今年も恒例の職員バレーボール大会がありました。
このブログでもそのたびに書いているように,私バレーボールが大好きです。
この時期誰よりも熱くなります。
1ヶ月ほど前から練習を開始。
レギュラーメンバーのみならず,職員室の全員の先生に度々声をかけて,練習に参加するよう募りました。
他校との練習試合は今年も実施。
研修主任という立場から「本校バレーボールの研究」という論文まで作成し全職員に配布するというバカッぷり。(笑)
「いつこんなの作ってるの?」って呆れられるほどです。
そうして迎えた今回の大会,結果は3位でした。
ライバルチームに勝利しなんとか予選を勝ち上がり,決勝トーナメントの準決勝で,毎年優勝している強豪校と対戦。
本校も過去にそのチームに負けた経験もあり,燃えないわけがありません。
私もチームも奮起し,なんとあと1点で勝てるところまでいったのですが… 及ばず。
またしても敗れてしまいました。
めっちゃ悔しかったっす。。。
が,少し時間が経つと,3位という結果も,今大会のバレーの内容にも,そして1ヶ月も仲間と練習をがんばってこれたということに,晴れ晴れとした気持ちにもなれました。
夜の打ち上げでも,みんな笑顔でした。
さて
今年もこの時期のバレーが終わってしまって,私としては少しさびしさもあるのですが,ふと,客観的に今回のバレーの取り組みを振り返ってみました。
「客観的に」というところが,昨年までとは違うところです。
このバレーに参加している先生と,していない先生がいるというのは明確なことで,これは毎年のことです。
チームの人数にも限りがあるし,それぞれの先生には事情がありますから,それは当然のことです。
もちろんできるだけ多くの先生が参加してくれたらうれしいのですが,そうでない先生がいたとしても,私たちもいい大人だし,社会人だし,そういったことは割り切って考えるものです。
参加することがいいこととか,参加しないことは悪いこととか,そういうことではない。
当然のこととして,今まではそれ以上深く考えていませんでした。
しかし,今回思ってみたのは
「参加してない先生たちの気持ち」
です。
どうなんでしょう。。。
私のような者が「バレー」「バレー」と熱くなり,実際試合でも活躍させてもらっている一方で,そういった空気にはほとんど全く関わらない人たちの立場や思いとは。
同じ職場にいながら。
私が想像している以上に,実は,気分を悪くしているということがあるんじゃないかと…
ひょっとしたら「参加せずに申し訳ない」なんて感じてしまってるということは…
「あなたたちはいいよね」なんて卑屈になっている一面もあり得るかも…
そして
「バレーをする人たち」と
「バレーをしない人たち」との間に
距離を作ってしまっている,そんなことはないだろうかと。
積極的な人間が,消極的な人間を生む結果になってしまっていては,親睦を深めることが第一の目的で取り組むこの職員体育としては,残念なことになってしまいます。
う~ん
参加しない人たちからそういう声をこれまでに聞いたことはないし,「どんな気分ですか」なんてこちらから尋ねたこともないので,分からないことですが,なぜか今回はそんなことを想像してしまっています。
今回もバレーはものすごく楽しかったんです。
だから逆に,この楽しさを味わっていない人たちのことを思うと… 誰も顔には表わさなくても,やはり,正直に言えば,両者が全く同じ気持ちでやっていけるというわけにはいかないでしょう。
だとすれば,私自身,責任を感じます。
よかれと思って積極的にやってきた私のやり方に問題があったということになります。
バレーをしなさそうな先生たちへの配慮をしてなかったわけではありません。
私なりに,できるだけ声をかけたり,作成する文書などには全員の名前を入れて,形上は全員参加しているというものにしたり。
でも,結果は結果です。
これはバレーの取り組みの中での問題だけではなくなります。
同じ職場にいる職員相互の関係や組織そのものに影響を及ぼすことですから,重要です。
管理職は「先生,今回も一生懸命盛り上げてくれてありがとう」と言います。
でもその言葉がすべてではない。
それを私のような立場の人間が知っておくべきだと,強く思うようになりました。
何かでリーダーシップをとるならば,そういう資質も備えていなくてはいけないはずです。
じゃあ,バレーの取り組みはどうあればいいのか。
バレーが終わった後,何が必要なのか。
そういうことを具体的に考えていくことが,次のステップです。