まず、急性胃腸炎の症状であるが、嘔吐や嘔気が先に出る。その後、下痢や腹痛や頭痛や発熱などが付随してくることが多いと思う。先に腹痛の場合は、急性虫垂炎も考える。頭痛が強くて嘔吐する場合は、髄膜炎のことも考える。
ウイルスか細菌か、これをはっきりと区別しようとするのが医師の務めだとで思っている。と言うのは、細菌性の場合は、下痢止めは、禁忌となっているからである。下痢は、人間の防衛反応。危険なものを早く出そうとしている訳で、止めるべきでない。
どうやって、ウイルス性か細菌性かを決めるかであるが、検査をして、CRPや白血球やその中の好中球が全て高ければ、又、臭いが腐った感じで、血便があったり、一般状態がひどく悪ければ、まず、細菌性を考える(サルモネラにより、脳症を起こした小児を数例経験しているが)。
しかし、初期では、CRPも高くないこともあり、白血球や好中球の増加は、細菌性でなくても、しばしば、上がることもある。
血便は、大切なサインで、症状が比較的軽いことが多いのは、キャンピロバクターのことが多い様であるが、それ以外の細菌で血便のある時は、要注意(腸重積かどうかは、もちろん、確認しないといけないが)。
すっぱい臭いの時は、ウイルスのことが多く、臭わないのは、感冒に伴って、反応的に下痢が起きているだけだと思っている。
中医学では、大腸と肺の関係は深く、急性肺炎の時、しばしば下痢があり、肺炎が治癒すると、下痢も治癒していることを経験している。
ウイルス性の時は、食餌療法が最も大切であり、失敗するのは、欲しがるから与え、それで又、嘔吐してしまい、それで、益々、水分を欲しがり、それで、又、与え、吐くと言う悪循環となっている。それで、吐いたら、吐き気があったら、少なくとも、1時間、出来れば、2時間近く、出来るだけ早期に絶飲食をすることである。
そして、少しずつ、与える。甘過ぎるのは、嘔吐を誘発しやすいので、ポカリなど糖分の多いものは、控える方がいいと思っている。食事では、雑炊、果物では、リンゴジュースがいいのではと思っている。
冷たいものは、下痢になりやすいので、避けるべきだと思っている。ミカンやバナナは、便秘の時はいいかも知れないが、下痢の時は、良くないと思っている。
余り絶食時間が長いと、腸の回復が遅れるので、体力温存の為に、1回の量を少なくして、ゆっくりと、少しづつ摂ることを勧めている。
顔色が次第に悪くなる、熱があるのに青白い顔をしている、食欲が全くない、動かない、尿が極端に少ない、こんな時は、医療機関を受診すべきである。見方としては、熱よりも、食べない、元気がない、顔付きや機嫌の状態を診ることの方が大切である。
私は、五苓散(ごれいさん)を注腸したり、内服したりしている。早期であれば、よく効く。五苓散は、薬局でも簡単に買える。二日酔いにも効くし、酔い止めにも効く。
ウイルスか細菌か、これをはっきりと区別しようとするのが医師の務めだとで思っている。と言うのは、細菌性の場合は、下痢止めは、禁忌となっているからである。下痢は、人間の防衛反応。危険なものを早く出そうとしている訳で、止めるべきでない。
どうやって、ウイルス性か細菌性かを決めるかであるが、検査をして、CRPや白血球やその中の好中球が全て高ければ、又、臭いが腐った感じで、血便があったり、一般状態がひどく悪ければ、まず、細菌性を考える(サルモネラにより、脳症を起こした小児を数例経験しているが)。
しかし、初期では、CRPも高くないこともあり、白血球や好中球の増加は、細菌性でなくても、しばしば、上がることもある。
血便は、大切なサインで、症状が比較的軽いことが多いのは、キャンピロバクターのことが多い様であるが、それ以外の細菌で血便のある時は、要注意(腸重積かどうかは、もちろん、確認しないといけないが)。
すっぱい臭いの時は、ウイルスのことが多く、臭わないのは、感冒に伴って、反応的に下痢が起きているだけだと思っている。
中医学では、大腸と肺の関係は深く、急性肺炎の時、しばしば下痢があり、肺炎が治癒すると、下痢も治癒していることを経験している。
ウイルス性の時は、食餌療法が最も大切であり、失敗するのは、欲しがるから与え、それで又、嘔吐してしまい、それで、益々、水分を欲しがり、それで、又、与え、吐くと言う悪循環となっている。それで、吐いたら、吐き気があったら、少なくとも、1時間、出来れば、2時間近く、出来るだけ早期に絶飲食をすることである。
そして、少しずつ、与える。甘過ぎるのは、嘔吐を誘発しやすいので、ポカリなど糖分の多いものは、控える方がいいと思っている。食事では、雑炊、果物では、リンゴジュースがいいのではと思っている。
冷たいものは、下痢になりやすいので、避けるべきだと思っている。ミカンやバナナは、便秘の時はいいかも知れないが、下痢の時は、良くないと思っている。
余り絶食時間が長いと、腸の回復が遅れるので、体力温存の為に、1回の量を少なくして、ゆっくりと、少しづつ摂ることを勧めている。
顔色が次第に悪くなる、熱があるのに青白い顔をしている、食欲が全くない、動かない、尿が極端に少ない、こんな時は、医療機関を受診すべきである。見方としては、熱よりも、食べない、元気がない、顔付きや機嫌の状態を診ることの方が大切である。
私は、五苓散(ごれいさん)を注腸したり、内服したりしている。早期であれば、よく効く。五苓散は、薬局でも簡単に買える。二日酔いにも効くし、酔い止めにも効く。