小学生攻略法

このブログも10年目。久しぶりに担任復帰です。

私事ですが、喜びのご報告です。

2013-02-11 22:20:41 | 教師力UPの攻略法
私事ですが、我が家に新しい家族が増えました。
次女の誕生です。
妻の直感どおりの日に病院に駆けつけると、それから間もなく、病院の先生もびっくりするほどスムーズに生まれて来てくれました。
「ママがよほど上手に生んでくれたんだね。」
「赤ちゃんがおりこうさんに出てきてくれたんだね。」
無事に生まれてきてくれたことに、心から幸せを感じました。
まだ幼い長女が初めてその子に対面したとき、なんとも言えない気持ちになり涙が溢れました。
ママのお腹にいた赤ちゃんが生まれたということ、自分に妹ができたということ、まだよく理解できてはいないのでしょうが、新しい命を見つめたその横顔が、美しく、まっすぐでした。
これからは家族四人。
二人の子が大きくなるまでは大変なことの連続でしょうが、私はいい父親になれるようがんばろうと、改めて心に決めました。
妊娠中から出産まで、不満や弱音を何一つ言わなかった妻には、一層の愛情と尊敬の思いを抱くようになりました。
長い時間をかけて、感謝を伝えていくつもりです。
さて
私の仕事は学校の先生。
仕事の充実と、家庭の充実とは別なものではなく、つながっていると思っています。
仕事の充実は家庭の充実に支えられているし、家庭の充実は仕事の充実なくしてはあり得ません。
私がいつも大事にしているのは、
常に全体像を描くこと。
全体像は、自分の時間、自分の環境、そして自分の人生の全体像です。
今回の次女の誕生は、私の全体像に大きな変化を与えてくれました。
もちろん、それはいい変化です。
この変化を、どれだけ仕事や家庭に生かしていけるかは、私次第なのです。
まずは気持ちの面で前向きになること。
そして、この幸せを大きく膨らませていくための知恵と行動力を身に付けること。
それがいい父親ちなること、いい仕事人になるかとだと思っています。




他のクラスの子にどれくらい話しかけます?

2013-02-08 21:36:16 | 「教師-子ども」関係の攻略法
タイトルの問いに、私の答えは
「ほとんど話しかけない」
です。
廊下ですれ違ったり、昼休み外で遊んでいたりするときに、いろんな子に声をかけることはできるんでしょうけど、私は進んでしないタイプです。
だから自分のクラス、学年以外の子の名前はあんまり知りません。
うーん、なぜしないかと考えてみても、これといったもっともらしい理由もないのですが…
こればっかりは性格的なものでしょうか。
子どもに限らず、あんまり自分から人に声をかける方ではないです。
中には、自分からいろんな子に声をかけて回る先生もいますよね。
ある先生が、辞任式で
「僕と話をしたことがある人?」
と、全校児童に尋ねたら、全学年、ほとんどの子が手を上げたことがありました。
確かにその先生は、いつも明るくいろんな子に話しかけていました。
当時のうちのクラスの子たちの名前もたくさん知っていて、驚きました。
私にないものをもっている先生だと思いました。
子どもたちって、担任じゃない先生に話しかけられたことは、強く印象に残るようですね。
私も、珍しくたまに別のクラスの子に話しかけると、子どもはドキッとしたような顔や、照れくさそうな顔を見せます。
そして、数日後に
「先生、前、私に~って言ったでしょー」
と、嬉しそうに言ってきたり、ときにはその子のお母さんが、
「先生が話しかけてくれたって、喜んでるんですよ~ ありがとうございました~」
なんて言われたりすることもあります。
何気なく話しかけただけなのに、恐縮です。
こんな子や親の気持ちを考えれば、もっと自分からいろんな子に関わらなきゃって思わされます。
自分みたいなものが、話しかけただけで喜ばれるのは、ただ単に先生だからです。
その立場を、もっと普段から認識すべきだと反省させられます。



保護者に知らせてたらよさそうなこと、もうひとつ

2013-02-04 20:58:11 | 保護者への攻略法
これも思ってはいたんだけど実行したことは未だになかったというものなんですけど、
一年間に図工で使う「おうちのリサイクル道具」を、年度初めに知らせておく!!
これも、担任がしてくれたら助かるんじゃないかなーと思うのですが、どうでしょうか。
「おうちのリサイクル道具」とは、模型を作るための空き箱とかペットボトルとか… そういうものです。

図工には多いですよね。
図工に限らず算数や生活科でもありますね。
「来週使うから、おうちにあるのを持ってきてください。」
そう連絡するのですが、
「箱なんかこないだは全部捨てちゃったし…」
「1週間でそんなに箱なんか貯まんないよ」
「なんとかして箱準備しなくちゃ…」
そうなるおうちも多いのではないかと思います。
以前に、一年生をもったとき、砂遊びをするということで、使える道具を呼び掛けたところ、どう使うつもりだったのか、塩コショウのケースを持ってきた子がいました。
「中身どうしたの!?」
「昨日袋に移し変えたよ。」
その子のおうちでは、しばらく塩コショウを袋から出して使っていたと思うと、申し訳ない…
逆に「学校で使うことがありそうだから」と、箱なんかをおうちに山ほどストックしているところもありそうてすね。
それも使うことがなかったらまた申し訳ない。
4月の時点で、
「○月に~をするので、▲をとっておいてください。」
という感じで知らせておくと、親切じゃないかなと思います。



年度初めに保護者に知らせてたらよさそうなこと

2013-02-03 20:50:48 | 保護者への攻略法
こないだは1月分の学級費、教材費を徴収しました。
六年生は年度末に渡す卒業アルバム代を毎月分割で積み立てていくので、なかなか高額です。
だから徴収する前の週からお知らせをするようにしています。
「来週から集めますよー」
と。
お金の準備をするのも大変な家庭もあるでしょうから。
…あ、そうか。
だったら
年度初めに一年間の各月徴収額を知らせるとよい!!
んだと、今回気付きました。
…実は、今回が初めてじゃなくて、前にもそう思ったことはあったのですが、それを実行したことは、私は未だにありません。
それができれば、おうちの人とすれば、支払いの見通しが持てて少し助かるんじゃないかなーと、思うのですが、どうでしょうか。
もちろん、4月に来年までの徴収額を明確に出すのは難しいのですが、そこは昨年度の実績から「予定」という段階で示せばいいと思います。
実際は少しの差額は生じることはあっても、そこまで大きく違うことはないでしょうから。
私はありませんが、実際に当たり前にこうしている先生もきっといるんじゃないかなと思うのですが、どうでしょうか。
とにかく、この御時世です。
お金のことに関しては、どれだけ敏感になっても、なりすぎるということはないと思います。


子どもたちに任せる?任せない?

2013-02-02 13:32:41 | 学級生活の攻略法

本校では学習発表会がありました。

文化祭ともいえるものです。

運動会などに並んで、学校の大きなイベントの一つです。

うちはこの時期に実施されるもので、受け持つ6年生の子たちにとっては、卒業前の最後の思い出作りの場にもなりました。

さて、この学習発表会の出し物は各学年、学級で様々ですが、見ていると面白いものです。

明らかにどこかの台本をパクッてきた劇だろうな

〇〇先生は去年と全く同じ発表させてるなぁ。

このクラスは、かーなり練習を積んできてるね~

さすが〇〇先生のクラス。きっちり仕上げてきてるな

このクラスは、学習発表会は、あんまり重要だと思ってないようだね…

一般に見る人とは見方がちょっと違い、先生たちはどうしてもそんな目で見てしまいます。

今年も、例年通りいろんな発表があって楽しかったです。

我が6年生クラスはというと。

6年生としてはお決まりの劇をしました。

6年生の子どもたちによる自作の劇です。

みんなで話し合い、今年1年間の思い出を劇にしました。

6年生が学習発表会にのぞむということで、まず最初に考えたのは

子どもたちのイベントに、担任がどんなスタンスで関わるか!

ということでした。

「題目から台本まで担任が作り、みっちり指導する」

子どもたちが未熟な場合、そうする必要があるでしょうね。

もしくは、どうしてもやらせたいことが担任の中にある場合。

こうなったときは、担任の仕事量は多くなり、子どもたちはできるだけ担任の指導を理解して、それに従って動くことが望まれます。

自然と、子どもの「主体性」という面では、伸びは望めません。

が、作品のできばえとしては、ある程度高いものが期待できるでしょう。(担任の力量によりますが)

「題目など、おおまかなやりたいことは子どもたちに決めさせ、細かな台本は担任が用意する」

少し子どもたちに主体性を持たせる意味合いがあります。

が、台本づくりまで任せられないというとき、こうなるでしょう。

「題目から台本まで子どもたちに作らせてみるが、随時担任のチェックや直接指導が入る」

より主体性が強くなります。

が、担任の指導なしに先に進ませることはしません。

最後の監視役を果たします。

「基本的に、すべてを子どもたちに任せる」

頼もしい子どもたちの場合、こういったスタンスを担任がとることもできます。

もっとも子どもたちの主体性を信頼し、さらに伸ばしていこうとするやり方です。

成功すればいいものができ、それは感動的なものになります。

が、逆に失敗してしまう可能性もあるやり方です。

子どもたちがすることですから。

また、このスタンスは「放っておく」とは違います。

安全性は守られているか、人間関係は良好に保たれているか、計画的に進んでいるか、しようとしていることにモラルは守られているか、そういった目から見守る必要はあります。

大きくは、こういったスタンスの取り方に分けられるのではないかと思います。

大事なことは、どのスタンスが今の子どもたちに最適かを見極めること。

そして、決めたスタンスは可能な限り徹底して、一貫してやりとおすこと。

担任のスタンスがぶれてしまっては、子どもたちに混乱を与えることになりますから。

今年の私の場合、一番最後のスタンスのとり方に挑戦してみました。

きっとできると判断したからです。