マクロス外伝大本営 新統合軍極東太平洋軍管区司令部

マクロスやロボット大好きなブログです。二次創作などを主にやります。

公式ではなく非公式です。

第105話 春巻き騒動 ③

2017-04-16 23:43:45 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン(再編成中)
劉夢華「!!」

夢華はラウラが作った春巻きを食べた。
一瞬にして顔色が悪くなり・・・・・・・・・・ベットに向かった。

            カチャ

ラウラ「勤務中の兵士しかいない、皆朝早くからどこへ行ったのかしら?あれ........」

劉夢華「う~ん。」

周囲の確認から帰ってきたラウラは夢華が寝込んでいるところを見かけた。
想像以上にまずかったのかそれはいいとして調味料の量が多かった。
むしろ体調を悪化させる程に。

ラウラ「どうしたのよ寝込んで、さっきまで元気だったのに?」

劉夢華「春巻きは.......死ぬほどまずかった.......あれは毒よ......」

ラウラ「えっそれはどう言う事なのよ?」

ラウラは自分の作った春巻きを毒と評する夢華に疑問に思う。
若干腹が立ったが、実際確認しないで抗議するわけにはいかない。
一体どんなわけなんだろうか?

劉夢華「それは.....食べてみれば.......分かるわ。」

ラウラ「まさか朝みたいにからかっているんでしょ、では味見してみよう。」

                  パクッ

ラウラ「・・・・・・」

ラウラは夢華に誘われるまま自分が作った春巻きを食べる。
夢華は春巻きを食べるラウラの様子をずっと見る。
凄く結果が気になる。
食べた途端ラウラは動かなくなった。

劉夢華「やっぱり壊滅的なまずさなのよね、本日の弁当に春巻きは外して.......」

夢華はラウラが自分に食べた春巻きを不味いと言う反応をするだろう。
個人の意見だけでなく大勢の人が同じ事が思うだろう。

だが・・・・・・・・

この考え方はこの直後大きく裏切られ崩れていく。
良くみるとラウラの顔が笑顔のような表情になっていき・・・・

                 ・・・・・ウマイ!・・・・・

劉夢華「ウマイ.......え.......」

と攻撃力が半端ない裏切りの攻撃の言葉を発した。
あの不味い春巻きがうまい?
そんな馬鹿なと夢華は目が千切れそうになるほど飛び出す。

ラウラ「やっぱ私は料理の天才だね、ジューシーでカリカリで.....やっぱりからかっているんだね。うんうん。」

ラウラは自分の出来のいい(ラウラ視点)春巻きを食べて満足する。
その一方で目を疑い本当かどうか混乱し始める夢華。

劉夢華「あれ.......おかしいなぁ、私って味覚音痴だったかな?あれ~おかしいな~。」

                    ギュウギュウ

劉夢華「夢じゃない・・・・・・・現実!?」

目の前に起こっているラウラが作った不味い春巻きを美味しいと言っている場面。
否定したいが現実であり、空想の中の出来事ではない。
認めたくない事実である事を認識させざるおえない結果になった。

ラウラは嬉しそうに春巻きを詰めて、大量に残った残った物を皿におく。
良くみると夢華の分まで取ってある。

ラウラ「これでよし、後は弁当に詰める分は詰めたし残りは皆に配ってこようかしら・・・まぁまだ約束の時間まであるし、夢華行って来ます。残った奴を食べてね♪」

                  カチャ

劉夢華「・・・・・・・・・・・行ってらっしゃい。」

ラウラは最強の生物兵器を持って廊下に出た。
夢華はポカーンとしてその出ていく姿を見る。
一体何処まで胃もしくは味覚が頑丈なのか・・・・・・・
信じられない程の事に頭を抱える。

劉夢華「・・・・・夢だな、うん夢に違いないよ。味覚音痴じゃないし、味覚音痴じゃないし。」

                   チラッ

そこに置いてあったのは春巻きの山。
デストロイヤー艦隊とも言うべき陣容の物である。
さっき皆に配ったのもが航空機動艦隊・・・・・・・
夢華は春巻きを畏怖するかのような目で見る。

劉夢華「まさか・・・・・・・・ね・・・・でもラウラに激怒されるから食べないと・・・・・・」

夢華は怯えんがらハシで春巻きを食べようとする。
もの凄く食べてはいけないオーラが漂ってくる。
だが食べないと別の意味で大変な事になりそう。

そして・・・・・・・

とうとうある決断をする。

劉夢華「さっきラウラが美味しいと言ったんだから大丈夫よね。いただきま~す。」

                  パクッ

と春巻きを食べる。
味を感じるのを防ぐためどんどん春巻きを口の中に入れて食べる。
だがこれが最大のミスだったとは、夢華は僅か数秒の間思ってもいなかった。

劉夢華「ぐっ・・・・・・・なんか胃もたれが・・・・・更に病状が悪化しそう・・・・あぁ今日非番なの・・・・に・・・・・・あそ・・・・・・べ・・・なし・・・・・・」

                   バタン

夢華はそう言いながら後ろ向きでベットに倒れこむ。
夢華の現在の様子は気絶、完全に春巻きでノックアウトしてしまった。
だがこれは悲劇への前哨戦にすぎず本当の悲劇の始まりはラウラの今後の行動によって行われる。
ラウラが持っている春巻きの数は連合艦隊クラス。

圧倒的な数の春巻き部隊であり、いろんな職員に配れるだけある。
最終的な犠牲者になるのは一緒にピクニックに行く予定の大樹。

そんな事が発生するとは思ってもいないラウラはニューエドワーズ基地の職員に連合艦隊クラスの数の春巻きを配ろうとする・・・・・

これから地獄の釜が開かれる。
それを知らない基地の職員の顔は呑気だ。
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第104話 春巻き騒動②

2017-04-16 23:43:27 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン(再編成中)
       【西暦2021年 翌日 4時30分 ラウラと夢華の兵舎】
翌日、ラウラと大樹がピクニックに行く当日になった。
いつも通り仮兵舎でラウラと夢華は寝ている。
時間は4時30分。
まだ兵員が起きる時間ではなく寝ている時間。

           ピィピィピィ カシャン

劉夢華「う~ん早く起きすぎた眠くないし・・・・、昨日録画した映画【青春!ダルメシアン・ハイスクール】でも見ようか・・・」

夢華の朝は早い。
こんな風にして言っているがいつもの事である。
だがこうして映画【青春!ダルメシアン・ハイスクール】を見るためだけに早起きをしているわけではない。
もうひとつ役目もあって早起きをしている。

夢華は青春!ダルメシアン・ハイスクールを見るべくテレビをつけてビエルタ(ブルーレイより高性能な動画再生機)を操作するが。
本来の役目を思いだし・・・・・・・

劉夢華「いけない・・・・・ラウラは・・・・・」

夢華は隣で寝ているラウラの様子を見る。
今日は朝早く起きて弁当を造らないといけないのである。
ふっと後ろを見ると・・・・・・・・・

ラウラ「Zzzzzzzzzzzzzzz」

劉夢華「弁当を作る時間になのにまだ寝てらぁ、起きろラウラ朝だぞ!ザオア ザオア ザオア!」

ラウラ「Zzzzzzzzzzzzzzz」

と起きていないので体を揺さぶりながらラウラを起こすが。
全然起きようともしない。

劉夢華「まだ寝ている、しょうがない。秘密兵器であるこれを装着させて、大音量に・・・」

                 スチャ

ラウラにヘッドフォンを装着し、突撃ラッパを最大音量で流す。
音は衝撃音と言う程の爆音でありラウラの鼓膜を破壊する。
すやすや寝ていて揺さぶっても起きないラウラであったが・・・・

ラウラ「デ・カルチャ ガドラザーン ウゴケスタ!」

                ドターン

ラウラ「デ・カルチャー・・・」

地球語が話せない程の衝撃と苦痛を味わい一気に目が覚めベットの下に落ちる。
夢華は流石にやり過ぎてしまったと反省する。
ラウラは痛そうにゆっくり体を起こす。

劉夢華「あちゃー痛そう、ザオアラウラ!」

ラウラ「酷いよ音響兵器を頭に装着させて、殺す気なの?」

劉夢華「対不起(ごめんなさい)中々起きなかったから、いたずらしました。」

ラウラは夢華に抗議し夢華はラウラに謝る。
だがこれでも二人お互い楽しんでいたようであり。
その表情は笑顔で溢れていた。
これが地球人とゼントラーディ人のスキンシップである。

ラウラ「このマイクローン・・・」

劉夢華「まぁまぁ弁当手伝ってあげるからさ、機嫌良くしてよ。ごめん。」

ラウラ「少しだけ怒っているのは継続だけど、まぁいいわよ。」

劉夢華「それはよかったわ。」

根は楽しんでいるのでラウラの怒りは遊び程度であり特に問題はない。
むしろ怒りは禁物、ここは目的の通りに料理を造るのが先決である。
料理を作らないと今日の非番のピクニックには間に合わないからだ。

劉夢華「それじゃあ料理を始めようね。ラウラ。」

ラウラ「うん!」

劉夢華「冷蔵庫には昨日私が趣味で買った銀河各地の惑星で生産された中華料理食材があるからそれを使うわ。キッチンは・・・・・・部屋にあるキッチンを使いましょう。」

                 ドシャ ドシャ

兵舎に置かれている冷蔵庫からいろいろと食材を取りだす。
結構豪華な食材の山でありどれも美味しそうな物ばかりである。
ラウラも見た事がない食材ばかりなので興味津津である。
肉もあるしいろんな調味料もあるすべて今日の弁当用。

準備ばっちし完ぺきである。

劉夢華「え~と春巻き用の材料の春巻きの皮 10枚 豚挽肉 200g大葉 10枚筍水煮 30g ねぎ1/4本 にんにく1かけ ごま油 赤味噌 大さじ1 酒 大さじ2醤油 少々 サニーレタス スイートチリソース これで終わりっと。ラウラ、料理出来る?」

ラウラ「実は機種転換学校時代の時に少しだけやってました。」

ラウラはこう見えてもいろいろと勉強する努力家であり料理を作った経験はある。
だが実際どれ程の腕前かどうか分からない。
ただ作っていたからと言っても料理が上手とは限らないからである。

劉夢華「へ~それなら話が早いわね、それじゃあ早速作ってみましょう。」

                   20分後

ラウラ「できた~♪」

見た目は普通の春巻き。
これはラウラが作った春巻きであり、他は夢華が作った。
まぁこれが限度だろうと夢華は思う。

ラウラは料理を作ると言ってもたまにであり頻繁ではない。
むしろバルキリーに乗ることにお熱だったのでしょうがない。

劉夢華「ホーやるじゃない、味は自信ある?」

ラウラ「と~ぜん、自信はあるわ。ちょっと周りを見てみるか......廊下へ出ましょう。」

と廊下に出るラウラ。
だが、これは悲劇の始まりだとは思ってもいなかった。
この春巻きで今後起きる騒動の発端になるとは・・・・

劉夢華「ラウラが作った弁当の春巻き、エビチリやシュウマイは私が作ったけど........春巻きだけはラウラなのよね。味はどんな風に.........かつて娘々でアルバイトした事がある私が味見を・・・・・・」

最初の被害者になるのは・・・・・・・・
劉夢華である・・・・・・・
死ぬほどの被害ではないが一度に受ける苦痛と言うのは死ぬより恐ろしい物である。
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新統合軍入隊プログラム

2017-04-16 21:02:06 | マクロス
【1】新統合軍軍人候補訓練
新統合軍軍人としての基礎知識や軍内の職種について学びます。
なお教育として終了した場合、職種が決まります。

期間:3ヶ月

【2】特技教育
各職種の基礎訓練を受けます。
業種によっては資格取得の内容が変わります。
自動車免許やバイクの免許の学習も行います。

期間:13週間

【3】部隊勤務
階級を二等兵から上等兵として任官し各地の基地で勤務してもらいます。
担当する業種でエキスパート向上を行います。
いきなり実戦参加するような場所では勤務を行いませんが。
いつ戦場になるのか分からないので保証しません。

期間:2年間

【4A】軍曹候補生訓練
職業軍人として正式登録します。
ここから新統合軍の正規の軍人として訓練を受けます。
リーダーシップや技能を学び一人前の新統合軍の軍人として教育できます。

期間:10週間

【4B】一般企業就職試験
任期満了で軍を除隊を志望する者向けです。
様々な就職を支援します。

【5】正規軍人として登録
新統合軍の正規の軍人として登録し、各地の部隊へ正式に配備されます。
生命を保証できない現場に派遣される事がありますが責任感と使命感を持って勤務する事を望みます。
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第103話 春巻き騒動 ①

2017-04-16 13:30:56 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン(再編成中)
一連の騒動に終止符を打ち全ての決着をつけたが、戦の宿命はラウラを逃さない。
ゲラムに攻撃対象にされ配下の女性兵士から殺意を向けられる事になった。

がその一方で

ラウラはニューエドワーズ基地で束の間の平和を楽しんでいた。
それは昼休憩時の事。

          【西暦2021年 ニューエドワーズ基地食堂】

ラウラ「公園でピクニック?」

吉野大樹「あぁぁ折角、マイクローンになったんだしまだまだ地球の文化は知らんだろ?ピクニックに前から誘いたかったんだ。」

ラウラ「ふ~ん。・・・・」

大樹からピクニックに行かないかと誘われていた。
理由はマイクローンになった事だから地球文化をいろいろ知ってもらう事である。
ラウラは当然食べ物もでる事らしいから楽しそう行く行くと言う顔をするが。
なんか周りを気にしている。

吉野大樹「何をキョロキョロしているんだ?」

ラウラ「ミリアに聞かれたら、からかわれそうで周囲を警戒。」

吉野大樹「聞かれてやましいのか?」

とラウラはミリアがいないか警戒しているとキョロキョロしていた理由を言う。
聞かれてやましいのかと聞く。
もっともその理由は既に出ているが、二人は忘れている模様。

ラウラ「やましくないけど、もし聞かれたら・・・・・」

ラウラは頭の中で想像した事を大樹に話す。
具体的な事とラウラの一方的なミリアへのイメージを構成した物だが・・・・
なんともリアリティのある話なので紹介する。

ミリア「ラウラ、吉野大尉とピクニックデートですって?」

ラウラ「げっミリア。」

ミリア「いいわん、男と女の二人っきりのデートって....そして結婚・・・きゃあ燃える展開。ラウラ、吉野大尉と結婚しなさい。(にこり)」

ラウラ「早い早すぎる、大樹とはまだ知り合って間も・・・・」

ミリア「結婚しなさ~い、ラ~ウ~ラ~ベ~ル~タ~リ~ア(にこり)」

ラウラ「ひぃぃぃぃ」

ミリア「皆!ラウラと吉野がデートですって!」

「マジかよ!」「式はいつになるんですか?」

ラウラ「いやぁぁぁぁぁぁぁ」

ミリア「おほほほほほほほほほほ、まただま初心ねラウラ・ベルタリア!」

ラウラ「ガンベンして~」

ミリアはゼントラーディ人でありマックスと結婚している既婚者である。
独身のメルトランに結婚をするめるのも事実だが、流石に言いふらしたりはしない。
だがラウラのイメージではそんな風になっている。
むしろミリアの強引そうなオーラがそうしているのかもしれんが。

流石に過剰である。

ラウラ「てことになる。」

吉野大樹「あの見た目は言わなさそうだけど、性格的にはいいそうだな。」

ラウラ「エースのミリアが文化に触れると、うるさいだけのおばさんになるなんて。」

大樹も納得させる程の話であり、うんうんと感心している。
本人が聞いたら大激怒物であるが、聴いている身としても面白いし受ける。
それとラウラは文化に触れるとおばさんと称する。
これもミリア激怒の話である。

そのラウラがミリアに対しおばさん発言に対し大樹が突っ込む。

吉野大樹「ジーナス中尉はまだ20代なんですけどね。」

ラウラ「いいのミリアはおばさんで!!この話は誰も聞いてないわね、私以外?」

ラウラは開き直ってミリアはおばさんと言う事で方づける。
そして他に誰か聞いていないか周囲を確認するが・・・・・
一人ジト目でこっちを見ている人がいた。

劉夢華「あの~私を忘れてません?」

「!!」

夢華である。
いつも食事を一緒に食べており、勤務時間がバラけたカゴメと美弥とは食べずにラウラと食べていた。
途中大樹が混ざってきていつの間にか空気キャラクターになっていた。

吉野大樹「お前は劉夢華、北京出身で劉深潭中尉の妹。」

劉夢華「説明は結構です、吉野大尉。」

ラウラ「夢華、いつもご飯一緒に食べているばかりかブラギナ中尉のお見舞いに付き合わせてるのにごめん・・・」

劉夢華「中国人は細かい事は気にしない、まったくもう・・・」

と忘れられている事を気にしないと言うが結局気にしている。
案外夢華の癖である。
警務隊出身ともあり固い女のイメージはあるが、やはり年頃の女である。

吉野大樹「結局は気にしているんじゃないですか・・・」

劉夢華「う.うるさい!」

ラウラ「まぁいっそ3人で行く?」

劉夢華「いえ私がいらない子になっちゃうのでいいです。」

とラウラと大樹の関係に考慮して遠慮して断る。
だが大樹は諦めずに・・・・・・・

吉野大樹「劉さんもくれば・・・」

夢華を誘う。
だが夢華はそう簡単な女ではなく・・・・

劉夢華「大尉の人間性疑われますよ、本当に・・・もしそうなればゲスですよ。」

吉野大樹「分かったよ......」

劉夢華「それでよろしい。」

と夢華は大樹を制圧するかのように断った。
ラウラも呆れ顔で・・・・

ラウラ「でなんで引き下がったのかなぁ・・・」

と言ってしまうが・・・・・・・

ラウラ「へっ!?何?」

劉夢華「次はラウラよ、口止め料として加給食のチョコバナナプリン頂戴。黙ってあげるから・・・それとエデンカツオのたたきでもいいんだよ。」

ラウラ「えっ・・・えぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」

完全に不味い事になった。
黙ってあげる代わりにチョコバナナプリンとエデンカツオのたたきを要求される。
どちらも嫌だ・・・・・・・渋っていると・・・・・・・・・・

劉夢華「喋っていいの? あっミリア・ファリーナ・ジーナス中尉だ!ミリア・・・」

ラウラ「うわぁぁぁぁやめて、加給食はあげるからマジで言わないで・・・」

劉夢華「考えておくわん。」

と夢華が選択を焦らせて誘導する戦術に取られチョコバナナプリンを放棄せざるえなかった。
ラウラは夢華のペースに上手くはめられた。
弱みを握られてしまった・・・・・・・・
エースなのに・・・・・・・
とラウラは完全敗北宣言をする事になった・・・

ーめ.女狐だよ夢華・・・・・・・・・
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第102話 プリーズラク

2017-04-16 13:28:29 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン(再編成中)
                  【西暦2021年 某 衛星基地】
惑星エデンのあるグロームブリッジ星系となりにある某星系某惑星付近にある衛星基地。
そこには新統合政府に抗えし者達が根城にしていた。

「VF-X-8か・・・・・・・・中々操縦性のいい玩具だ・・・・・・・・奪取したかいがあるよ。」

VF-X-8・・・パペットネーム【ファントム】。
VFーX-10(後のVFー9カットラス)の競合機として新星インダストリーにより製作された可変戦闘機である.計8機。
この機体はテストをするためにこの衛星基地を襲撃しにきたわけじゃない。
その逆・・・・・・・・・このファントムは奪取された物であり。
補給を済ませるために衛星基地を訪れているだけに過ぎなかった。

結果VF-X-8ファントムは競合に敗れ敗退。
残りは予備機として保管される憂き目を見る事になった。

「ちんけな基地だないつ見ても。」

女性パイロットはファントムから降りると基地兵員から栄養ドリンクを受け取り飲む。
直ぐに補給が完了したら次の指令を待たなくてはいけない。

               ピピピピピピ

「私宛に通信か?」

彼女のファントムのコックピットの中から通信信号が反応しているのを確認した。
通信が入った事は命令が来たんだなと彼女は確認しコックピットの中に入る。
通信は1件、コードはゲラムの物だ。

通信信号の受信機にある応答ボタンをおしゲラムからの通信に答えようとする。

               ピピピピピピ ツゥーオン

「私だ、ゲラムどうかしたのか?」

ゲラム「プリーズラク ボルシチは射殺されたよ、もはや猶予はない。やはりダンシング・スカルと蒼い髪のメルトランは厄介だ。」

「ダンシング・スカルと蒼い髪のメルトラン・・・・・・・・」

ゲラム「まぁザースロン機関の猫達もいたが・・・・・・・まぁ君には関係のない話だろう。」

応答した彼女に届いたのはボルシチすなわちライトの事であり。
射殺されたと言う情報であった。
そしてもう一つ彼女に届いたのはダンシングスカルと蒼い髪のメルトラン=ラウラがやっかいである事である。

後者の事を聞いた女性兵士は・・・・・

「ではダンシング・スカルと蒼い髪のメルトランを殺させてください。」

ゲラム「ダンシング・スカルは返り討ち遭うそれは許可できん。できるのは蒼い髪のメルトランと惑星クラストラニアで捕まったお前の模造品と共に殺せばいい。まぁ今さら情報は統合軍に接収されて意味はないが、お前的には屈辱だろう。だから殺す事を許可する、ストレスの発散になるからな・・・思う存分殺せ嬲り殺せ!。」

「エスケスタ。」

興奮してダンシングスカルとラウラを殺す許可をもらうが、ダンシング・スカルの報は強力部隊であるため却下。
後者である惑星クラストラニアで捕まった模造品と呼ばれる者、そしてミリアと同行していたラウラの殺害を許可した。
ラウラ本人が聞いたらなんでと思うが・・・・狙いやすい相手であるので結果的にこうなったのだろう。

通信機で了解とゼントラーディ語で答えた彼女を見たゲラムはほほ笑みながら・・・・

ゲラム「決意は固まったか・・・・・さてそろそろ作戦開始としよう、コードネームプリーズラク(ロシア語 亡霊)。お前の攻撃目標は、巡洋艦アルゲニクスの中にいる模造品だ。約束通りしっかり、殺してこい。」

「エスケスタ。必ず殺す、ゼントラーディの誇り高き闘争本能の血の名の下に。」

巡洋艦アルゲニクスを撃沈し模造品を殺害・・そしてラウラの殺害を促し女性兵士の闘争を強める。
アルゲニクスはダンシング・スカルの艦だが、マックスとミリアを無視し殺せと言う事なのだろうか?

ゲラム「機体は惑星エデンの反統合軍施設で着陸してこい。いいな、私はこれで失礼する。」

「サッ」

                  プツン

「・・・・・」

ゲラムと女性兵士の間の会話は一方的に終わった。
何かふに落ちない感じの・・・・・・・・
女性兵士は一回、コックピットから降りて食堂に向かい食事をする。
それを済ませるとヘルメットを持ちファントムに向かう。

             カツン カツン カツン
             カコン パシュー

「血なのか?」

「正気なのかよ!?」

彼女の顔面には血がまみれていた。
これは彼女が自分の腕を若干軽く斬りそれを顔に塗ったのである。
それはただならぬ覚悟の表れだが、他の人間からすれば正気の沙汰ではない。
気が狂っているようにしか見えない。

「待ってろ今すぐ、私が殺してやる。私の模造品を・・・・・」

女性兵士はニヤケながら前方を見て呟く。

    キィィィィィィィィン ゴォォォォォォォォォォォォン

小惑星基地かあらVF-X-8ファントムが発進する。
それと後ろから随伴する形で輸送船に偽装した特務艦が出港した。
攻撃目標は惑星エデン付近である。
ファントムに乗る女性兵士はコックピットの中である事を口ずさむ。
........................................... ...........................................殺してやる模造品め....... ...........................................

模造品とはモアラミアの事である、惑星クラストニアで捕獲されたのは彼女。
なぜこのような事を言ったのか?
それに模造品の意味とは一体?
それは今でも分かっていない。
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第101話 ラウラの決意

2017-04-16 02:28:07 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン(再編成中)
                  【病室】
ラウラはオルガが入院している病院に訪れた。
右目負傷と言う大けがを負い失明した事になっているオルガを心配している。
手にはお見舞いのフルーツと花を持っている。
夢華と行く時に買った物である。

果たして喜んでくれるのだろうか?
そう想いながら病室に入った。

だが

そこで見たのはラウラの今まで思っていた事を否定する光景であった。

オルガ「ラウラ久しぶりじゃない、元気にしていたか?」

                     ケロ

ラウラ「へっ!?」

負傷していたオルガが平然と起き上がっていた事である。
その光景を見ていたラウラは良い方向の裏切りで頭がパンクした。

オルガ「・・・なんで・・・驚いたのかな?(汗)」

ラウラ「だって片目は潰されて・・・・・」

変な風に驚いたラウラを見てオルガは戸惑いながら言う。
ラウラはオルガの目に関して気になっているのでそれに触れる。

オルガ「実はね、潰れた片目は幼い頃の統合戦争がきっかけで失明していて元々見えてなかったんだ。たとえ潰れても、なんにも状況は変わんないんだよ。」

ラウラ「な.なんだぁぁ、ってなんで面会謝絶していたの?」

オルガは統合戦争で自分の右目を失明した事を教える。
以外に喰いつきそうな話題になるかと思ったがラウラは軽く受け流した。
ふぅんとオルガは反応したが、ラウラから出た面会謝絶の件について語る。

オルガ「今回の事件の情報を地球の統合軍総司令部へ送らないといけないからなんだよ。内容はトップシークレットだから、誰にも中には入れたくなかったんだ。ごめんな、嘘ついていて。」

重要機密の情報交換をマウンテン・キャット部隊のアダムスカとその部下を通じておこなっていた。
そして地球本国に帰還する事に関しても。

ラウラ「ううん大丈夫だよ、元気なことを確認できたから。」

ラウラは深い事を気にしてはいなかった。
機密情報なんて最初から気にしてはいないし興味もない。
興味があるのはオルガだけである。

ラウラ「チェルノボグ・・・いいえ・・・・・オルガ・ブラギナ中尉。」

オルガ「分かっていたけど、その名前知っていたの?」

ラウラ「まぁね、なんかあやしいと思ってさ。別に今はいいじゃん。」

ラウラは別にオルガが何者である事も気にしない。
ゼントラーディ人であるラウラからすればそれくらい気にする事はないから。
その言葉を聞いたオルガは・・・・・・・・・・

オルガ「スパシーバチキ、あんたなら立派なパイロットになれるさ頑張ってね。」

ラウラ「はい..........ありがとうございます。では、公務に戻ります。さよなら、いつかまた。」

ラウラは礼儀正しくオルガに挨拶をする。
敬礼はオルガが生まれた国で今はないロシア式の敬礼である。
いろいろとラウラは調べる事が多く、このロシア式の敬礼もその一つである。
オルガはラウラが突然ロシア式の敬礼をするので拍子抜けしたが。
直ぐにラウラの真心が分かったので同じくロシア式の敬礼をする。

オルガ「ダ.スヴィダーニャ(さよなら。)」

敬礼は勿論であるが今は無きロシアと目の前にいるラウラに敬意を表して。
公用語である英語ではなくかつての母国語であるロシア語でサヨナラと言う。
ラウラに向けて見せた敬礼する顔はまるでキリスト教の聖母マリアみたいであった。
赤い髪の美しい工作員としてではなく、普通のオルガがいた。

ラウラ「さよならブラギナ中尉、決してこの経験は忘れません。私はいつか必ず立派なパイロットになって、部隊を率いる事ができるように頑張ります。では失礼します。」

                 バタン

ラウラはオルガに感謝の言葉と決意を述べて病室のドアを閉める。
オルガはいつもと違う決意に満ちたラウラの様子を見て。

オルガ「ラウラ・ベルタリア・・・・・・・本当に魅力的な娘ね・・・・」

と呟いた。
ラウラは病室のエレベーターを使い地上1階に到達する。
エントランスでジープのドアの上に乗りながら待っている夢華を確認した。
読書していたようだが、直ぐしまい。

劉夢華「やっときた、ラウラ戻るわよ~。」

とまるで母親のように言う。
夢華は元々母性のある人物であるのでしょうがないが。

ラウラ「はぁ~い♪」

劉夢華「!?(なんだいきらり元気になって・・・・・・・・・まぁいつものラウラらしくていいか・・・・・・)」

夢華は急に元気になったラウラを驚いた。
さっきまでは再起不能に近い程に落ち込んでいたと思っていたのに。

ーまぁそれがラウラらしい。

と夢華はふっと笑顔を浮かべながらラウラを見る。
ラウラの笑顔は以前よりも眩しく見えた。
するとラウラは上を見て何かを見て喜んでいる笑顔を浮かべた。

ラウラ「あっクルセイダーだ!」

          キィィィィィィィィィィィィィィィン


惑星エデン空軍所属VF-3000クルセイダーが飛行している姿が見える。
ラウラは初めてVF-3000が見れたので興奮していた。
まるでラウラに決意を決定づける事を進めるかのように・・・

ラウラ「ブラギナ中尉・・・・・・・・・なるよ、立派なバルキリーパイロットに・・・・・・・」

ラウラは空に向かって自分の決意を決める。
誰にでも負けないような宇宙一のバルキリーパイロットに・・・・・
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