日本の心・さいき

日本の文化を通じて、世界平和を実現させましょう。

幸せの意味

2006-12-16 14:40:15 | Weblog
父は、毎月1回、神様に手を合わせていた。
 その理由は、2つあり、一つは、感謝の意味で。生かされていることに対してのお礼として(父は、胃を胃潰瘍で3分の2、切り取っていた)。
 それと、もう一つは、幸せになってもらいたい為に。
 父は言う、幸せの意味は、4つの「し」で始めまる言葉を合わせる、しを合わせる、しに合わせる、つまり、幸せ。
 初めのしは、「神仏のし」で、まず、神仏の生き方に合わせることが大切。
 次のしは、「親族のし」で、父母、親子、兄弟、親族がいついつまでも睦まじく行く様にと、お互いに合わせることが大切。。
 次のしは、「自然のし」で、自然の生き方に合わせることが大切。
 最後のしは、「社会のし」で、分け隔てなく、多くの人に幸せになってもらいたい、その為には、職場の人達や地域の人達、更には、世界の人達に合わせることが大切。




  1886年8月9日の19時過ぎに、親族(20名)が大分県のある場所に集まった。以上は、父が夕食の前に皆に言われた言葉。父は、既に他界しているが、(兄が3年前に編集した)DVDに、しっかりとその時の映像と声が内蔵されていた。
 久し振りに、父の姿を見、父の生き方を知って、懐かしく思った。

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原爆の悲劇を繰り返すこと勿れ(11)!

2006-12-16 06:53:46 | Weblog
ふと見て驚いた。私達が火葬をしている火に向かって、さながら幽霊でも集まって来る様子で、水を求めて重傷の被害者が来た。今にも死にそうで、非常に弱っていて、衣類もボロボロになっている。この様子を見て、私は止む得ず、軍令を破ったのである。水を飲ませ、余った食事を与えた。昼間の疲れが襲ってきて、防空壕の中で睡眠を取ることにしたが、その被爆者の方達は、誰一人として立ち去ろうとしない。私達兵隊の側から離れようともしない。それで、一緒に、防空壕の中で寝ることにした。
 「私達は、兵隊さんの所に来たので安心しました。ひょっとして死んだら、あの様に火葬にされるのでしょうか?」 ハッとして、私はどう返事をしていいのかわからない。 
 「大丈夫ですよ、日本は絶対に負けません!いつ戦死してもいいです。勝つ為に、自分達軍人は、国の為皆さんの為に一生懸命に、死ぬまで軍務に尽くします。」この返事しかなかった。被爆者の方達、疲れ切っている部下達、いつの間にか深い眠りに入る。


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