宿題の日記にも,今回の大地震のことを書く子が増えてきました。
一年生ながら,自分なりに思いを寄せていることを受け止めて,ほめてあげました。
この子たちには,まだ身近なこととしてはなかなか感じられないものかもしれませんが,自分が小学一年生のときに,こんな歴史的な震災が起きた事実と,そのときに自分も深く考えることがあったということは,これからもずっと記憶していてほしいです。
さて
小学校ではフィナーレとなる修了式まであとわずかですね。
どのクラスも,黒板にカウントダウンのカレンダーを掲げるなどして,指折り数えているのではないでしょうか。
どんどん少なくなっていく残り日数に,子どもが「学校が終わってほしくないなぁ」と惜しんでくれていれば,担任の先生としてはとてもうれしくなりますね。
今年一年の学級の充実が伺える,何よりの一言です。
残念ながら,逆の声を聞くこともあります。
「あ~早く春休みになってほしい!」
う~ん(笑)
担任の先生としてはさびしい声ですが,まぁ,子どもは長期休業が待ち遠しいというのは当たり前のことで,「そりゃそうだよね」ぐらいに受け止めておきましょう!
授業も各教科,「まとめ」に入ってきて,既習事項の確実な定着をめざして復習を繰り返したりします。
学級に置いていた子どもたちの各学習道具も持ち帰らせます。
棚からいろいろと引っ張り出して,持ち帰らせようとすると…
「あっ」と,気付くことがあります。
修了までに,購入させた教材はできるだけやってしまわせる!
これを忘れてたらいけません。
教材費を各家庭から徴収して,購入してもらっていたいろいろな教材があるはずです。
漢字ドリル・漢字スキル・計算ドリル・計算スキル・視写ノート・プリント集…
中には,欠席だった子にまだ作らせていなかった図工の教材が出てきたりも。
例えば漢字ドリルなんか,やらせていないページがたくさんあるままに持ち帰らせるのはまずいですね。
お金を出して購入した保護者の方にとっては,不満が出るのは当然です。
子どもにとっても,気持ちのいいものではないでしょう。
担任の先生からすれば,ドリルの中身も,授業で計画的に進めることができたページと,授業ではする予定もなかったページもあると思います。
でもそれは,先生のみが理解していることであって,子どもや保護者には伝わりません。
どのページもきちっとやってしまってこそ,わざわざ購入した甲斐があるというものです。
「あとはおうちでやっておきましょう」
なんて,苦し紛れの言葉も考えものです。
残り数日。
授業で時間をかけてするのが難しいのであれば,授業の課題が早く終わった子からどんどんドリルをさせるとか,朝の活動にさせるとか,できるかぎりさせたいですね。