今年,本校はとあるテーマを掲げて研修を進めています。
7月に入り,いよいよ本格的にそれが動き出す時期となりました。
私も教務主任の立場から,今年の研修がどのように進み,どのような成果をあげるのか,気になるところです。
そして,いよいよ事実上のスタートとなる研修の時間。
もし私が研修主任だったら,スタートとなるこの時間には,できるだけ綿密な計画を示すと思います。
ゴールに向けて,この1年どのような内容,方法,組織で研修を進めていくか。
加えて,目標や仮説,構想等も示し,理論的な部分の共通理解を図ることを優先するだろうと思います。
それにしても,今年の研修主任から事前に相談や打ち合わせがなく,私も管理職も
「大丈夫かな?」
という感じでいたので,誰も今回の中身を知りませんでした。
「今日は重要だ。どんな研修になるのかな…」
…意外な形でした。
私が想像していた「計画立案」的な中身は一切なし。
研修主任からは簡単な説明があっただけで,それ以降は
「では各学年で話し合い,さっそく始めてください。」
というものでした。
「え?始めてくださいって…?」
と思ったのは私だけではないようで,少しとまどいを隠せない感じの先生たち。
しかし,とりあえず係の指示通り,各学年は作業を始めました。
とはいえ大丈夫だろうか?
ちょっと不安に思った私は,黙っていられず研修主任に話をしにいきました。
「先生,これで大丈夫でしょうか?もっと…」
という私の話に,余裕の表情の研修主任。
「まず,いきなりやらせてみるのさ」
「?」
「そしたら,できないことを自分たちで見つけるはず」
「ほぉ」
「もっと必要な情報とか,理論的な部分とか,今回の研修でできることとできないこととか,そういったものが分かるでしょう。」
「なるほど」
「それが今回のねらいだよ」
「へぇ~」
「今回の研修の最後に,そういった声を各学年から出してもらって,それをもとに今回の研修の構想を立てていこうと思ってるよ。どう?」
どう?と聞かれても,うなずくしかできませんでした。
この研修主任なりの意図がしっかりあったわけです。
子どもの授業のように,研修も問題解決的な形で進めていこうとしている意図が。
これは私にとって新しい刺激になりました。
私だったら責任者としてできるだけのレールを敷くことに必死になっていたところを,この先生は,他の先生を主体として動かせる工夫を考えていたわけです。
研修とは,そもそもそうあるべきですね。
7月に入り,いよいよ本格的にそれが動き出す時期となりました。
私も教務主任の立場から,今年の研修がどのように進み,どのような成果をあげるのか,気になるところです。
そして,いよいよ事実上のスタートとなる研修の時間。
もし私が研修主任だったら,スタートとなるこの時間には,できるだけ綿密な計画を示すと思います。
ゴールに向けて,この1年どのような内容,方法,組織で研修を進めていくか。
加えて,目標や仮説,構想等も示し,理論的な部分の共通理解を図ることを優先するだろうと思います。
それにしても,今年の研修主任から事前に相談や打ち合わせがなく,私も管理職も
「大丈夫かな?」
という感じでいたので,誰も今回の中身を知りませんでした。
「今日は重要だ。どんな研修になるのかな…」
…意外な形でした。
私が想像していた「計画立案」的な中身は一切なし。
研修主任からは簡単な説明があっただけで,それ以降は
「では各学年で話し合い,さっそく始めてください。」
というものでした。
「え?始めてくださいって…?」
と思ったのは私だけではないようで,少しとまどいを隠せない感じの先生たち。
しかし,とりあえず係の指示通り,各学年は作業を始めました。
とはいえ大丈夫だろうか?
ちょっと不安に思った私は,黙っていられず研修主任に話をしにいきました。
「先生,これで大丈夫でしょうか?もっと…」
という私の話に,余裕の表情の研修主任。
「まず,いきなりやらせてみるのさ」
「?」
「そしたら,できないことを自分たちで見つけるはず」
「ほぉ」
「もっと必要な情報とか,理論的な部分とか,今回の研修でできることとできないこととか,そういったものが分かるでしょう。」
「なるほど」
「それが今回のねらいだよ」
「へぇ~」
「今回の研修の最後に,そういった声を各学年から出してもらって,それをもとに今回の研修の構想を立てていこうと思ってるよ。どう?」
どう?と聞かれても,うなずくしかできませんでした。
この研修主任なりの意図がしっかりあったわけです。
子どもの授業のように,研修も問題解決的な形で進めていこうとしている意図が。
これは私にとって新しい刺激になりました。
私だったら責任者としてできるだけのレールを敷くことに必死になっていたところを,この先生は,他の先生を主体として動かせる工夫を考えていたわけです。
研修とは,そもそもそうあるべきですね。