日本の心・さいき

日本の文化を通じて、世界平和を実現させましょう。

原爆の悲劇を繰り返すこと勿れ(4)! 

2006-12-07 20:19:38 | Weblog
  直ちに伝令が船舶司令部に飛んだ。直ぐにトラックで迎えに来てもらい、やっとのことで医務室で治療を受けることになった。司令部に帰隊する途中の木造の家々は殆ど焼失し、市内は丸焼けと化している。
 私が失神して、死体置き場にほおり込まれ様としている間に、何百発かの爆弾と焼夷弾が投下されたのであろうか?余りにも無惨である。
 まてよ、私が引率していた部下はどうなっているのだろうか?市内は、焼け野原になっているが、部下達には、全員助かって欲しい。心配でならない。1名でも生きてくれ。誰に聞いても情報がない。皆無事であって欲しいと祈るばかりだ。
 医務室の軍医殿に聞いて唖然とした。爆弾は唯の一発で、見た事も聞いた事もない新型の爆弾であると知らされて信じられなかった。私は、兵器や爆弾の専門の学校である陸軍兵器学校の卒業生であるのに、どんな爆弾なのか、皆目見当が付かない。
 陸軍技術軍曹の近本は、馬鹿であった。軍医は陸軍病院に入院せよとのことであったが、既に病院が焼失してないので、自分の隊に帰ることとなった。
 兵舎の中は、被爆で負傷した民間の人達が収容されて一杯であった。まさか、私の個室だけはとドアを開けて見ると、3名の娘さんが独占して寝ているではないか。
 軍務中負傷して帰った私は、何処に寝たらいいのか、直ぐに当番兵を呼び、「俺は死んで帰って来ないと思ったのか!」、腹立ち紛れに思わずビンタを一つくらわせた瞬間、当番兵はワッと涙を飛ばしながら私に抱きついて来た。
 「無事で帰隊される事を一生懸命に祈り、お待ちしていたのであります。」
 私の胸に顔を付けてワイワイと泣く。思わず私は、金山一等兵の両手を握り締めて私も泣いた。私が一番かわいがっていた金山一等兵である。
 「お前、俺が生きて帰って来るのを待っていたのか!」
 涙、涙である。
 「俺の部下は何名帰っているか!」
 「約12、3名、負傷して帰って来られております。」
 「その次は!」
 「まだ、はっきりとわかっておりません。」
 「上官殿が帰って来られたので、自分は、一番嬉しいであります。」
 又、私の腹に抱きついて泣く。
 「全員帰隊しているか調べて来い、俺はどうなってもいいんだ!」
 「ハイ。」
 これも上官命令である。私にはそれしか言えない。そのあとの部下はどうなっているのか、1名でも多く帰隊して欲しい。
 ふと私の寝る上段の畳を見る。3人の娘さんは、上半身を起こして、目を丸くしてこの有様を見ているではないか。軍人同士のこのよりとり、被爆している娘さん、どうも済みません。頭半分白い包帯をしている私から追い出されるのではないかと恐ろしがっている様子である。いや、絶対にここから出しませんから、どうぞ、そのままごゆっくりしていて下さい。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

昨日の問題の私なりの見解。

2006-12-07 07:27:36 | Weblog
 私は、イスラム教徒に対しては、すごい親しみを持っている。しかし、2と言う人は、一昨日も、昨日も(50人前後のナースがいたが)、誰もいなかった。
 子育ては、自分の子どもがその子どもをちゃんと育てられるまで。つまり、妊娠する20年以上前から。
 義務教育で落第の制度のないのは、日本だけか?!小学生は3割、中学生は5割、高校生は7割が付いて行っていない。次に受け持つ先生が困るし、何よりも、本人が困るはず。しかし、落第をと言う人は、殆どいなかった。
 日本の乳児死亡率は、世界一。3を切っている。フランスやドイツもいいが、4台。カナダは、5台。アメリカは、7台。日本の場合、早期新生児死亡率、新生児死亡率、乳児死亡率が断突いいが、その最大の原因は、スタッフが体を壊してまでして頑張ってきたからではないだろうか。
 これをナースでも、間違えた人がいる。医療関係者以外では、殆ど、間違えていた。抗生物質は、ウイルスには、絶対に効かない。
 細菌性腸炎では、下痢止めは、禁忌である。O157の教訓である。
 顔面神経麻痺は、耳鼻咽喉科、そして、治療は、鍼灸が効くと私は思っている(出来るだけ早期に)。
 日本の将来、暗いと言う人が学校の先生方にも多かった。私は、明るいと思っている。しかし、まだ、まだ、行き着いていないので、それを経験してから、それから這い上がるれると、思っている。

 教育改革は、私なりには、旧帝大をなくし、それを研究機関にし、少なくとも、医学部と教育学部は、大学院大学とし、義務教育にも落第生をもたせ、校長の選考は、公にし、期限も設けさせ、大学の教授も、期限を設け、他の大学出身者とする。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする