マクロス外伝大本営 新統合軍極東太平洋軍管区司令部

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第115話 エリア.アスタロス7

2017-04-26 23:13:29 | マクロス外伝蒼い髪のメルトラン(再編成中)
ラウラと赤松はエリア.アスタロス基地上空で激しくぶつかりあっていた。
実戦であればいつどちらかが死んでもおかしくないような光景であった。
二人の戦闘の様子を見ている基地の職員はハラハラと興奮の二つの感情を抱かせる程の激しく魅力的であった。

ラウラはメルトランもあり美しい容姿をしており搭乗機に乗る前のラウラの顔を知っており。
見た目に反して男にも負けないような気迫溢れる戦闘は誰が見ても面白いしギャップがある。

多くの将兵が興奮するのも当然と言ってもよかった。

吉野大樹「あのバカなんであんな事をしているんだよ?」

「さぁて皆の衆、どちらが勝つか賭けよう!」

吉野大樹「あぁぁぁぁラウラの馬鹿野郎!!!」

大樹は溜息をつきながら今回のラウラの演習の件に呆れていた。
呆れる大樹の後ろにはラウラか赤松かどちらかが勝つか賭け事をする輩が出始めた。
どうせならば早く終わってくれ・・・・



大樹は心の中で終わってくれと心の中で思うのであった。
口に出して言ってしまえば周りの将兵達に集団リンチされてしまうのでここは言うのを我慢して心の中で留めている。
しかしニューエドワーズ基地に帰って桐原になんて報告すればいいのか・・・・これは一番報告しにくい問題であろう。

そうしている間にもラウラと赤松の激しい戦いは続く。

                        ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
                        ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

ラウラと赤松の機は相変わらずの戦闘であった。
唯一の変化と言えば戦場が上空からエリア.アスタロスの基地の付近に流れる河川に移った事である。
ガウォークのホバリングを利用しお互い相手の機体にガンポッドのペイント弾を当てるべく銃撃戦を繰り広げていた。

このまま出ればエリア.アスタロスのスコルピオン湾に出る。
海軍施設がありイージス艦とアドバンスド・プロメテウス級空母が停泊している。
海軍の人間達は突然現れたラウラと赤松のバルキリーが戦っている事に驚いて対空戦闘配備を行うが。

元田の配慮で対空戦闘配備は解除される。
甲板上空で見ていた可変戦闘機乗り達は・・・・・

「あれは赤松大尉のバルキリーじゃないのか?」

「あぁエースの赤松だな。」

とVF-5コルセアに乗っているのが赤松と直ぐに分かるのはパーソナルマークが堂々と掲げられているのと大物撃墜数(エース撃墜数)の記録があるからだ。
数多くのはぐれゼントラーディに属すエースと反統合系ゲリラ組織のエースを血祭りにあげてきた。
この活躍はこのエリアの将兵からすれば憧れの的である。

だがラウラは別だ・・・・

何処ぞの反政府ゲリラが赤松を襲っているようにしか見えない。
ラウラが聞いたら困惑しつつ苦笑する話だが、将兵達からしたらマジな話である。

ラウラ「くっここから上空へ戻り急降下攻撃をしかけたいんだけどな・・・・・・」

         ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

ラウラ「おわっぷ!?」

ラウラは上空に一旦逃れて急降下攻撃もしくは上空でのドックファイトに持ちかけたいが赤松が容易にそうさせてはくれない。
赤松はラウラより実戦経験はないがそれを埋めるように濃縮された修羅場を経験している。

いくらラウラが普通に何も考えずに戦場にいた経験では、考えて戦場で戦っていた赤松の経験に対して無価値。

実戦の修羅場は戦場の実戦参加数をただ重ねただけでは身につく量も違う。
予想もできない展開にどのようにして突破するか。
いかにして多くの戦友達を死なせずに戦場から帰還するか・・・・

ただ敵を倒し自分の手柄を自慢するだけのゼントラーディ人とは違う。
赤松より軍歴の長いラウラが苦戦するのは当たり前である。

赤松正幸「(ラウラ・ベルタリアの動き、若干俺が言いたい事を理解しているな。中々個人プレーに走る傾向のあるゼントラーディ人としてはかなり理解力のある。もしこのまま飲みこんだらかなり優秀なエースで名指揮官になるぞ。)」

赤松はラウラの一連の行動を見てそう感じた。
ラウラは事前に赤松の事を少し調べ赤松がラウラに伝えたい事の一パーツ部分を理解した。
その結果できるだけ頭で考えて戦闘をしていた。

自分が入手した情報では自分勝手な部分があると聞いていたが全然違う。
中々面白い逸材だと・・・・・・

赤松正幸「(だが・・・・・・これもまだ個人プレーのうち、編隊飛行での成果を見なければ意味がない。ここは俺がいろいろと策と戦術を行使してどのようにして突破するかいろいろと見させてもらうぞ・・・・・)」

赤松はいろいろと戦術を行使しラウラを苦しめ、その苦しみの戦術からどのようにしてラウラが突破するか試そうと考えた。
そうすれば彼女はもっといいエースパイロットになる。

と赤松は実感していた。
だが・・・・・・・・・・・・・・・・

             ウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ

赤松正幸「警報!?」

ラウラ「一体何?」

突然、基地から空襲警報が鳴り始める。
この警報は・・・・・・・・・・

『演習を中止し基地へ帰還し実弾換装してください。早期警戒機G-9号が敵編隊を確認。我がエデンに潜伏していたはぐれゼントラーディ軍のスヴァール・サラン級1隻が急速に接近中です。』

敵襲、はぐれゼントラーディの艦艇の襲来。
予想もしていなかった展開だ。

赤松正幸「了解した。ベルタリア准尉、せっかくいい所だがゲームは中断のようだな。」

ラウラ「そうですね・・・・・・一度基地に帰還しましょ・・・・・・・勝負は・・・・・」

この状況であるから模擬戦は終了し戦闘に戻る。
当然のように考えていたが。
これを一気に裏切るような事を赤松の発言がしでかしてしまう。

赤松正幸「いや続行だ・・・・・」

ラウラ「えっ!?」

はぐれゼントラーディ軍との戦闘が始まるのに模擬戦は終了ではなく続行と言う赤松。
ラウラは信じられないばかりな表情をする・・・・・・・・・
だがこれには続きはある・・・・・・・・・

赤松正幸「吉野大尉がいたな、君達の連携プレーと我がシデンどちらがあのスヴァール・サラン級を拿捕できるか勝負しようじゃないか?」

ラウラ「拿捕して勝負?!」

それはスヴァール・サラン級を拿捕すると言う物である。
ラウラと大樹のアンサーズと赤松のシデン。
どちらが先に制圧するかを・・・・・・・・・・・

だが・・・・・スヴァール・サラン級を拿捕するのが目的ではない。
赤松のラウラがチームプレーをし仲間と協力できるかをするためが目的である。
それを知らないまま。

ラウラ「えぇ分かったわ。望む所よ。」

と引き受けてしまった。
コメント
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