・・・・・と他の分岐艦隊司令官や将兵が言う始末である。
デワントン「ティレノール記録参謀閣下曰く、失われし兵器や噂ではマイクローンの艦にはゼントラン(男)とメルトラン(女)が一緒に暮らしているとかで捕獲して調査するらしいからそうは出来ないらしいですが・・・・・・」
モーア「ハッゼントランとメルトランが共存・・・・・・・・冗談にも程がありますな、デワントン二級空士長。あなたはもし同じ立場なら直ぐに沈めますよね?」
デワントン「私はブリタイ司令の判断は適切だと思う、マイクローンが失われし兵器の製造方法を知っていれば監察軍を簡単に叩ける、戦術面では優れている。」
デワントンとモーアは意見が食い違う。
直ぐに沈めるか沈めず調査する丁度いい感じになった。
デワントン「ミリア1級級士長はどうなんですか?」
モーア「当然沈めますよね?」
二人はミリアに意見を求める。
どちらが正しいのか指揮官であるミリアに求める。
そんなミリアが出した答えは・・・・・・
ミリア「私は面白い相手がいなければマイクローンの艦には興味はないな・・・それだけ。」
面白い相手がいなければマイクローンの艦(マクロス)には興味はない。
ミリアらしい答えである。
ミリアは強い相手が戦場にいて遊べるような相手がいれば監察軍であろうがマイクローンだろうがなんでもいい。
それがミリア・ファリーナと言う女であった。
メール「失礼します。」
ミリアのもう一人の副官のメールが部屋に入って来た。
さっきはティレノール記録参謀との作戦の情報を聞きに行ってきた。
何か反応でもあったのだろうか?
ミリア「メールか?出撃の要請でもあったのか?」
メール「それが・・・・・」
ミリア「それが・・・・どうした?」
メール「それが・・・・・・・第109分岐艦隊のカムジン・クラヴシェラ師団長率いる第7空間機甲師団がブリタイ司令の要請によりマイクローンの艦追撃の増援として出撃して行きました。」
ミリア「何!?」
カムジン・クラヴシェラ、通称.味方殺しのカムジンと呼ばれている基幹艦隊では知らぬ者はいない有名人である。
ミリアを始めとする第1直衛艦隊の面々はカムジンを毛嫌いしている。
生理的に嫌い顔を見るだけでムカムカする。
いつもカムジンと行動する際はミリアがカムジンを対処する。
モーア「カムジン・・・・あいつ・・・・絶対に殺るな・・・・・可愛そうに第67分岐艦隊の連中・・・・・・・・」
デワントン「奴は味方を殺しかけない危険な性格しているからね。」
カムジンは味方殺しの異名の如く平気で気に入らない味方を殺す。
自分の部下以外は味方だとは思っていないただの捨て駒。
所詮カムジンの他の一般兵士に対する価値観はそんなもんである。
メール「ミリア.空士長・・・・・ブリタイ司令は何故カムジンなんかを・・・・・・・・・」
ミリア「分からんな・・・・・いや奴らならば何か変化でも得ようとしているのではないか?」
メール「まさか・・・・・・・・・」
ブリタイがカムジンを呼んだ理由はマクロスに対する捕獲作戦に何か変化つけさせようと言う事。
だがどのような変化を得られるのかはまだ未知数である。
だがエースとは言え一応一兵士であるミリアが結果的にどうなるのかは分からない。
ミリアはメールと共に何処かへ行ってしまう。
残されたのはデワントンとモーアの二人である。
モーア「味方殺しのカムジンも落ちたもんだね、たかがマイクローン艦1隻の増援にこき使われるなんてね。ってデワントン2級空士長・・・どうしたんですか?」
デワントン「なぜだろう・・・・・凄く嫌な予感がする・・・・・」
モーア「嫌な予感ですか?」
デワントンはいつも優秀なブリタイが援軍を要請する事を怪しんでいた。
包囲とは言え、敵艦1隻相手にそんなへまをするはずがない・・・・・・・
もしかしたら監察軍より恐ろしい敵なのではないだろうか?
まるで物凄い恐怖に包まれそうな嫌な予感・・・・・・なんだろうか・・・・・
デワントン「いや・・・私の思いすごしだろう。とにかくブリタイが上手く任務を終わらせ、監察軍との戦いに備えましょう。」
モーア「そうですね♪・・・その時は敵を狩りまくります。」
デワントン「お前らしいな。」
どうせ私たちはマイクローンと対峙することはない。
とデワントンは勝手に自己完結してしまった。
この時はまだマイクローンと対峙する事はまずありえないと思っていた。
しかし・・・・・・・まさか数ヵ月後にマクロスと戦う事になるとはデワントンを始めとするメルトランの女性兵士たちは想像もつかなかったのである。