「昭和は遠くなりにけり」より
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<男女平等度、日本114位で最低更新…中国の下>読売新聞2017年11月02日17時54分配信より引用
ダボス会議を主催するスイス・ジュネーブの研究機関「世界経済フォーラム」は2日、2017年版の世界の男女平等度ランキングを発表した。
日本は144か国中114位と、昨年より順位を三つ下げて過去最低を更新した。1~3位はアイスランド、ノルウェー、フィンランドと北欧勢が占めた。
ランキングは教育機会、健康、政治参加、経済活動の4分野で、男女格差や女性の参加率を指数化した。日本は健康の平等度が1位(昨年40位)、教育機会は74位(同76位)だったが、政治参加が123位(同103位)、経済活動が114位(同118位)と低かったことが響いた。
日本はランキングが始まった06年は80位だった。09年に75位まで浮上したが、日本の女性団体などからの指摘で101位に下方修正され、ここ2年は110位台まで下げた。
ランキングは東アジアの国が低くなる傾向があり、中国は100位、韓国は118位だった。
上記のニュースを見た後、下記のニュースを見ると、なんとも言えず複雑かつ不愉快な気持ちになるのは、私が捻くれ者だからだろか。
<女性支援のイバンカ氏基金 首相、57億円拠出を表明「世界中の女性たちが立ち上がれば…」>
産経新聞2017.11.3 11:55より一部引用
首相は3日午前、海外の女性指導者らを東京に招いて女性政策を議論する国際シンポジウム(女性版ダボス会議)の関連行事に出席した。あいさつでは、トランプ米大統領の長女イバンカ大統領補佐官が設立に関わった、女性起業家を支援する基金への5千万ドル(約57億円)拠出を表明した。
来日中のイバンカ氏も関連行事に出席して講演。5日のトランプ氏の来日を控え、友好ムードを演出した形だ。
首相は「日本は世界で女性活躍の旗を高く掲げ、強い指導力を発揮していく決意だ」と強調。女性起業家への期待を示した上で「イバンカ氏が主導した基金を強く支持する。世界中の女性たちが立ち上がれば、貧困をはじめ、世界のさまざまな課題は解決できる」と述べた。
これらのニュースを横目にしながら、日本初の女性総理大臣誕生の本「総理の夫」(原田マハ)を読んでいたため、本書が女性総理誕生を想定したxxxx年はいつのことかが無性に気になったのだが、当の初の女性総理大臣は、冠に’’女性’’がつくことを好んではいない。
「史上初 女性総理誕生へ」「史上初 最年少の女性総理誕生」「史上初女性総理 今日国会で指名」と書きたてる新聞紙面を、凜子総理は引っぱたくと、むすっとして『そもそも人類の性は男と女の二つしかないのよ。本来なら確率二分の一で女性が総理になるべきでしょ。それをいまさら』と言う。
これに対する、「総理の夫」である日和くんの言葉が、実に良い。
『僕は、女性が総理になったとは思わないよ』
『君が総理になった。これは必然だ。しかし、君は男性ではなかった。これは偶然だ。そうだろう?』
このような当たり前の事が、一体いつになれば、当たり前の社会になるのだろうか。
とは云え、多くの女性がそうであるように、本書でも、凜子総理が総理を続けることを断念せねばならない事態となるのは、女性ゆえの事柄によるものであったので、それを如何に乗り越えていくかまで描いて欲しかったと思うが、その先を読者自身が考えることも、より良い社会を目指すうえでは重要なのかもしれない。
ただ、先のニュースと本書を同時期に読むと、どうしても思い浮かべてしまう御顔がある。
調査を取り始めて以来、日本のランキングが最も高かった年は、2006年だ。
この年は、女性天皇誕生のための皇室典範改正を目前にした年であった。
だが、それが直前に頓挫し、その後は、世論調査で8割を超える「女性天皇誕生を望む」声を無きものにせんが為としか思えない敬宮様大バッシングが巻き起こったのだ。
2006年夏 当時まだ4歳だった敬宮様が突然「笑わない愛子様」バッシングされた日の あの大見出しの禍々しさは、今でも忘れることは出来ないが、あれ以降間断なく敬宮様へのバッシングが続けられている間ずっと、世界の男女平等度ランキングにおける日本のランキングは低下の一途をたどっている。
それを改善するために、札束で頬を引っ叩かなくとも、女性が輝く社会とお題目を唱えなくとも、歴史上もおられた女性天皇を戴く決意を世界に示せば、これほど明確なメッセージはない。
「私たち国民は、女性が天皇になられたとは思わないよ」
「敬宮様が天皇になられた。これは必然だ。しかし、敬宮様は男性ではなかった。これは偶然だ。そうだろう?」
こう胸をはって言える世の中になって欲しいと、切に願っている。
願う心に、一言の祈りを叶えて下さる神様の懐に咲く十月桜が輝いている。
十月桜の花言葉、神秘的な心・寛容
一言の祈りを叶えて下さる神様の懐に咲く、小春日和の桜
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<男女平等度、日本114位で最低更新…中国の下>読売新聞2017年11月02日17時54分配信より引用
ダボス会議を主催するスイス・ジュネーブの研究機関「世界経済フォーラム」は2日、2017年版の世界の男女平等度ランキングを発表した。
日本は144か国中114位と、昨年より順位を三つ下げて過去最低を更新した。1~3位はアイスランド、ノルウェー、フィンランドと北欧勢が占めた。
ランキングは教育機会、健康、政治参加、経済活動の4分野で、男女格差や女性の参加率を指数化した。日本は健康の平等度が1位(昨年40位)、教育機会は74位(同76位)だったが、政治参加が123位(同103位)、経済活動が114位(同118位)と低かったことが響いた。
日本はランキングが始まった06年は80位だった。09年に75位まで浮上したが、日本の女性団体などからの指摘で101位に下方修正され、ここ2年は110位台まで下げた。
ランキングは東アジアの国が低くなる傾向があり、中国は100位、韓国は118位だった。
上記のニュースを見た後、下記のニュースを見ると、なんとも言えず複雑かつ不愉快な気持ちになるのは、私が捻くれ者だからだろか。
<女性支援のイバンカ氏基金 首相、57億円拠出を表明「世界中の女性たちが立ち上がれば…」>
産経新聞2017.11.3 11:55より一部引用
首相は3日午前、海外の女性指導者らを東京に招いて女性政策を議論する国際シンポジウム(女性版ダボス会議)の関連行事に出席した。あいさつでは、トランプ米大統領の長女イバンカ大統領補佐官が設立に関わった、女性起業家を支援する基金への5千万ドル(約57億円)拠出を表明した。
来日中のイバンカ氏も関連行事に出席して講演。5日のトランプ氏の来日を控え、友好ムードを演出した形だ。
首相は「日本は世界で女性活躍の旗を高く掲げ、強い指導力を発揮していく決意だ」と強調。女性起業家への期待を示した上で「イバンカ氏が主導した基金を強く支持する。世界中の女性たちが立ち上がれば、貧困をはじめ、世界のさまざまな課題は解決できる」と述べた。
これらのニュースを横目にしながら、日本初の女性総理大臣誕生の本「総理の夫」(原田マハ)を読んでいたため、本書が女性総理誕生を想定したxxxx年はいつのことかが無性に気になったのだが、当の初の女性総理大臣は、冠に’’女性’’がつくことを好んではいない。
「史上初 女性総理誕生へ」「史上初 最年少の女性総理誕生」「史上初女性総理 今日国会で指名」と書きたてる新聞紙面を、凜子総理は引っぱたくと、むすっとして『そもそも人類の性は男と女の二つしかないのよ。本来なら確率二分の一で女性が総理になるべきでしょ。それをいまさら』と言う。
これに対する、「総理の夫」である日和くんの言葉が、実に良い。
『僕は、女性が総理になったとは思わないよ』
『君が総理になった。これは必然だ。しかし、君は男性ではなかった。これは偶然だ。そうだろう?』
このような当たり前の事が、一体いつになれば、当たり前の社会になるのだろうか。
とは云え、多くの女性がそうであるように、本書でも、凜子総理が総理を続けることを断念せねばならない事態となるのは、女性ゆえの事柄によるものであったので、それを如何に乗り越えていくかまで描いて欲しかったと思うが、その先を読者自身が考えることも、より良い社会を目指すうえでは重要なのかもしれない。
ただ、先のニュースと本書を同時期に読むと、どうしても思い浮かべてしまう御顔がある。
調査を取り始めて以来、日本のランキングが最も高かった年は、2006年だ。
この年は、女性天皇誕生のための皇室典範改正を目前にした年であった。
だが、それが直前に頓挫し、その後は、世論調査で8割を超える「女性天皇誕生を望む」声を無きものにせんが為としか思えない敬宮様大バッシングが巻き起こったのだ。
2006年夏 当時まだ4歳だった敬宮様が突然「笑わない愛子様」バッシングされた日の あの大見出しの禍々しさは、今でも忘れることは出来ないが、あれ以降間断なく敬宮様へのバッシングが続けられている間ずっと、世界の男女平等度ランキングにおける日本のランキングは低下の一途をたどっている。
それを改善するために、札束で頬を引っ叩かなくとも、女性が輝く社会とお題目を唱えなくとも、歴史上もおられた女性天皇を戴く決意を世界に示せば、これほど明確なメッセージはない。
「私たち国民は、女性が天皇になられたとは思わないよ」
「敬宮様が天皇になられた。これは必然だ。しかし、敬宮様は男性ではなかった。これは偶然だ。そうだろう?」
こう胸をはって言える世の中になって欲しいと、切に願っている。
願う心に、一言の祈りを叶えて下さる神様の懐に咲く十月桜が輝いている。
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