小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

PTA大会に「動員」をかけるそうですが

2015-01-18 12:27:26 | 雑談
もうすぐPTA大会たるものが開催されます。
発表校によるPTA活動の発表や、著名人による公講演などがあります。
今回、本校はこの事務局になっていて、この本番に向けて半年くらい前から準備を進めてきました。
私も教務主任として事務局員の一人になり、何度も夜の会に参加しました。

この大会本番には、各小中学校区に「動員」がかけられるそうです。
要するに、参加者数を確保するために、学校の規模に応じて
「~人参加してください」
と指定されるわけです。
例えば、A小学校はなかなか大きな学校だから
「50人参加してください」
のように。
そうして、トータルで~百人という参加者になり、この大会が行われます。

このやりかたは、PTA活動においてはもう慣例のものになっているのですが、ふと考えると、
…どうでしょう。
もし、この「動員」をかけなかったらどうなるのでしょうか?
何人の参加者がいるのでしょうか。
おそらく、ほとんどいないのではないでしょうか。
というのも、私がこの大会に向けた準備のなかでPの方々といろいろと話をさせてもらうなかで、そう思える話が多かったからです。
どうしても、
「させられてる」
「行かされてる」
この印象がぬぐえません。
自主的にこの大会に参加する人がたくさんいるとは思えません。

だとしたら、どうなんでしょうか。
もちろん子どものためのPTA活動であり、今回の大会もそれに一役買っているはずなのですが、その主旨がありながらも参加者は「動員」でしか集まらないというのは、本来のあるべき姿ではないのは、言うまでもありません。

でもすっかりそれが当たり前の形になっていて、だれもそこに異論を唱える人なんていなくなっている。
そこに一種の危惧を感じます。

PTA大会たるものの形は本当にこれでよいのだろうか。
PTA大会たるものが本当に必要なのだろうか。

教務主任として関わるまでは、そんなこと考えたこともありませんでしたが。
ちなみに私も親です。
数年後にはPになって、この種の活動に加わるわけです。

いろいろと考えさせられます。